>>287-288
日本軍の慰安婦制度への考え方は、人間をどう見るかの試金石だ。
慰安婦制度とその強権的な運用は、事実として否定のしようもないし、現代の価値観、あるいは当時の欧米の価値観からは許されるものではないことは確かだ。
吉田氏の証言が、虚偽や妄想であったかどうかということとはなんの関係もない。

日本軍がシステム化した皇軍慰安婦制度は、特攻制度と同様に、日本人の人権意識の遅れというだけではなく、人間を物としてしか見ない面が日本の風土に根強くあるということを象徴している。