X



トーマス・ベルンハルト(Thomas Bernhard) [無断転載禁止]©2ch.net
0009吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/27(日) 21:21:33.87
960 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/24(木) 17:42:08.32
やっと届いた!(^O^)
楽しみですわ。今月中に上巻を読み終えたい
http://uproda.2ch-library.com/9232518Tx/lib923251.jpg

963 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/24(木) 19:51:58.21
>>960
えっ、ものすごいネタじゃね?なんで2冊買ってるのwwwwww


977 名前:吾輩は名無しである [sage] :2016/03/26(土) 07:18:58.16
トーマス・ベルンハルト
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88
0011吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/27(日) 21:22:30.90
978 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 10:33:21.38
DER DEUTSHE MITTAGSTISCH 1978年 Thomas Bernhard (1/2)

時間をいただかなくてはならない
食べる前に、考えて欲しい
私たちの母のことを
そして彼女の母のことを
その母の母のことを
私たちの母のことを

私たちの革命は死に絶えた
このようなスープを飲めることはもうない

もはやジャガイモはない
ドイツのどこにもジャガイモはなくなった

誰もが発癌の恐怖におびえている間に

そしてNATOの早期警戒管制機(AWACS)だ

新しいドイツ大統領は
ナチだ
そして前のドイツ大統領も
ナチだ

ドイツ人はみなナチだ

政治の話はおいて、スープを飲んで

全てのスープにナチが隠れている
ナチのスープ、ナチのスープ、ナチのスープ
0012吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/27(日) 21:22:59.32
979 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 10:35:03.73
DER DEUTSHE MITTAGSTISCH 1978年 Thomas Bernhard (2/2)

そこにあなたの帽子もナチの帽子でしょう
あなたはナチの帽子をかぶっている

ナチの帽子
ドイツの父のナチ帽

私たちは恥じねばならない
神よ、恥じねばならない
前大統領ヴァルター・シェールのように、シェールのように、シェールのように
そして現大統領カルステンのように、カルステンのように、カルステンのように

そうでなくてはならない
円卓についているだれも、麺入りスープにナチスを見ない
この毎日食卓に乗るおいしいナチスープ

愛するあなた、話を聞いて
いまやドイツには麺すらもない、ナチスだけを除いて
麺を買うことも出来ない、未だにナチスからを除いて

未だにナチスはあふれている
何を料理してもナチスがあふれ出すがわたしはそれになにもできない

母さんを休ませて

最後にはあなたたちはみんなナチスのスプーンで食べる
0013吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/27(日) 21:23:27.97
984 名前:吾輩は名無しである :2016/03/26(土) 16:09:01.63
>>980 >>981
こういう日本語になってない短い戯曲(Dramolotte)が傑作だらけなんだよ
気に入ったらぜひ「消去」や最近新訳のでたインゲボルグ・バッハマンの「三十歳」(岩波文庫)とか買ってみておくれ
背景はあんまり書かないけど、2代続けてドイツの大統領がSSや元ナチス疑惑があり、再軍備にむけて進行していくドイツ
オーストリアの作家がこういう戯曲を書いて、実際に国立劇場で上演して発禁を食らう
言葉の本当の意味で体制転覆の危険な作家扱いされていた
人間嫌いでウイーン嫌いでカフェ嫌いでありながら毎日カフェの決まった席に座り、自分に語られるのでない言葉に耳を傾け続けた
情報を収集すればするほど拡散していくイメージを自己に溜め込み、呪詛を吐き出し続ける
https://www.youtube.com/watch?v=bSWTq4-rnvg
Thomas Bernhard - "Der deutsche Mittagstisch" in Zell am See
0014吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/27(日) 21:23:57.71
991 名前:吾輩は名無しである :2016/03/27(日) 01:37:35.18
ベルンハルトの自伝五部作は、決して長くはないんだけど翻訳は結構先だと思うよ
とにかく訳しにくい文体だし。

Thomas Bernhard 「Ja」 (1978年) 冒頭
「スイスと彼の女性の友人が不動産業者モリッツの家に現れたのは、ちょうどその時、私が初めて、
モーリッツに私の感情的、精神的な病気の症状を概説し、徐々にそれらを科学的に解明しようとしていただけでなく、
当時おそらく最も近い人だったモーリッツの家に行って、全く突然に、最も冷酷な方法で、私の内部の秘密を、
たんに病的にというよりも完全に病気に取り付かれた方法で、そのときまで彼は表面的にしか知らず、
それゆえそのときまでは、何らかの形で警告するものがあったにせよ、
過度にいらいらすることもなかった私の内部の存在を明らかにしてしまう、それによって不可避的に彼に、
突然の非常に残虐な私の事業によって驚き、ぎょっとさせることとなり、その事実によって、その日の午後に、
私は完全に覆いを剥ぎ取られ、さらけ出し、丸10年にわたるモーリッツとの知己と友情にわたって、隠し通してきたこと、
実際にその期間にわたって私は数学的な計算の元に隠し通してきたこと、
彼に(そして哀れむ価値のないことに私自身に対してまで)いつも隠し通してきたこと、それも彼、モーリッツ、
ごく僅かに私の内部を見ることでも、根本的に彼を恐れさせるであろうが、
私はその内部のメカニズムを暴露させることで彼から向けられる恐怖を認めたくなかった、そのメカニズムの暴露は、
その午後に、もちろんその天気にも影響されたのだが、実行に移され、そして徐々に、その午後に、わたしは、
まるでほかの選択を持っていなかったかのように、まったくの突然にモーリッツに精神的な強襲をしかけ、
私に関わる全てをさらけ出し、隠すべきこと全てをさらけ出し、明らかにするべきこと全てを明らかにすることになった

ここまでがセミコロンでまだ続いてあと1ページほど一つの文で延々続く
最初のピリオド見つけて安堵したらまたしばらくない、ひたすら入れ子構造の文が延々関係代名詞使ってつながっていく
レスを投稿する


ニューススポーツなんでも実況