<新刊レビュー>文豪による焼きそばの作り方、村西とおる借金録、冷蔵庫の教科書
7/3(月) 7:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170703-00010041-jprime-ent

タイトルそのままの”焼きそば文学”。(架空)
■『もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら』
(神田桂一/菊池良=著 979円+税 宝島社)

太宰治、三島由紀夫、村上春樹といった名だたる文豪たちの文体で「カップ焼きそばの作り方」が書かれた1冊。
作家ごとに、その作家に“ありそうな”言葉で、カップ焼きそばの作り方が語られる。例えば、こんな具合に──。

村上春樹→《完璧な湯切りは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね》、
芥川龍之介→《申(さる)の刻(こく)下(さ)がりの出来事である。
下人(げにん)は六分の空腹と四分の好奇心とに動かされて、カップ焼きそばに手をかけた》……。

その作家の作品を知っていればきっと「わかる!  わかる!」と、クスッと笑えるフレーズが満載。