米国のエンターテインメント業界で、ロシアのプーチン政権を批判しない
歌手を公演から外したり、ロシアでの米国映画の封切りを中止するなど
「ロシア」ボイコットが日に日に増している。

 NY市、メトロポリタン歌劇場(MET)のピーター・ゲルブ総裁は3月3日、
現代最高峰の歌姫とも称されるアンナ・ネトレプコの降板を発表した。
 理由はロシア出身のネトレプコさんが、劇場側の再三の説得にも拘わらず、
プチン大統領批判を拒否したからとされる。
 MET劇場にとって「ドル箱」歌手を失うのは痛手だが「プーチンが罪の
ない人々を殺している現状では仕方がなかった」とゲルブ総裁は述べた。