『文学2017』講談社から毎年出ているアンソロジー。
これ結構内容がよい。

金井美恵子「胡同のジャスミン」高橋弘希「短冊流し」…「新潮」2016年1月号、
リービ英雄「ゴーイング・ネイティブ」…「すばる」2016年1月号、
早助よう子「おおかみ」…「文藝」2016年春号、高村薫「移動販売車」
津島佑子「半減期を祝って」…「群像」2016年3月号、上田岳弘「重力のない世界」
温又柔「被写体の幸福」…「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」03、
島田奈穂子「ペギーについて私たちが知っていること」…小説同人誌「mon」vol.7より転載 「季刊文科」68号、
今村夏子「あひる」…「たべるのがおそい」Vol.1、円城塔「地獄には河馬」…「すばる」2016年7月号、
横山悠太「アジアの純真」…「群像」2016年8月号、岸政彦「ビニール傘」…「新潮」2016年9月号、
古井由吉「その日暮 らし」星野智幸「眼魚」…「新潮」2016年10月号、荻野アンナ「Credo」
宮内悠介「カブールの園」…「文學界」2016年10月号、川上弘美「ビゼンクラゲは大型クラゲ」
島田雅彦「食べられる夢」…「小説トリッパー」2016年秋号。
以下の作品については、単行本を底本としました。「ゴーイング・ネイティブ 」(『模範郷』集英社)、
「半減期を祝って」(『半減期を祝って』講談社) 、「ビニール傘」(『ビニール傘』新潮社)、「カブールの園」(『カブール の園』文藝春秋)。

解説は島田雅彦。