講談社文芸文庫について語ろう2冊目 [無断転載禁止]©2ch.net
近所の図書館はベストセラーしか置いてないから使わない >>273
文芸誌とか絶版の本とか、読まれないんですか。 絶版の本が「汚くなったから」という理由で
廃棄本コーナーにあったのをもらってきたことがある 図書館叩きスレを作ればいいんじゃないかな。
文芸文庫の話をしよう。 講談社文芸文庫が廃刊したら、「文学は終わった」って心を込めて言えるよな。 明治以降の近代文学がおわり、新しい文学が起こりつつある時代
だからどっちも正しい 新しい文学が起こりつつあるのは本当に本当なんですか? >>284
現在進行中だから、花が咲くか途中で枯れてしまうか不明。
作品は書かれているんだから期待してもいい。
しかし経済と同じで長期低迷時代に入っているような気もする。
文化にも興隆と衰退のサイクルがあるような気がする。 >>286
過去の文学をきちんと咀嚼した上で新しい文学を作って欲しい、と僕は今の作家たちに対して思います。中上健次も言ってました。反発しても軽蔑してもいいから、とにかく一度は通過して欲しい、みたいな事を。 2016年05月01日(日) 村上龍 「こんな小説は書けない」と村上龍を打ちのめした傑作短編集講談社文芸文庫・私の一冊
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48472
このエッセイのために、久しぶりに各短編を読んでみた。だが、今読み返すと、何かが違う気がした。
何なのか、最初わからなかった。南紀州の無頼の男と流れ者の女の性行為が執拗に描かれる、という風に評されている。
だが「南紀州」ではなく「近畿・紀伊半島南部地方」と記すと印象が違ってくる。
「無頼の男」だと、どことなくかっこいいが、「低学歴の肉体労働者」「貧困層」などと表現すると、インパクトがなくなる。
「流れ者の女」だと、訳ありの艶っぽい女が目に浮かぶが、
「無職・住所不定でセックス依存症の女」と記すと、精神が不安定で貧相な女を想起してしまう。
さらに「性行為」ではなく、今風に「エッチ」だと、『水の女』の衝撃は完全に違うものに変質する。
違和感の正体は、中上健次が描き出した世界はもう存在しないということだった。
ただし、だから作品として価値が薄れるということではもちろんないし、
また、消滅した世界だから後世に残すという新しい価値が生まれるというわけでもない。
『水の女』は、時代に関係なく「自律」して存在している。性行為の描写は独特で、冷酷な印象もあるし、優しさも感じる。
登場人物たちの行為は「エッチ」ではないし、「セックス」とも違う気がする。
中上健次は「交接」という言葉を使っているが、問題の核心は、性行為を表す言葉ではない。
「冷酷さ」と「優しさ」が溶け合っていて判別がつかない性愛、それが『水の女』の最大の魅力だということだ。
最初に読んだとき、畏怖の念に打たれた。
すごいと思い、こんな小説は自分には絶対に書けないと、打ちのめされたような気分になった。
だが、しばらくすると、自分もこういう小説を書いてみたいと思うようになった。
「こういう小説」というのは、冷酷さと優しさが溶け合って、精神の「闇」が魅惑的に浮かび上がってくる、そんな作品だ。
まったく別の方法論、文体で書こうと決めて、数年後、わたしは『トパーズ』という連作短編を書きはじめることになる。 / ̄ ̄ ̄ ̄ \ =ャ=ャ =ャ=ャ
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/ \ 講談社文芸文庫ベスト10
(順不同)
花田清輝『復興期の精神』
野坂昭如『人称代名詞』
田中小実昌『アメン父』
磯田光一『思想としての東京』
岡本太郎『原色の呪文』
橋川文三『日本浪曼派批判序説』
小島信夫『美濃』
メルヴィル『白鯨』
藤枝静男『愛国者たち』
後藤明生『首塚のアドバルーン』
http://ask.fm/hahaha8201/answers/136362627851 白鯨って他の文庫にも出てなかったっけ?
それよりも野坂昭如ってやっぱ評価高いのね。
火垂るの墓積んでるわ。 そうなんだ、よく見るけど面白いんかな。
ブンゲーブンコは欲しいのあって金が足りんわ。 同じ著者のものが新潮文庫は半額で買える、買うのは新潮文庫、借りるのは文芸文庫 1998-03-01 若い読者よ! 柄谷行人厳選50冊
http://d.hatena.ne.jp/sasaki_makoto/19980301
講談社文芸文庫 創刊10周年記念
単純な生活 阿部 昭/終りし道の標べに 安部公房
紫苑物語 石川 淳/思想としての東京 磯田光一
漂民宇三郎 井伏鱒二/由熙 ナビ・タリョン 李良枝
雨の音 宇野千代/桜島・日の果て・幻化 梅崎春生
白い人・黄色い人 遠藤周作/成熟と喪失 江藤 淳
妖・花食い姥 円地史子/万延元年のフットボール 大江健三郎
三匹の蟹 大庭みな子/中原中也 大岡昇平
日本近代文学の起源 柄谷行人/絶望の精神史 金子光晴
浅草紅団・浅草祭 川端康成/抱擁家族 小島信夫
不意の声 河野多恵子/信長・イノチガケ 坂口安吾
夕べの雲 庄野潤三/贋学生 島尾敏雄
自由の彼方で 椎名麟三/司馬遷 史記の世界 武田泰淳
魯迅 竹内 好/さようなら、ギャングたち 高橋源一郎
黒髪・別れたる妻に送る手紙 近松秋江/光の領分 津島佑子
波うつ土地・芻狗 富岡多恵子/仮想人物 徳田秋声
熊野集 中上健次/村の家・おじさんの話・歌のわかれ 中野重治
中原中也全詩歌集 上・下 中原中也/光と風と夢・わが西遊記 中島 敦
暗い絵・顔の中の赤い月 野間 宏/祭りの場・ギヤマンビードロ 林 京子
七・錯乱の論理・二つの世界 花田清輝/水 古井由吉
田紳有楽・空気頭 藤枝静男/横しぐれ 丸谷才一
蜜のあわれ・われはうたえどもやぶれかぶれ 室生犀星/われ逝くもののごとく 森 敦
ガラスの靴・悪い仲間 安岡章太郎/暗室 吉行淳之介
西行論 吉本隆明/上海 横光利一
戦艦大和ノ最期 吉田 満/サハリンへの旅 李恢成
響きと怒り フォークナー 高橋正雄訳 ゲンイチロー・タカハシ先生の作品が入ってて安心した。 そのまま『靖国通り』に出て、まずは西側方面へ。
「山陽堂書店」(2013/09/03参照)店頭箱に300円で講談社文芸文庫が放出されているのを発見し、
「氏神さま・春雨・耳学問/木山捷平」「白い屋形船・ブロンズの首/上林暁」の二冊を計602円で購入する…この二円は何だろう?
http://furuhonya-tour.seesaa.net/archives/20160502-1.html 文芸文庫は買いもしないし借りもしないが、家に結構あるな。
何故かは分かるよな? 「若い詩人の肖像」伊藤整
「雪女」和田芳恵
「夜の靴」横光利一
「おせい」葛西善蔵
「冬の宿」安部知二
「いのちの初夜」北條民雄
「落穂拾い」小山清
「水」佐多稲子
「美しい女」椎名麟三
「補陀落渡海記」井上靖
「萩のもんかきや」中野重治
「婉という女」大原富枝
「山之口貘詩集」
「幻化」梅崎春生
「対馬まで」金達寿
「世の中へ」加能作次郎
「霧の中」田宮虎彦
↑
名作だよ。
講談社文芸文庫であるから読んでみ。 行きつけの図書館には文芸文庫がほとんどそろっているけど、
そうするといつでも読めるという心理が働いて読みたいという気持ちが起こらないんだな。
読書のためには飢餓感が必要だ。本がない人が羨ましい。 コンプ欲について
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人の心理として、シリーズ物はコンプ(コンプリート)すると気持ちが良いというのはあると思います。
特定の演奏家による交響曲集など連番ものや、
◯◯三部作とかのようなものは、買い揃えると満足感も生まれることでしょう。
みなさんは
収集しているうちに残り枚数が少なくなってきて、もう少しでコンプリートの状態になったら興味のない曲でも買ってしまいますか?
それとも、気に入らない演奏があったら「そんなものはいらない」と、手持ちのライブラリーが歯抜けになっても気になりませんか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1489934204
そういうのは全くないですね〜
CDでも何でも、コンテンツが好きだから買うって感じ
好きなじゃければ買わないし
そもそも物をコレクションとかしないし
男性はなんかそういうの好きな人多そうですよね(笑)
ウルトラマン(古)とか、ビックリマンチョコ(古)とか
なんだかんだ収集したがる人多いですよね 僕の行きつけの大森西図書館には文藝文庫は死霊しかありません。 文芸文庫を買う人の気が知れない。
私的には、吉田健一の未収録エッセーをあつめたんがあるが、あれだけは絶版になる前に
買う価値がある。古書としても値上がりが期待できる。 大江のフットボールが1800円ぐらいするのは本当にキレそうになる 大江の叫び声も短編並みに短いからあとがきと解説と年表いれて無理矢理ページ増やして1000円以上とるとか舐め過ぎ 欲しい物ならある程度の金ぐらい出せるだろ。
出せないって事は、そこまで欲しくないって事だ。 そりゃ1冊なら買っちゃうけど他に欲しい本ある中だと迷うわな
どうしても「これ買うお金であれ2冊買えるー」とか考えちゃうわけで ./ \Yノヽ
/ ( )( )ヽ
/ ⌒`´⌒ \
| , -) (-、.|
l ヽ__ ノ l |
\ / 部数が見込めないので
単行本並みに高くて
雑誌並みに紙質悪くても仕方ない 劣化が激しいのは河出と幻冬舎、講談社文芸文庫だな。
そのあとに中公、筑摩、角川って感じ。 印刷面は読みにくいくせに、カバーだけは立派、
厚化粧の、オールドミスみたいだ。 >>315
そんな最高な図書館あるんですか。その町に住む理由になるわ。 ネトウヨはあまりにもダサいから、そういう奴が文学板で大きな顔をしてると板のレベルが下がるから書き込まないで欲しいんだよね。 行きつけの図書館がどういう蔵書を持っているか、知的生活を左右する
問題である。年金生活にも影響する。 貸出実績の数字狙いのベストセラーばかりで
図書館なんか廃止しろといいたくなる 30万人ぐらい規模の市だけど
読みたい本は8割ぐらい図書館で事足りる
最近借りたのは
『ニューヨーク革命計画』 ロブ=グリエ
『パリ日記』 ユンガー
古書価が高くて場所を取る上にこの先読み返す事もないだろう、みたいな類いの本を
図書館で借りる事が出来るのは本当にありがたい
でも、文芸文庫は手触りが好きだから買ってる 講談社文芸文庫を多くの図書館が軽く見ている事については批判すべきだと思うよ。改めて言うが、内容を吟味せずにすべてを購入しろ。内容を吟味する能力やリソースがあなたたちにないのは明らかだ。 所蔵しているハードカバーや全集と重複している場合は省いてもいいかな。文芸文庫の恩恵にすべての国民があやかれるようにするべき。それが図書館の存在意義だろ。 40万の市だけどこんな本が!と、ゆうのも、図書館にあるね、
最近借りたのは、野口武彦『王道と革命の間』、古書では目が飛び出るほど
高い。好い図書館のある町に住みたい。 >>327
>大江のフットボールが1800円
昔は普通の文庫並の価格で講談社文庫で出ていた、グリーンのカバー、
それが文芸文庫になると、単行本並の価になる。
文芸文庫はアベノミックスに貢献している、大体出版界はインフレ傾向、
しかし本が売れないのは本の質が劣化しているため、新刊の小説に読むべきものは
ほとんどない、文芸文庫は昭和文学の落穂拾い。 石川淳の短編作品なんか、文芸文庫くらいでしか読めんだろ。 俺は文芸文庫を買おうかという場合アマゾン等で単行本の古書と比較する
基本古書は苦手なのだが
初版未読格安などというものがあり
得した感がハンパない場合もある 文庫は買うけど、二千円近くする単行本を買う気が起こらない。
数年待てば安い文庫になるし。 ページをめくっていると見開きのど真ん中から噴水が
水芸文庫