不倫は当事者間の問題だから民事訴訟の対象なわけで、悪イコール刑事罰という判断は短絡的過ぎる。

世の中には真面目な人間と不真面目な人間がいて、真面目な人間は集団に貢献する傾向が強く、
不真面目な人間は私的欲求を優先させる傾向が強い。
だから、不真面目同士のカップルなら厳罰化など望まないだろうし、少なくとも片方が真面目なら、
罰則が軽すぎることによる社会秩序、家庭内秩序の崩壊に危機感を覚えることだろう。

不倫は民事訴訟の対象であるだけでなく、公務員や会社員の場合には懲戒処分の対象にもなるくらいで、
社会的にかなり厳しい見方がなされる。少なくとも不倫を行う個人は集団としての規範意識に欠ける、
公務員会社員としての不適格者とみなされるわけだ。会社の場合には取引先との信用問題に関わって
くるだけに、社会の共通認識は重要なものになる。

昨日の「女の不倫はすべて夫のせい」というマジキチは論外として、不倫を容認する度合いが
強い個人ほど社会規範意識が希薄な堕落者だと見ることができる。少なくとも、刑法の縛り以上に
行動規範が求められる官公庁や会社組織において懲戒処分の対象になる以上はね。

不倫を容認するバカは、サラリーマンにすら不適格な堕落者なんだよ。もちろん現実には散々
やらかすバカなサラリーマンは少なくないけどね。