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ロバというのは英語ではdonkeyだけれども、assという別名もある
学名もasinusなのだけれども当然悪口にも使われる

それとは別に、両性具有というのはローマ神話の世界でロバの頭と人間の体を持った神様がいることによる
これをパレース神(PALES)と言うのだけれど、4/21にパレリア祭りと言う形でヨーロッパでは息づいている
またローマのパラティヌス丘の名もパレースよりとったものである。
この丘では古代のパリーリアの祭が毎年行われ、パレース、あるいはパッラス(Palladium.)の儀式が祝われた。
パレースの性別については、いくつか異説がある。一説には彼はセト、あるいは牧神パーンのような、男根に似た形のロバの頭を持つ豊穣の精であるという。
他の説では、パレースは女性で、ディヴァ・パラトゥア(パラティヌスの女神)の名のもとに、ウェスタの乙女が偽装した姿であるという。
この両性具有の神の神殿が、「宮殿」palaceという語の起源となった。
彼(彼女)の祭は、ロバの頭の仮面をかぶった祭司たちによって、キリスト教時代になってからも数世紀の間、定期的に行われた。

ロバの特性の頑固、ということ、救世主がロバに乗ってやってくるというユダヤの神話、同時にけがれた動物としてのイスラムとユダヤの伝承なんかもある
アナロジーとしては非常によく利用される動物だな