トマス・ピンチョン13
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トマス・ピンチョン全小説|新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/zenshu/thomaspynchon/collection/ 2010/06『メイスン&ディクスン』(上・下) 2010/09『逆光』(上・下) 2010/12『スロー・ラーナー』 2011/03『V.』(上・下) 2011/07『競売ナンバー49の叫び』 2011/10『ヴァインランド』 2012/04『LAヴァイス』 2014/09『重力の虹』(上・下) 20XX/??『ブリーディング・エッジ』※栩木+佐藤で翻訳決定 ※前スレ トマス・ピンチョン12 [転載禁止]©2ch.net・ https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1460900511/ 結局あの頭フサフサおじさんはピンチョン本人だったのかな ダンブルドア先生みたいな貫禄あったけど ヤク中なのは有名でしょ。さすがに今はやってないだろうけど、大麻くらいは吸うのでは。 あれは時事風俗ネタがよく分からない 同時代のアメリカ人だとよく分からるんだろうけど 日本だと90年代中頃にアムウェイの洗剤やEMの体験会から帰宅した団地の主婦が 午後3時のワイドショーを観ながら 友人からすすめられたワコールブラジャーの試着の件について思い出すとか そういった記述なんだろうね トマス・ピンチョン 村上春樹 ミシェル・ウエルベック それぞれ世代は違って68年への距離の取り方が興味深い 翻訳の書体が気に入らない 目に優しいピンチョンフォントでw おれも急遽「メイスン&ディクスン」を読むことになった アメリカ史の勉強のために Kindleで読みたいのに出してないのな 紙の本とか持ち歩きたくないよ 確かに。 電車なんかで読んでると 「本読んでる俺を見てくれ」感が 車内で本を読んだら「俺を見てくれ」だと思われちゃうか(自分も他人をそう見ると同義) まさに右に習えですばらしいね ポケベルやPHSや携帯のときもそうだったな 細分化するとiPhoneやスマホより大きいタブレットもそうか。 こんなの人前で出したら「俺をみてくれ」じゃん。と それが今や少し前までは車内でよく見かけた紙の本なんだなぁ ピンチョンは文庫すくないじゃん、ハードカバーはさすがに当時でもなかなか読めないよってツッコミは 上記の紙の本レスに含まれる。 どうせまた何かが出てきて、最初はみんなで小馬鹿にするだろうけど すぐに流行って誰しもが持ち出し、出すのが恥ずかしくなくなるんだから 好きに読めばいいのに。 それとは別に、百年の孤独ですら文庫も電子もない出版社だから望み薄だよな 両作家とも何年も前から外国ではペーパーブックも電子もあるけど・・・・・・・・ 時間ないから通勤時間は大事な読書タイムだけどそんな周りの目なんか気にしたことないなwちょっとビックリ 周りはそんな風に見てるのか・・・まあどうでもいいが 電車内で紙の本読む人は言うほど珍しくないだろ ギャディスのJRでも読んでればデカさにビックリされるかも知れない Kindle使ってる時の方が変な目線を感じる時がある つーか、みんなスマホ見てて誰も俺のことなんて見てないよ それが現実 第一今時結構高齢の人ならともかく読書家だ凄いなんて思う現代日本人なんているの?感が強いなw 最近はスマホじゃなくて文庫本読んでる人も増えて来たよな。おしゃれだと思うな。俺はスマホ見るけど。 重力の虹はアメリカの大学生が読んだふりする本ランキング第一位らしいですが、そのランキングかURLか分かりますか? 最近難解の小説を読みたい気分なので という事は日本の大学生なんかよりよほど教養がある英語ネイティブの人間が読んでも意味がわからない小説なんだな。読みてえ ピンチョンを読むことは 崇高な悪徳 気力が充実してないと読めないわw 大学の一般教養科目でピンチョンの何々を半年かけて読むみたいなのがあったらいいね。採点の仕方がわからないけど。 重力の虹を再読してユダヤ人というかユダヤ系財閥批判であることに気づいた 今年のノーベル賞 多和田葉子and ピンチョン ないわなw ピンチョンやウエルベックみたいなノーベル賞に不向きな作家が文学の醍醐味なんだがなあ 村上春樹の小説はどっちかというとこっち側だと思うんだけど お前みたいなのはセリーヌでも読んで悦にはいってろ 本当にすごい文学ってやつはチェーホフ >>640 >重力の虹はアメリカの大学生が読んだふりする本ランキング第一位らしいですが ひと頃のドゥルーズのようなものだね あったら怖いw お茶目なピンチョン氏 新人の短編コンクールに別名で応募 そして見事に落選 選評はテーマが曖昧で読みづらい文体 またキャラクターも生きていない 時折鋭い描写もあるが退屈であるw 大学生が読んだフリする本1位ってDFWのInfinite Jestじゃなかったっけ? デヴィッド・フォスター・ウォレスもさっぱり翻訳されないな 重力の虹の翻訳2つありますけどどっちがオススメですかね 両方読んだ物好きな方おしえてください 98 吾輩は名無しである[sage] 2011/10/23(日) 00:38:18.00 ID: さっき、全裸で四つん這いになり尻を突き出した自分をビデオにおさめてた。 勿論、肛門には万年筆が刺さってる。 再生を見たが実にシュールだった。 おまえらもやってみろ。 来年はいよいよブリエジが出るのか それより先にピンチョンさんの新作出たら愉快だな 実は去年も「来年の予定にブリエジ載ってる」って喜んでたんだぜ ピンチョンさんのアレすごいんです あたし、思わず失神したんです ピンチョンがノーベル賞を取ったら起こりそうなこと ・本人が受賞を拒否 ・或いは別人が演壇に上がりジョークを交えてトランプ批判 ・サトチョンが本気出す ・佐藤さん、柴田さん、木原さんによる対談再び ・逆神・佐藤亜紀が発狂 ・ネトウヨがピンチョンを中韓人と勘違いして発狂 ・ハルキスト「ぴ、ぴんちょん氏……?」 司馬遼太郎は日本とは何かを書いた ピンチョンはアメリカとは何かを書いたw 佐藤亜紀はもう既に手遅れな気がする いつからあんな風になっちゃったんだろう 『LAヴァイス』32ページに出てくる 「スレッジは正しかったぜ。あんたは稀に見る白人ガイキチだ」 「なんで分かる」 「数えてるからさ」 っていうジョークの意味わかんなかったけど、原書読んでようやくわかったわ。 原文は “Sledge was right, you are one crazy white motherfucker.” “How can you tell?” “I counted.” で、説明的に訳すならこういう感じか。 「スレッジの言ったとおりだったぜ、クレイジーな白人マザファッカーが一人いるってな」 「なんでそう思った?」 「数えたら一人だったからよ」 これ翻訳した佐藤、栩木両氏ともジョークの意味わかんなくてそのまま訳しちゃったんかな。 ちなみにpynchonwikiによると同じジョークが『メイスン&ディクスン』にも出てくるんだけど 柴田訳もジョークを訳せてない。こっちは訳しにくいから敢えて無視して訳したのかもしれないが。 ひとりいるって説明したらジョークにならなくない? 今のコロナの嫌な感じ小説にしてくんないかなピンチョン >>676 「説明的に訳すなら」と書いてあるでしょ。 佐藤栩木訳はoneが訳されてないから、そもそもジョークとして成立していない。 one crazy white motherfuckerという言い方が黒人特有(特に60年代ロサンゼルス在住とか、ヴェトナム戦争に従軍した世代)の可笑しみのあるもので?それを「数えたからだ」という洒落で落とした? 俺も、このジョークの面白さはピンと来なかったがw oneness meaning the fact or state of being one in numberを強調する言い方がいかにもコントラストを重視するアフリカン・カルチャーの伝統を繋いでるような気がしたが。 人種差別に関わる事項なので大手出版社の翻訳者は触れなかったのかも。 重力の虹読んでもサトチョンの訳ところどころ間違ってそうなんだよな 個人的には木原訳が至高 >>679 そんな大げさな話じゃなくて、タリクの言うone crazy white motherfuckerの crazy white motherfuckerのとこを指してドックはHow can you tell?と聞いてるんだけど、 タリクはone(一人)のところを聞かれたと勘違いしたふりをして、数えたら二人でも三人でもなく 一人しかいなかったぜと答えている。 当然数えるまでもなくドックは一人しかいないのでナンセンスな受け答えになっているというわけです。 >>680 『重力の虹』は国書版を下敷きにしてるからまだマシ。『ヴァインランド』なんか誤訳、訳ヌケが多すぎて 非常にツライ。誰か別人が新訳出したほうがいい。そして新訳出すならピンチョンの息の長いセンテンスを 生かした訳文にして欲しいですね。木原氏もペヨーテで変性したフランクの見るヴィジョンを書いたところ、 翻訳だと丸々二ページくらいあるんだけど、これ原文だとワンセンテンスで突っ走ってるんですよね。 これが翻訳ではプチプチ切って訳されてて残念でした。 >>683 誤:木原氏もペヨーテで変性した… 正:木原氏の訳した『逆光』でも、ペヨーテで変性した… 変な文になってた。 息の長いセンテンスを生かす云々はプルーストのスレでも言われとったなぁ その意味でクロード・シモンのべらぼうに長いセンテンスの日本語による再現を試みた平岡篤頼先生はマジですごい あの柳瀬直樹先生がピンチョンを訳したらどうなったろうか、と考えたこともある 柳瀬尚紀訳の「フィネガンズ・ウェイク」は さすがに読み切れなかった >>683 俺のは別に大袈裟な話じゃないし、君のナンセンスこそ、逆にナンセンスを過大評価 してる。 >>689 「過大評価」という語で何を言わんとしているのかよくわかりませんが、 redditにポストしている英語スピーカーたちも、このジョークに関してわたしと同じ解釈してますね。 https://www.reddit.com/r/ThomasPynchon/comments/370t3i/inherent_vice_end_of_chapter_one_joke/ あと『メイスン&ディクスン』に出てくる同じジョークの発言主はヴォーム教授なんですよね。 黒人キャラクターではありません。 『ヴァインランド』のみ佐藤良明単独訳しかないのか 一番最初に出た版を持っていて、まだ読んでいないんだが、 どうしたものかな? >>691 俺にはお前の中身のないいちゃもんより>>690 の人のレスの方が余程参考になったな >>692 読まないよりは読んだほうがいい。ピンチョンではなくサトチョンだと割り切れば、 めちゃくちゃ面白い小説というのは確かだから。 あと佐藤氏は翻訳者としてはアレだけど、ピンチョン研究者としての見識は一流なので、 訳注や解説を読む価値ある。 と言いつつ『ヴァインランド』で一番ひどい誤訳、というかいくらなんでも勘弁してくれと頭抱えた箇所。 (新潮社、2011年、538ページ) ここ一週間ほどブロックは、かつてヴェトナムの空を覆った、恐怖の黒のヒューイ機三機で密な フォーメーションを組み、御大みずからヘリの機底に伏せた構えで、ヴァインランドを、くまなく徘 徊していたのだ。そんな彼を見て同僚がつけたあだ名が「上空からの死」ならぬ「チョイ上からの 死」。平和な稜線を越えて急に姿を現したかと思うと、罪なき運転者を追って、排気管からわずか 一メートルのところを轟音たてて滑走する。防弾服にヴェトナム・ブーツ、腰に火炎放射器を構え、 機底の発射口から狙いを定めるブロックの顔面をほとんどかするように森の木々が猛スピードで 通り過ぎる。険しい斜面に鬱蒼と繁るレッドウッドの常緑と、秋の黄色に衣替えした広葉樹だ。谷 間から高く立ち昇る霧の柱が、ヘリのプロペラに刻まれて、ギザギザ模様のたなびきをつくる。 原文は For about a week Brock, whom his colleagues were calling “Death From Slightly Above,” had been out traveling in a tight formation of three dead-black Huey slicks, up and down the terrain of Vineland nap-of-the-earth style, liable to pop up suddenly over a peaceful ridgeline or come screaming down the road after an innocent motorist, inside one meter of the exhaust pipe, Brock, in flak jacket and Vietnam boots, posing in the gun door with a flamethrower on his hip, as steep hillsides, thick with redwoods, the somber evergreen punctuated with bright flares of autumn yellow, went wheeling by just below, as the rotor blades tore ragged the tall columns of fog that rose from the valleys. >>695 nap-of-the-earthの正しい訳語は「匍匐飛行」(ヘリが敵の攻撃や索敵を避けるためにする低空飛行)なんだけど、 これを「御大みずからヘリの機底に伏せた構え」と間違って解したせいでドミノ倒しのようにおかしくなってる。 「そんな彼を見て同僚がつけた」 「機底の発射口から」 「ブロックの顔面をほとんどかするように」 は全部誤訳、どころか佐藤氏の創作。もはや誤訳というより超訳です。 もう一つ言うと「険しい斜面に鬱蒼と繁るレッドウッドの常緑と、秋の黄色に衣替えした広葉樹」の ところはpunctuatedを抜かして訳しているので、原文と訳文で違う情景になってしまっている。 うーむ、佐藤良明って英語苦手だったのね なんでアメリカ文学研究しているの? 佐藤氏が英語できないはずがないです。 多分性格が大雑把で、単語一個一個にこだわり抜かねばならない翻訳という作業に 向いてないんだと思う。 まあ実際ブリエジくっそ時間かかってるのはモチベーション保てないからじゃないかと思ってる ボブディランの詩集とかは訳してるのにな >>695 誤訳以外にも色々ケチつけたくなる訳文なんでよね、これ。 come screaming を「轟音たてて滑走する」でいいの? 『重力の虹』の第一行A screaming comes across the sky. を 彷彿とさせるんとこなんだから、せめて訳語は「叫音」では? bright flares of autumn yellow は「秋の黄色に衣替えした広葉樹」になってるが「鮮やかに燃えあがる秋の黄葉」くらいでは? なぜ原文のレトリックを殺すのか? went wheeling は「通り過ぎる」でいいのか? wheel 「回転」あるいはタロットの wheel of fortune 「運命の輪」はピンチョンが 色んなところで使うテーマなんだからその意味を込めて訳さないと。(そもそも went の主語は「森の木々」じゃないし) tore ragged 「ギザギザ模様のたなびきをつくる」? 原文の意味はもっと暴力的で「ズタズタに引き裂いた」では? 佐藤訳が必ずしも正確じゃないというのは知っておいて損はないと思うからむしろ有難いね 原文はいわばもっと「ヘップ」なんであって、佐藤訳のガチャガチャした「ノリ」とは別物なんじゃなかろうか と言いつつ went wheeling の主語はsteep hillsides だし 誰も読んじゃいねえ >>705 わかってますよ。 訳文は原語と訳語がきっちり対応してなくてごちゃごちゃしていて、ある語の意味に対応する日本語が別のところに 移されてるんですよ。 >>699 モチベーション保てないのでは、とかアホ臭え推測だなw 図星突かれて急にブチ切れるのもアホ臭えテンプレ行動w 自分で読み返してみろよ まあ実際ブリエジくっそ時間かかってるのはモチベーション保てないからじゃないかと思ってるwwww どうしてそこで発狂すんだってのはさておき(もしかしてサトチョン本人?) 毎年のように予定表に載ってるのに未だ発売されてないのは何故なんだ? 賢い人教えて 過疎スレですぐレスついてビビるわw どう見ても発狂してんのはキレてる奴だしサトチョン本人なわけねーし理由なんかどれだけ推測しても無意味だしたとえ知ってる奴がいたとしても(訳者本人か編集者くらいだろ)ここで教えるわけないのにとりあえず聞いてみたりして恥ずかしくないのかなw すでに全小説読んでいてしかもここに書き込むくらい暇なら原書に手を出せばいいじゃん。 >毎年のように予定表に載ってる なんで盛るのかな? アメリカの知的な大学生でもなかなか読み通せない原書を読める日本人っているかな 知的な大学生という頭の悪さを前面に押し出すパワーワード パワーワードなる当節流行の用語を安易に使う低能ぶりに苦笑 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる