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トマス・ピンチョン13
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0001名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!
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2017/10/22(日) 19:18:56.88ID:Nc7K/fVg
トマス・ピンチョン全小説|新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/zenshu/thomaspynchon/collection/

2010/06『メイスン&ディクスン』(上・下)
2010/09『逆光』(上・下)
2010/12『スロー・ラーナー』
2011/03『V.』(上・下)
2011/07『競売ナンバー49の叫び』
2011/10『ヴァインランド』
2012/04『LAヴァイス』
2014/09『重力の虹』(上・下)
20XX/??『ブリーディング・エッジ』※栩木+佐藤で翻訳決定

※前スレ
トマス・ピンチョン12 [転載禁止]©2ch.net・
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1460900511/
0106吾輩は名無しである
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2018/01/17(水) 23:59:25.01ID:AbtzPqqn
>>102
Mason & Dixon will seem highly fragmented, information-dense, and full of frustratingly incomplete lines in dialogues.
A 773-page book that scorns coherence does make heavy demands on its audience, so in addition to wondering how to read it,
one can ask why Pynchon should have constructed his storyworld in this fashion.
0107吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 00:12:59.34ID:mlPg3gY3
Snow-Balls have flown their Arcs, starr'd the Sides of Outbuildings, as of Cousins,
carried Hats away into the brisk Wind off Delaware,―the Sleds are brought in and
their Runners carefully dried and greased, shoes deposited in the back Hall,
a stocking'd-foot Descent made upon the great Kitchen, in a purposeful Dither
since Morning, punctuated by the ringing Lids of various Boilers and Stewing-Pots,
fragrant with Pie-Spices, peel'd Fruits, Suet, heated Sugar,―the Children, having all
upon the Fly, among rhythmic slaps of Batter and Spoon, coax'd and stolen what
they might, proceed, as upon each afternoon all this snowy Advent, to a comfortable
Room at the rear of the House, years since given over to their carefree Assaults.

冷静にみるとイメージは結構わかるな。だけどずっとこれだと辛いよ
あと凝っているのはわかるけど、どのへんがmasterlyなのかは不明
0109吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 18:12:08.11ID:VyWM7+Sd
M&Dをそこまで苦闘しながら原文で読む意味があるのかどうか
0111吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 19:01:20.69ID:PuCt+t6f
GRだけはいつか原文で読破したいと思ってる
今のところ手も足も出ねえ
0112吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 19:22:08.62ID:Qlr+OP7E
>>103
MDは18世紀の英語を再現して書いてるからそういう書き方になってる
それをさらにピンチョンが捻ったのが原初の文体らしいから、読みにくいのはそれが理由
0113吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 20:24:07.08ID:vSA7I6gg
なんかミルトンの英語っぽい
大文字が節の先頭を示していたり

suspended sentences
0114吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 20:46:37.19ID:CMSryLxT
>>113
いや、名詞が大文字になってるだけでは
0115吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 20:48:37.30ID:LV0gr+Gg
だよねw

いやミルトンの英語がそうで
ああじゃあ同じかって書き込んだ後
冒頭文見たら
いやそうでもないなって自分も思ったわw
0116吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 20:59:36.43ID:CMSryLxT
>>115
ミルトンでもアレオパジティカとか教育についてとか全然違う
文節の頭が大文字とかでなくて特定の名詞が大文字なだけ
韻文作品でもね
ピンチョンの英語とは全く似ていないよ
具体的にどの作品に似ていると思ったの
0117吾輩は名無しである
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2018/01/18(木) 21:56:36.68ID:LV0gr+Gg
失楽園は数珠つなぎで大文字も
各節のアタマだからっていう理由だけだよ

そのあたり詳しい18世紀英語の文法入門
あったら教えて
0118吾輩は名無しである
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2018/01/19(金) 01:33:26.89ID:VCq8rXXQ
そういえば山形浩生も同じこといってたな。邦訳読めばいいんじゃないのか。
0119吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 05:49:27.66ID:YPnS9YuU
原文の朗読の全集とかねえのかな
GRのそれはかつてYouTubeにあがってたが
0120吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 09:11:37.06ID:iefd5F5O
ピンチョンが村上春樹とウエルベックをどう読んでるか興味ある
0121吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 12:07:34.30ID:wFuU7nzF
オーディオブック(朗読)全集は見当たらないけどUSアマゾンでもitunesでも売ってるよ
CDでもDL販売でも
競売、インヒアレント、逆光、重力、ブリーディング
各20ドルから60ドルくらいだ
Audibleの定額制なら月15ドルで聞き放題
0122吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 12:34:04.79ID:5ysbPCr9
>>117
失楽園は叙事詩なので、行のアタマは大文字で、それはミルトンの特徴ではなくてほかの詩人でも同じです・・・
Nine times the Space that measures Day and Night?? 50
To mortal men, he with his horrid crew
Lay vanquisht, rowling in the fiery Gulfe
Confounded though immortal: But his doom
Reserv’d him to more wrath; for now the thought
0123吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 12:37:17.75ID:ymHIt8Ay
ウエルベックは読んでも村上春樹は興味なさそうだけど
それよりソローキや閻連科をどう読んでるか知りたいわ
読んでるとすると
0124吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 13:01:42.02ID:VWEZoaCz
>>122
いや俺の欲しい情報はピンチョンが
部分的にでも依拠した文体についての
情報

そしてもしそれが18世紀の英文ならば
そういう書き方を解説した文法書

本筋はそこ
0125吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 13:11:06.73ID:5ysbPCr9
いや、ミルトンの英語に似ているとかいうから、その誤解は解いておかなくては、と
ミルトンの50行目からで、名詞の中でも大文字になるものとならないものがある
これにはルールがあってthoughtsは決して大文字にはならないし、dayは一日二日とかの場合は小文字で昼と夜見たいな対比では大文字になる
しかしこれは恣意的で煩雑だ、ということで英語の表記法を統一し始める
その時期に名詞はドイツ語のようにすべて大文字にしてしまえってのが流行って、でも面倒で廃れていって固有名詞と文頭だけに残る
当時のニュースとかは大文字の名詞だらけだったりするけれど小文字にしているものも多い
このピンチョンの言葉の使い方はただ18世紀の英語(登場人物はイギリス人やフランス人、語っているのもイギリス人、語られている内容は独立戦争直前、語っている舞台は独立戦争後)というだけでない
大文字にする取捨選択をするほどの教養はなく、けれど気取って全て大文字にしてしまうという習慣に漬かったような文体
じゃあメイソンとディクソンの話を語っている語り手を文字として書き残しているそのスノッブな筆者は誰か?という問題になる
読みにくさはぶつ切りにされるさま、ラミネートされた多層的な情報の間にオルタナティブな現実を忍び込ませている
こういう価値のランク付けの撹乱された文体というのは別に18世紀の文章と関係ない

18世紀の表記でいうなら、デフォーなんかは名詞を大文字にしているけれど、旧仮名遣いとかと同じで、今の出版されているものでは小文字に直されている
で、当時の文法書ってのは「採用されなかった文法提示」なんかも含めると膨大なものがある
手本にされたのは「ヤンガマンズコンパニオン」なんかだと思うけれど
高山宏の英文学入門だったり、王立協会の英語の歴史や、エーコの純粋言語の探求あたりを読めばよろしいのでは
アメリカ英語とは実はちょっと違うのだけれど、扱っているテーマは同じなので南部アメリカ英語の歴史関係読んでもいいと思うけれど
0126吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 13:19:38.45ID:5ysbPCr9
>>107の冒頭の文章で言うと、名詞で大文字になっていないのが靴と靴下になっている
お菓子がやたらと出てきて、聞き手が子供のときはロマンチックな話になるし、大人になるとエロティックになる

ちょっとこういう小文字になっている名詞を拾って読み直しているんだけれど、この大文字にする習慣ってのは基本的に外来語からきている
ドイツ語由来だったり、ラテン語由来だったりするのは大文字、だけど家庭的な言葉は小文字にするというルールがあったらしい
ところが、どれが外来語か混乱するくらいにたくさんの言葉が入ってきて、実は外来語だったとかが増えてくる
そのあたりで、なんでもかんでも大文字にする風習ができて、パンフレットの時代は面倒くさいから筆耕がすべて大文字にしてしまったりする
メディアの変化によって、筆写であれば誤字の責任は写す写生者だったのが文字を拾う印刷業者と作者になる
このあたりの、マクルーハン以後の「印刷と共存していた手書き」に注目した研究なんかが進んでいるね
0127吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 14:01:32.64ID:TG98QNYo
情報はありがたいけどずれてるな

ピンチョンが当時の文体を表明的にでも
念頭に置いているとしたら、当時の文法に
ついての簡便な入門が読みたいと言っている
当時の文法書ではなくてね
0128吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 14:03:46.90ID:TG98QNYo
で君はこのピンチョンの文体は18世紀の
英文と関係ないと言っているのだから
それを読むときに18世紀の英文は関係ない
わけか

どうも回りくどいな
0129吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 16:09:44.98ID:WRBkMseT
Pynchon Wiki は見た?

[capitalization]
At first there seems to be no discernible pattern: caps seem accented to be rhythmically stressed, as in reading poetry.
Uncapitalised nouns in the first paragraph include: shoes, slaps, afternoon, rear, years, table, side-benches, branch, family.
Capitalised abstract nouns include: Arcs, Sides, Descent, Dither, Fly.
The pattern: Significant nouns, reflective of the Germanic roots of Old English.
To this day all nouns are capitalized in German, and it was still normal to capitalise nouns in early 18th century English writing
- Robinson Crusoe contains a bare handful of uncapitalised nouns, apparently overlooked by the typographer.
By the later 18th century the more familiar nouns - household and familiar objects, indeterminate nouns and those requiring less emphasis when read aloud - were left uncapitalised.
There is a tangential grammatical advantage in that it helps discriminate homonyms - secret is an adjective, Secret is a noun, venture is a verb, Venture is a noun.
0130吾輩は名無しである
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2018/01/20(土) 16:14:50.17ID:0tcyB3Wh
おおありがとう
ちょっとその辺りを調べるわ

ピンチョンの文体となんらかの関連があるという前提で
0132吾輩は名無しである
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2018/01/21(日) 06:18:55.99ID:gmnQGMAd
メイソン&ディクソンの原文は日本語で言うと現代に東海道中膝栗毛や梅歴の文体まんまで書いちゃった感じかね?
0133吾輩は名無しである
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2018/01/21(日) 08:32:49.75ID:Dfn4Nghp
日本語で言うと近代文学辺りじゃないかな
読めるけど読みにくい感じ
日本語は明治維新での変化が大きかったから
東海道中膝栗毛は会話部分は読みやすいね
落語聴いてるみたい
0134吾輩は名無しである
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2018/01/21(日) 08:46:53.52ID:gmnQGMAd
紅葉、露伴、舞姫の鴎外あたりか。

しかし江戸時代の戯作と比べて明治の擬古文は恐ろしい飛躍がある。あれはなんなんだ?・・・
0135吾輩は名無しである
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2018/01/21(日) 09:30:51.95ID:ITJVBH79
もともと重層的だからミックス具合で
色々な文体ができるんだろうね
0136吾輩は名無しである
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2018/01/22(月) 16:47:55.22ID:2nVzYzx4
>>123
あげる名前が典型的な最近の文学スノッブって感じで臭い
ピンチョンと同じ超やり手のエージェントというか結婚相手だけども、スティーブ・エリクソンやリチャード・パワーズは村上のこと好きっていうか何度も語ってるし書評も書いてる
0137吾輩は名無しである
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2018/01/22(月) 17:04:18.57ID:VSm7pWHn
>>136>>123と似てて笑える
ゴシップが好きで、他人の評価を知りたがる感じ
作家の名前の出し方もそっくり
136は無自覚な「最近じゃない」文学スノッブなんだろね
0138吾輩は名無しである
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2018/01/22(月) 17:30:41.33ID:pmhID9I8
似てるけどそれもまた羨ましいわ
ここ数年ずっと大きな賞とった原書
乱読しているけど感動ってちょっとしかないわ
スノッブしたい
0140吾輩は名無しである
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2018/01/22(月) 20:05:19.49ID:0DUqtsZG
>>136
いや最近精力的に活動してる作家(英語圏以外)でピンチョンと親和性高そうなの挙げただけだから、特にこの二人が好きとかはないんだけど笑
てかスノッブぽくない作家ってなんだよ
俺が最近好きなのはコルム・トビーンと星野智幸です(^^
0141吾輩は名無しである
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2018/01/22(月) 20:06:04.39ID:j2XgfA+V
スノッブてgrantaとか読んでるんかな
みんなどんなサイトチェックしてるか知りたいです
0143吾輩は名無しである
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2018/01/23(火) 13:34:29.52ID:bT7+NyrP
ピンチョンに比べるとバース読まれて無さすぎ問題
全集効果なんだろうけど。
やはり若い人に興味もってもらえるようにしないと伝わっていかないな。
0146吾輩は名無しである
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2018/01/23(火) 22:06:04.96ID:GRXt547h
阪神タイガース?

バース読んだことないんだよなあ
と思ったら白水社の旅路の果てってバースだったのね
読んだことあったわ
ポストモダンなんて言葉知らない可愛かった頃に
0147吾輩は名無しである
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2018/01/25(木) 05:53:11.34ID:GakB8f8r
ピンチョン、バース、バーセルミ、デリーロ
あの年代のアメリカ人作家は尖ってるな
0148吾輩は名無しである
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2018/01/28(日) 18:33:54.47ID:PlG6QRqB
なんとなく、メイスン&ディクソンを原語で読み直し始めた
全70章と少し、一章を30分から2時間くらいかけて読み、ノートを作りながら一日一章から二章、二か月くらいで読む予定
重力の虹以来の傑作とされ、構想20年と言うにふさわしい大作
読書がどんどん広がっていく作品で、やはりピンチョンはよい
「おとらんど城奇譚」を並行して読み始めるが、これこそMaDの時代に書かれた奇妙なゴシック小説
MaDは18世紀という「啓蒙の時代」に狂気madを対立させ、説明のつかない「しゃべる犬」や「機械バト」や「地球内人」を登場させる
その本質は「説明すること」が理性の時代の特徴であって、なぜゴシック小説がこの時代に突然出現したかをピンチョンは語っていた

アメリカの神話を「二人の男が森のなかに入っていく」と要約した批評家がいたけれども、その分析はMaDを読むうえで刺激的で、鹿を殺す者との比較もしたくなる
シェヘラザードになぞらえられる語り手はホラス・ウォルポールの「象形文字の物語」の逆転されきったシェヘラザドを思わせるうさんくさい語りに満ちている
スウィフトに始まる文法論争、といえば前の世紀にもさかのぼらざるを得ない
かと思えば、クリントンの迷言が取り入れられていたり、無関係に読んできた読書を総動員して楽しめる、複雑な小説は面白い
0151吾輩は名無しである
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2018/01/29(月) 00:36:02.13ID:bxO4yrUD
I started re-reading of M&D in English.
This novel is composed of 78 chapters. I decided to read this novel each chapter in half an hour to two hours day by day.
I hope finish reading it within two months.

This magnum opus is considered as Pynchon’s best novel after “Gravity’s Rainbow”. Thomas Pynchon took 20 years for writing this novel.
I think this novel is masterpiece, for reading it drives me to reading more and more other books, one of the reason I love Pynchon.

“The Castle of Otranto” is written by Horace Walpole in the same age, strange Gothic novel.
Why in this era, gothic novels emerged? Pynchon pointed that the age of Enlightment is also the age of madness, the essence of the reason of the time was to explain.
In Mason & Dixon Pynchon emphasis on the mad aspects of this rational century. For example, inexplainable ‘speaking dog’, ‘machine-duck’ or ‘subterranean human’.
I have read one critic abstracted American Myth as ‘ Two men goes into a Forest’.
As reading this fiction, his analysis of what is America is quite stimulating to me.
“Deerslayer” sequela is written by Fenimore Cooper, tuckling the very period. Comparison of Deerslayer with M & D will be fun to me.

The narrator of M & D is a blanch of Sheherazard.
Horace Walpole’s another work “Hierographic Tales” illustrate another Sheherzard, who is inverted the original completely with mocking.
Narrators of both novels have full of unreliableness.
There is a glammer war Jonathan Swift started, the root dates back to the previous century.
Tuckling with eighteenth century glammer at a time, then allusion to Bill Clinton’s (in)famous apology make me laugh.
Solitary knowledges I ever learned from unrelated books are combined and entertain me.
Pynchon’s complex novel is so stimulating, with its astonishingly broad-based knowledge.
0154吾輩は名無しである
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2018/01/29(月) 07:17:43.47ID:8zZGsa4K
マウントの取り合いするお猿さんばっかり
それが文学板なんだよね
0155吾輩は名無しである
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2018/01/29(月) 08:36:27.89ID:+MDbzhT6
そろそろ「マウント」って言葉
古くなって来たよな
恥ずかしくて使えない
0157吾輩は名無しである
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2018/01/31(水) 16:48:11.48ID:nlkLlcyc
>>155
君がそのマウント君だねw
勝手に死語扱いにしないようにな
君のようなのが次々と現れるから当分死語にはならない事情があるのだよ
0159吾輩は名無しである
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2018/02/02(金) 12:34:38.14ID:K3/AaKaH
チュウ、チュウ、タイム!
0160吾輩は名無しである
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2018/02/03(土) 11:35:37.45ID:KdmnGgW1
エッジ翻訳まだかよ遅ーな!
0161吾輩は名無しである
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2018/02/03(土) 12:15:00.91ID:3xYIELYi
でもマウント取るために
ピンチョン読んでるからなあ
マウント取るためにウェーベルン聴いてるし

筋トレに似ている
0164吾輩は名無しである
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2018/02/03(土) 20:43:17.38ID:/Uk2GLUY
真面目なこともふざけて語るのがピンチョン的なんだよ!
たぶん
0167NOVAPOLICELEE ◆.7pMAIcjuM
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2018/02/06(火) 18:56:19.94ID:Y2lmyCW5
AUDIOBOOK 買ったけどね。49の。
0168吾輩は名無しである
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2018/02/07(水) 04:21:44.38ID:ug7mx8FY
メイソン&ディクソンの第一部を終えて、第二部「アメリカ」まで読み進めた
いきなり出現するフランクリンのThe Autobiography of Benjamin Franklinを読み始めた
メイソンやディクソンに出会った時の時代よりも前に終わっているけれども書かれたのは1771年から1789年で、チェリーコークが語っている時代にほぼ近い

英語は大文字は校正で直されているけれども、過去形の表記はそのままで、ピンチョンの表記とは異なるルールに基づくことが分かる
舞台となるフィラデルフィアの背景・人間関係を知る上で非常に参考になる
Honest John was the first that I know of who mix'd narration and dialogue; a method of writing very engaging to the reader, who in the most interesting parts finds himself, as it were, brought into the company and present at the discourse.
De Foe in his Cruso, his Moll Flanders, Religious Courtship, Family Instructor, and other pieces, has imitated it with success; and Richardson has done the same in his Pamela, etc.
1720年代にバニヤンを読んでの感想だけれども、「語り」と「対話」を混在させた文体が「天路歴程」に始まる、というフランクリンの感想は正しいかはともかく面白い
読者をまるで登場人物と同じ環境にいるかのように感じさせる本には初めて出会った、という経験を語っている
それは紛れもなくこの時代に成立するノヴェル(新奇なもの)をとらえている
(残念ながらこの自伝では会話を口語表現でなく書き言葉で表しており、ピンチョンが採用したフランクリンの奇妙な語り口を検証することはできない)
ごく一部に俗語表現が見られるが、「民衆が話すであろう口語を書き言葉にしたもの」にとどまっている
"Nobody, but I am very poor and in distress, and I sweeps before gentlefolkses doors, and hopes they will give me something."
0170吾輩は名無しである
垢版 |
2018/02/22(木) 08:46:54.22ID:APDQQmMq
メイスン&ディクスンようやく半分だがそろそろ読書ノートが三冊目
Chasing Venus「金星を追いかけて」には二人以外にもたくさんの登場人物が登場し、金星の日面通過の背景を知ることができた
時系列を意識して整理していくと、急に時間が飛んでいる場面が非常に多いのだけれどその欠落を埋める一助となる
語り手がほとんど二人と一緒にいないため、一緒にいるときに直接聞いたことになっているが、メイスンが故意に事実を隠していることは明記されていたりする
メイスンとディクスンの視点からは説明ができない事象を、さまざまな妄想や陰謀や推測で、説明されたことを語り手のフィルターを通して届けられる
例えばアカデミーからの「理不尽な」指令は、アカデミーから見ればどうであったのか
世界中に散らばった天文学者たちの中で、指示に逆らい続ける「反抗的な二人組」が唯一南半球における理想的なデータを入手した
この観測データを待つ側の論理も垣間見えて、良い読解の補助線となった
スマトラで測定をするはずだった二人が突然ケープタウンで観測をしていることは作品中では説明されない
日面通過を観測して、そのデータをアカデミーに持ち帰らなくてはならないのに数か月ケープタウンで過ごしている理由も空白にされる
0171吾輩は名無しである
垢版 |
2018/02/26(月) 04:29:36.92ID:BDG4vuI8
理解のしにくい単語を片っ端から語源といつ英語に入ってきたかを調べながら読んでいる(COD)
単語帳を作成して、現在300語ほどになっていて、最終的には1000-2000語程度になりそうなのだが、奇妙な特徴がある
16世紀、17世紀にラテン語やフランス語から英語に入った(そして消えていった)単語が非常に多いのだが、時折19世紀につくられた単語などが出現する
当然そんな単語がメイスン&ディクスンに登場するのはおかしいのだが、anachronisticな用例の周りにはあえて使うピンチョンの意図を感じる


例えば虹とはirisであり、irid虹彩から来ている
19世紀につくられたiridscenceという単語は虹の色の、玉虫色の、変光するという意味になる

これが使われる場面は
thro’ candle-lit iridescences of vocal Spray
ろうそくで照らされた虹の色のような声音を浴びせかけてくる(機械仕掛けの鳩)
A new and iridescent generation of Philadelphia Beauties
新しい、虹のように色を変える世代のフィラデルフィア美人たち

このようにピンチョンが複数回印象的な場面で使用している単語には、彼がほかの作品でも好んで使用している単語と、メイスン&ディクスンにしか登場しない単語がある
iridscenceは「V.」、「競売ナンバー49番の叫び」、「重力の虹」、「逆光」でも複数回使われている
head shaman’s house have spider monkeys which are iridescent. They change color in the sunlight. Everything changes.(V.)

「V.」において光によって色を変えるクモザルは「変化変転」していく象徴として使用されていて、「M&D」でも「機械仕掛けの鳩」は「変化・進化」に強い興味を抱き、鳩料理のスぺシャリストであるフランス人シェフに愛憎を抱く
アメリカ新大陸の独立直前のフィラデルフィアは快楽の都バビロンになぞらえられ、変化をし続けるダイナミックさを示す

ピンチョンが光によって(見るものによって)見え方が変わることをテーマにしているのはありふれているけれども、iridescentというかなりピンチョンらしい単語でV.からADまでつながると面白い
0172吾輩は名無しである
垢版 |
2018/02/26(月) 07:57:16.58ID:YjohnP11
iridescentはよく見かける単語
もしそのテーマが本当にありふれているならば
その単語もまた使われて当たり前
0173吾輩は名無しである
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2018/02/27(火) 08:26:22.99ID:L/9OYzbI
>>172
うーん、非常にピンチョンが好みそうな単語があって、なんでこの単語を使うのか?という変わった用例をしている
それが二度出てくると、その箇所がペアになって浮き上がってくる
重要なのは、少し違う使われ方、違和感を覚えさせる使い方がされていること
超音速で飛ぶ機械仕掛けの透明なアヒルと、架空のエンディングの中のフィラデルフィア
メイソンとディクソンが逃げ出さず、メイソン&ディクソンラインを完成させて、二人ともアメリカに住むことになった架空のエンディング

さらにV.でヴェイシューという架空の地、全ての色が変わり続ける大地に登場する、見るものによって色を変えるクモザル
競売ナンバー49でも架空の存在に使われている
架空と変化、あるいは進化にこのirid(虹彩・虹)に-scence(映る)という単語が使われている

ヴォーカンソンとヴェイシュー、架空のフィラデルフィアを一貫する「ピンチョンらしさ」が50年以上隔てて存在していることに気付くのは結構楽しい読書
「V.」の読み直しにもなるし、このエピソードも謎の女V.の一人に南極冒険家が語る未踏の地のエピソードで、それはM&Dで地底内人に地球の空洞へ連れていかれるDixonと共通している
こういう気づきが本当にたくさんある
0175吾輩は名無しである
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2018/02/28(水) 00:35:47.05ID:1IOZnQ7i
>>174
少しでもメイスン&ディクスン読む人間が増えるのはいいことですね
いい小説なのでガンガン読んでいってください!
再読、再再読の価値ある小説です!
0176吾輩は名無しである
垢版 |
2018/02/28(水) 00:40:36.49ID:poMcATkH
毎回同じタイトルにしてNGで消せるようにしてあげればいいんじゃない?
0177吾輩は名無しである
垢版 |
2018/02/28(水) 00:47:58.68ID:myTql4IJ
気持ちはわかるがフラゲ盛んな少年漫画のスレッドじゃあるまいに、読み終えるまでここを見ないって手もあるんねんで
0178吾輩は名無しである
垢版 |
2018/03/04(日) 15:44:40.31ID:zu7qZUZU
サブカルヲタで映画マニアの知人にPTA絡みのLAヴァイス貸したら面白いって言ってた
0179吾輩は名無しである
垢版 |
2018/03/11(日) 17:30:02.40ID:8YsBmPOK
ジョン・バースの「酔いどれ草の仲買人」の舞台はMason&Dixonの第二部と空間的にも時間的にも隣接している
メリーランドとフィラデルフィアの境界線を引くピンチョンに対してバースはメリーランドの実在の最初の桂冠詩人を主人公とする
時代は50年ほどさかのぼり、18世紀初頭で、同じく18世紀小説の文体を模倣する
Sot Weed FactorのSot Weedとは当時メリーランドで作られていたタバコのプランテーションであり、桂冠詩人はこの題の詩を残している

バースは小説の起源を19世紀でなく18世紀に見出し、アメリカの起源を独立宣言ではなく「ポカホンタス神話」にさかのぼっていく
ポカホンタスは「インディアン」をアメリカの内部に取り込もうとする衝動の一部

この二つの作品には30年の時代の差、作者自身の違いもあるが、比較して読んでいく価値がある
まさにMとDが「インディアン」たちの住む森と山脈と河をブルドーザーのように切り拓き西進していた時代にほとんど同じ道をたどった女性の手記が残されている
それが「インディアンにとらわれた白人女性」というジャンルで、フレンチ・インディアン戦争から70年間「インディアン」として生きたJemison夫人
フェニモア・クーパーが「インディアン」に育てられた白人を書いたその時代にベストセラーになった

この「インディアン捕虜探検記」はピンチョンが捕虜として西進していくさまを一章だけ模倣して取り上げているが、メイスンたちが西進してVist「側溝」を拓いていくということは、先住民族を追い出していくことでもある
Jemison夫人は「インディアン」によってフィラデルフィア近郊で一家皆殺しにされ、その「インディアンの家族」となって少しずつ白人から離れた西の山や森に移り住んでいく
独立戦争では彼らは英国人と植民地人の双方に参加するよう求められ、更に数を減らしていく

バースもピンチョンも、「白人がインディアンの捕虜になる」という体験記の利用のされ方を問い直しているけれど、捕虜記は二つの側面を持っている
残虐な側面を強調するイデオロギーと、「高貴な野蛮人」というポジティブな(しかしそのポジティブさを「アメリカ」に回収しようとする)イデオロギー
「インディアン」への憎悪と偏愛(フェチシズム)回避が二人に共通していて、しかしそのアンビバレントな違いこそ面白い
0180吾輩は名無しである
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2018/03/11(日) 18:05:45.92ID:8YsBmPOK
A Narrative of the Life of Mrs.Mary Jemisonは、より古い時代のSot Weed Factorより更に前に起こったメアリー・ローランソン夫人の手記とともに邦訳も出ている
1830年代の「アメリカン・ルネッサンス」の時代には「インディアン」表象はこの大流行したインディアン捕虜体験記を抜きにしては語れず、「アメリカ文学」の端緒のひとつともされる
たとえばホーソーンは「インディアン」嫌いとされ、メルヴィルは作品中で多くの先住民族を描き、日本でも研究書が最近出ている

ジョン・バースはメリーランドのジョンス・ホプキンス大学で長年教授を務めた作家であり、この「インディアン表象」の読み直しの中心地は彼の同僚たちだった
ピンチョンは、時間的にも空間的にもこの60年代の「事件」には隔てられている
A Narrative of the Life of Mrs.Mary Jemisonを凝縮したようなピンチョンの描写は、バースのポカホンタスの描写と似た屈折を感じる
扱わざるを得ない事件でありながら、語られるさまをそのままに受け入れられないことは表明せざるを得ない、というような・・・
Leslie A Fiedlerら、何人かの作家・批評家を読み直す必要を感じた
0181吾輩は名無しである
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2018/03/15(木) 02:42:26.02ID:zgDL2JLu
新作もいいけど
ピンチョンwiki訳してくれんかなぁ
あれが読めれば一番手っ取り早い情報の手立てになる
0184吾輩は名無しである
垢版 |
2018/04/26(木) 23:44:42.71ID:G8UkjW15
大量の未発表作品があるかもしれないとか、昔どっかのサイトで見た覚えがあるが、はたして
0185吾輩は名無しである
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2018/04/27(金) 11:22:17.86ID:YvtQHaBo
ピンチョンの未発表原稿を巡る怪奇ミステリー小説誰か書いておねがい
0186吾輩は名無しである
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2018/05/04(金) 22:07:46.80ID:QwN6gF1s
篤胤の「仙境異聞」を読み始めた
ボルヘスもびっくり
ピンチョンを超えてるw
0189吾輩は名無しである
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2018/05/13(日) 19:08:06.22ID:kBCKXyRZ
重力の虹を読んでグノーシスとかカバラとかの神秘思想に興味を持ったのですがその辺りの本を漁った方いますか?
どの本がオススメか教えていただけないでしょうか?
0191吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/23(水) 20:57:26.04ID:KlpX9n+T
フィリップロスがお亡くなりに……
0193吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/26(土) 21:12:59.71ID:OStcMu2Z
ネット時代に重力の虹を読むと重すぎますね。
ミッテンバウ=ドーラ強制収容所や終戦直後のベルリンをYOUTUBEで見てかなりディープな気分になりました。
0194吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/26(土) 21:50:00.47ID:lk3QhRMe
ヘビーだわな
俺もV.を読んでピンチョンにハマった口だがGRの重さ、暗さ、辛さは予想外だった
0195吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/27(日) 00:45:44.98ID:pUeiqnfb
重力の虹、初読ではまったくわからなかったからまたチャレンジしたい
ところどころはっとさせられる部分はあったけど、どうしてもうまく全体が繋がらないのだ
もう一度読み込めばVや49では読後に覚えたあの壮大なヴィジョンが立ち上がってくる感覚が得られると思ってる
0196吾輩は名無しである
垢版 |
2018/05/31(木) 02:10:18.98ID:UrXufRoI
重力の虹の手法は過激だけど内容は凄く古典的だからね
読み返す前に白鯨を読んどくと理解が捗るかも

安かったんで買ったスローラーナーを読んでるが、付属の小雑誌が高橋源一郎で正直不愉快
これなら高くても新潮買った方がよかった
0197吾輩は名無しである
垢版 |
2018/06/01(金) 14:58:37.93ID:zZLj9cYB
白鯨との関連性すごく興味ある
0198DJgensei artchive gemmar
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2018/06/01(金) 16:52:13.65ID:y+y9Re5x
白兵戦だよ。
0199吾輩は名無しである
垢版 |
2018/06/02(土) 00:36:00.63ID:b/qkCdOO
>>196
そうそれは強く感じたことだ
ふざけまくってるんだけどめっちゃ真剣で
壊しまくってるんだけどすごく優しいんだよな
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