純文学5誌総合スレ第61巻目 [無断転載禁止]©2ch.net
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純文学5誌総合スレ第60巻目
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主に「新潮」「群像」「文藝」「文學界」「すばる」に掲載された作品について語るスレです。
「早稲田文学」「三田文学」「江古田文学」「太宰賞ムック」
「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」「たべるのがおそい」掲載作品の話題も可です。
新人賞受賞作 芥川賞受賞作を各論で批評することもOKです。
文芸誌の感想は、書いても書かなくてもOKですが、あるとなお可です。
受賞作決定前の候補作の批評は普通に本人・出版社工作員のステマと見做されますから気をつけてください。
文芸誌の話題にとどまらず、新人賞選考委員の評価・クレームなどもOKです。
さらには文学のありかた、これからの文学は、そもそも文学とは? といった総論や大きなテーマも歓迎です。
応募者の小説のUPや、その感想を書いたり、推奨されていた「まだ見ぬ新人へのエール」は、荒らしが横行しているため基本的にNGとします。
れつだん先生をはじめ、ワナビやKindle作家の話題は禁止です。
多くの人が理解しうる言葉で書き、有益な議論のできる空間にしましょう。 【文芸時評 東京新聞】
ミヤギフトシ「アメリカの風景」 村上春樹『騎士団長殺し』 佐々木敦
さる二月に例によって鳴り物入りで発売された村上春樹の新作長編『騎士団長殺し』について、
文芸各誌が評論を載せている。『新潮』が椹木野衣(さわらぎのい)と上田岳弘(たかひろ)
(同誌は先月号にもいしいしんじが長めの書評を寄せていた)、『群像』が清水良典、
『すばる』が杉田俊介、『文学界』が小山鉄郎と鈴村和成と山崎ナオコーラと佐々木敦、
『文藝』は通常の書評枠だが田村文(あや)と、さながら『騎士団長殺し』論バトル・ロワイヤル状態である。
自分も「参戦」しているので滅多(めった)なことは書けないが、さすが村上春樹というべきか、
論者によってかなり異なった読みが開陳されていて、あらためてこの国際的人気作家の多面性を思い知らされた気がする。
文学界新人賞受賞作の沼田真佑(しんすけ)「影裏(えいり)」(『文学界』5月号)が、思いのほか読み応えのある秀作だった。
医薬品を扱う企業の岩手支店に勤める三十過ぎの男性である「わたし」が、もとは同じ職場で、
たびたび二人で釣りに出かけたりするほど親しかったのに、先方が転職して以後はあるきっかけから疎遠になっていった男が、
どうやら思っていたのとはかなり異なる人間性を持っていたということを、東日本大震災をきっかけに知ることになる、
という話だが、新人にしては相当に達者な文章で綴(つづ)られる清冽(せいれつ)な風景と
魅力的な釣りの描写に気を取られていると、「わたし」の以前の恋人が性同一性障害者の元男性であることが
極めてさりげなく述べられたり、日浅というその友人の悪(あ)しき「正体」を語る実の父親が披露するエピソードが、
一体どういうことなのかさっぱりわからないものだったり、そもそも「わたし」が日浅に抱く感情が (続)
どのような類いのものなのかも定かではなくなってきて、この小説は読み進むほどにさまざまな引っかかりを生じさせ、
意外なまでの深みと広がりを獲得してゆく。
選考委員の何人もが選評で触れている「そもそもこの日浅という男は、それがどういう種類のものごとであれ、
何か大きなものの崩壊に脆(もろ)く感動しやすくできていた」という実に印象的な一文も、
その意味するところはひと通りではない。派手さは皆無だが、行間を読ませる術に長(た)けている。
遅れてきた「ポスト3・11小説」としての佇(たたず)まいも慎(つつ)ましく、かつ大胆である。第二作が楽しみだ。
新人賞受賞作ではないが「初小説」と銘打たれているミヤギフトシの「アメリカの風景」(『文藝』夏号)も良かった。
ミヤギは彼自身のアイデンティティーと深く結びついた沖縄の米軍基地とセクシャリティを二つの大きな主題として、
写真や映像、オブジェ、文章などから成る一連の作品で注目されてきたアーティストである。
限りなくミヤギ自身を思わせる「僕」が、ニューヨークの友人ニルスのアパートで音楽を聴いたり映画の
ビデオを観(み)たりしている二〇〇五年を語りの現在時として、那覇の泊で通っていた小学校で出会った
「薬くん」ことクリスと、クリスとは対照的な性格に見えたジョシュという双子の兄弟との、
その後とびとびに続いた交流を思い出す。 >>127
たべおそ、クオリティーも売上げも五大誌より上だけど、発行が年2回じゃあねえ。
並ぶのは難しいっしょ。 やっぱそうか
文化的なen-taxiってポジションな 正直、モンキーとか食べおその方が五大誌より面白いわ 文芸誌も毎月はいらないんだよね。季刊誌くらいがちょうどいい。 >>128
乙です。ガラケーだから全部貼ってくれると助かる。 231 名前:ポッポ ◆OYi3NJFYH5Qt [sage] 投稿日:2017/05/01(月) 20:02:02.90
色々あって、あのスレには二度と書き込まない。
あのスレの住人の機能というのは権威を追認することでしかない。
昨年の芥川賞のことだが、彼らはまるでなかったことにしているが「コンビニ人間」のスレでの予想は最下位であった。
しかし今では彼らにとって「コンビニ人間」は名作らしいから(笑)何というか大したものだ。 早稲田文学の表紙が出てる。
円城、上田はあちこちに書いてるな。 高橋弘希のTwitterが非公開になってるね。
なんかあったのかな。 え?たべおそってそんなに売れてるの?
地元のTSUTAYA(それなりに大きい)では最新号は入荷すらしていないのに。
紀伊国屋とかジュンク堂なら入っているが。
TSUTAYAなどは芥川賞の流れでバックナンバー1冊だけだ。芥川賞ブランドは強い。 >>140
都内某個人書店で平積みで売っている。
今村夏子効果かな。今回は小川洋子や最果タヒの名もあるし。
ブックオフでも買い取り価格がかなりいい。 売れているか売れていないかでいえば、当然売れていないよ
物好きしか買わないから 朝日新聞の時評では、今月は一作も文芸誌に載ってる創作が取り上げられていなかった。
エンタメ作家の本を紹介するとは
<今月の注目作>
●相場英雄『不発弾』(新潮社)
●薬丸岳『ガーディアン』(講談社)
●森絵都『出会いなおし』(文芸春秋) おもしろい小説が載らなくなった。
同じ人しか書いてないし。
エッセイとかなら他でもいいじゃんとか思う。 文芸誌買うのやめた。
図書館で十分。
そのかわり、単行本買うわ。
作家さんに少しでも印税が入ればいいな、と思う。
出版社の人はどうせ高給取りだから、別にいいよね。 出版の意味や表象を問わないと、どん尻賞金稼ぎになるからなあ。 賞金でもそれなりのというか、合う企画がないと肌や体格の崩れがなあ。 お、群像の表紙が出ている。
高橋弘希の200枚きたな。 高橋弘希はあちこちの文芸誌で書いてるね。
売れっ子や。
専業で食べてるのかな。 もう文芸誌買わないで図書館で借りてるけど、明日発売の群像買うかな。 合評の意識のりぼんのとこ読みたいわ。
プロはどう読んだのかな。 >>152
デビューが鮮烈すぎて、あとが追い付かない感じ。
上手いんだけどね。
それにしてもサンデーピープルってタイトルがひどいな。
去年の夏に群像に掲載された短編はとてもよかったのに。 >>139
前に乗っ取られたからじゃね
海外通販のサイトを連投しててワロタ >>156
そうなのか。
いろいろ大変だな。
さて、そろそろ書店へ行こうかね。 とりあえず群像だけ買ってきた。
この土日でどっぷり読むw >>143
朝日のその時評は、エンタメ。純文学の時評はこっち
新年度からフォーマット変わった。
http://digital.asahi.com/articles/DA3S12913326.html?rm=150
●今村夏子「星の子」(小説トリッパー春季号)
●沼田真佑「影裏」(文学界5月号)
が、注目作とのこと。書いてるのは今月から磯崎憲一郎 しかし、例えば純文学作品を読んだことがない一般人が>>159の磯崎の評を読んでも、純文学を読みたいとは考えないだろう、と思ってしまう。
沼田はまだ新人だからこれからどうなるかわからないが
今村はもう何作も書いているにも関わらず一般的には完全に無名だ。
この状況をなんとかしない限り、純文学はジリ貧になって終わると申し上げたい。 >>161
芥川賞、直木賞、本屋大賞。
一般人に名を知られるならこのへんの賞で話題になるかテレビドラマ化してヒットするか、くらいしかない。 >>155
あの年代で戦争文学を書いたのが目新しかったというだけのような気もするけどね >>165
それは純文学作家として当然持っていないといけない 『日曜日の人々』高橋弘希、読了。
これは芥川賞はないな。候補はわからん。
相変わらず内容が死を扱っていて重苦しい。途中で読むのがしんどくなった。
最後ちょっと救いがあるっぽい感じで終わるのはよかったかな。 ◆石井吉徳東京大学名誉教授「メタンハイドレートは資源ではありません」
「メタンハイドレートにダマされるな」 週刊文春2013年4月4日号
http://oilpeak.exblog.jp/20216160/
http://oilpeak.exblog.jp/20280892/
メタンハイドレートの実用化は科学的に不可能です
メタンハイドレートは毎年100億円(過去20年間)の予算が落ちるおいしい利権です
毎年100億円×過去20年=2000億円以上の税金の無駄使い
「ユダヤ人がメタンハイドレートの実用化を邪魔してるーーー」とか言ってる人は無知な人
青山繁晴は夫婦でメタンハイドレート詐欺師をしています
青山繁晴は武士ではなく詐欺師です
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青山繁晴 ←安倍自ら口説いた参院選トンデモ候補
・「450万円私的流用」で共同通信を退社の過去
・趣味の競馬を経費で請求
・家族でハイヤー疑惑
・舛添氏を「人間はここまで卑しくなれるのか」と断罪
・怪スクープ連発あだ名は"文豪"
http://i.imgur.com/aL6X8UN.jpg
http://i.imgur.com/2tllG7o.jpg 芥川賞候補って今のところ何があるかな
高橋弘希の新作もそれほどではなかったんだ
影裏も新人にしては上手いけど候補になるかといったら微妙だし >>170
それほどではない、というか自殺とか精神科系の話だから一般には受けなさそう。 >>170
温又柔か上田あたりかな。温のは内容が芥川賞向きではある。ただすばるなので候補にされるかは
わからない。上田の塔と重力は今までとスタイルが違うからそこを評価されるかも。
今村は枚数少ないし、あひるほどおもしろくなかった。
高橋の日曜は病みすぎて売りづらいだろう。この人、普通の恋愛ものとか書いたの読みたい感じ。
あとは古川真人か。これから読む。 群像新人賞の天袋が破滅系なんだけど、すごい暗い終わり方なのね、
それでそのあと日曜日の人々読んだらすっごい気が滅入ったよ。 群像優秀賞でも活躍する場合があるから注目できるよ。
高橋君はやはり1作目を超えるものを書けないのかな。 天袋、は作品としてはよかったよ。
ただラストはすごく暗いのね。
だから日曜日と続けて読んだら気が滅入った。
高橋さんのも悪くないよ。でも人が自殺しすぎて気が滅入る。 あ、ID違うけど、173=175俺、ね。
PCからスマホに変えた。 >>171
なるほどなあ
>>172
そこか
ついに上田がとるのだろうか 古川真人の二作目読んだ。
認知症の祖母とその息子(盲目)の話。
方言もの苦手なので読みづらかった。
けど、縫わんばよりよかったかな。何も起こらない純文学王道って感じだけど。
田舎のまったりした雰囲気は嫌いじゃない。
芥川賞候補あるかもな。 >>181
全部書いちゃっていいの?ラストは書かずにいくね。
いまのところこれが一番おもしろい。
同棲していた男に金とか全部持ってかれて仕事もない家もない女が前住んでた家のアパートの天袋に忍び込んで
住みこんでる話。前の家のアパートの合鍵を持っていて、天袋で引きこもってる。
そこのアパートに現在住んでるのが声優志望の若い女で、そいつがバイトとかでいないときを狙って
下に降りてきて飯食ったり、ネットしたり、シャワー浴びたりしてる。
話の途中からその声優志望の女のストーカー男もそのアパートに忍び込んできて…って話。 今月の文學界の月評わりとまともだった。
ありさちゃんここ読んでるのかな。 影裏も候補に入っていいと思うけどね。
文章のレベル高いよ。
短いのは受賞できないとかそういう縛りなくせばいいのに。 >>185
ありがとう
なんか何処かで見たことがあるような話だな
最初から破滅がわかってる感じだね >>188
新人はよほどレベルが高いものを除いて二作目からでいいと思う
なぜ候補に入れたとかぶっ叩かれて水原くんの二の舞いになる 文芸誌の旅のブログの人、文學界鈴木の小説から感想書いてるな。
渋い選択だわ。 昨日書店にいったら、小説すばるの10台新人の小説が4刷だった。 明日は早稲田文学の発売日。
円城、上田のSFコンビも書いてる。
この2人は売れっ子だな。 @retsudan1986
源一郎先生、完結おめでとうございます。 群像新人賞佳作
独舞読了。
またかまたかの精神科系w選考委員ですら2016編もあって同じようなのしかないのか、と
言っている。ほんと、もう飽きたわ。
主人公は台湾から日本にやってきた女性。
異文化、言語、同性愛、ストーカー、レイプetc
後半は都合よく展開しすぎだし、力入れすぎで読者の入る隙間なしで疲れる。
なんかもっと違う話が読みたいよ。 【文芸月評】三代記 一瞬一瞬で描く
今年の文学界新人賞に決まった沼田真佑(しんすけ)さん(38)の「影裏(えいり)」の主人公は、
同性の恋人と別れ、東京から岩手に異動して2年になる男性会社員だ。社内に遊び仲間もできた。
だが、会社をやめたその友人は生活が乱れ、東日本大震災の津波に巻き込まれたのか行方不明になる。
2人が自分の心の揺れを抑え込むように熱中する釣りの様子、豊かな自然の描写に精彩がある。
太田靖久さん(41)の「リバーサイド」(群像)は、大学を出て銀行員になった青年と、小学校の
サッカーチームの仲間で、高校を卒業して派遣の仕事につく男との関わりを描く。面倒くさいけれど、
変に「正しい」ことを語る男の存在が主人公は気になる。丁寧な筆致で出来事や感情の流れをたどり、
男の突然の死がやりきれない影を落とす。 続き
今月の文芸誌では、旦敬介さん(57)の「アフリカの愛人」(新潮)も注目作だ。南米やアフリカなど
各地に暮らし、『旅立つ理由』で読売文学賞を受賞した著者の小説である。日本人の妻とケニアに滞在する
<K介>が、ナイトクラブで知り合ったアミーナを愛するようになる話だ。
妻と別れるでもなく、「肌の色の違う女たちがまだものめずらしい」から遊びたい。ぬけぬけと思っていた
K介は、彼女と旅した際、パスポートをめぐる入り組んだやり取りに、彼女が置かれた複雑な状況を知る。
悪気なく預けた金で金の指輪を買われ、ある種の爽快さを覚える。
異国情緒に浸る段階から、真の他者としての異国に出合い、染まってゆく姿を、アフリカの乾いた空の青さで
刻みつけた。
また、ベテランの森内俊雄さん(80)は、「新潮」2013年11月号から始めた計6本の連作小説
「道の向こうの道」を終えた。1956年、大阪から上京して早稲田大の露文科に入学した大学生の青春を
つづる。「いいかね、きみたち。露文科の学生になったからには、もはや就職はあきらめたまえ」。
1年生の最初の専修科目の授業で高らかに、教授は学生たちに言い放つ。かつての大学には、紛れもない本物の文学があった。
二瓶(にへい)哲也さん(48)の「墓じまい」(文学界)は顔にやけどの痕を負いながら、5人の子どもを育てる女性の
造形に型破りな活力がみなぎる。(文化部 待田晋哉) 群像の合評でもアフリカとリバーサイドが取り上げられていた。リバーサイドがおもしろそうで読みたくなった。 第33回太宰治賞受賞作
「タンゴ・イン・ザ・ダーク」 サクラ・ヒロ
発表きた。この人は去年も最終に残っていて一番おもしろかった。
漫画っぽいおもしろさなんだけど。 >>204
先月号の文芸誌借りようと思って昨日の夜図書館に寄ってみたらもう
誰かが借りてた。最近文芸誌人気なんだな。
それとも買って読む人が減ったのか。 帰りにジュンク堂寄ったけど、早稲田文学まだ置いてなかった(´・ω・`) 宮内祐介太ったなあ。
いいものいっぱい食べてそう。
また本が出てるし。 夜釣さんの本、149ページあるからどんなもんかと思ったら文字大きすぎ、行間空きすぎで中身スカスカじゃないですか。 太宰賞と文藝新人賞ってだいたい同じくらいのレベルなのかな
ここ最近の新人賞作品を読む限りでは
やはり新潮があたまひとつふたつ分くらい抜けてる感があるな >>213
予選通過者見ても町屋、金子、岩城など太宰賞と文藝両方出している人いるから結構同じ人が出してるんじゃない。似た路線の純文学みたいなエンタメの賞だし。 ちなみに新潮落ち今村は文藝賞を受賞し、文藝落ち高橋弘希と上田は新潮新人賞受賞。
岩城、上田、高橋と文藝賞落ちのほうがその後の活躍ぶりはいい。 つまり文藝と新潮では求める資質が違うわけだ
文章のレベルは明らかに文藝の方が低いからな 文藝は10代とか大学生くらいの子供向け。
最近は河出とエブリスタが提携してるし、ラノベ化が進んでいる。 宮内はこないだ吉川賞取ってたよね。
なんで青が破れる入ってるのかと思ったら、選考委員に町田康がいるからか。
リリースだけ読んでないや。ファンノベの人だけど、誰か読んだ人いる? 週刊読書人って文藝時評もやってるんだね。
何気なく公式ページを見たらかなりの量が載ってて驚いた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています