ロシアのラブロフ外相が5月1日、イタリアのテレビとのインタビューで、ユダヤ人を
弾圧したナチスのヒトラーに「ユダヤ人の血が流れている」と発言し、イスラエルで
反発が高まっている。

 イスラエルのベネット首相は5月2日、「極めて深刻だ」と指摘。 ラピド外相は
「許せる発言ではない」と述べ、ロシア大使を呼び抗議する姿勢を示した。

 ラブロフ氏は、軍事作戦を展開するウクライナを批判する中で「ゼレンスキー大統領が
ユダヤ系だからといって、ウクライナでのナチスの存在が否定されるわけではない」と主張。
 その上で、ヒトラーとゼレンスキー氏を「ユダヤ系」として同一視した。