純文学5誌総合スレ第63巻目
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純文学5誌総合スレ第62巻目
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1500452322/l50
主に「新潮」「群像」「文藝」「文學界」「すばる」に掲載された作品について語るスレです。
「早稲田文学」「三田文学」「江古田文学」「太宰賞ムック」
「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」「たべるのがおそい」掲載作品の話題も可です。
新人賞受賞作 芥川賞受賞作を各論で批評することもOKです。
文芸誌の感想は、書いても書かなくてもOKですが、あるとなお可です。
受賞作決定前の候補作の批評は普通に本人・出版社工作員のステマと見做されますから気をつけてください。
文芸誌の話題にとどまらず、新人賞選考委員の評価・クレームなどもOKです。
さらには文学のありかた、これからの文学は、そもそも文学とは? といった総論や大きなテーマも歓迎です。
応募者の小説のUPや、その感想を書いたり、推奨されていた「まだ見ぬ新人へのエール」は、荒らしが横行しているため
基本的にNGとします。
れつだん先生をはじめ、ワナビやKindle作家の話題は禁止です。
多くの人が理解しうる言葉で書き、有益な議論のできる空間にしましょう。 読書がこんなに苦痛だと思ったのは久しぶりでした。
世界の中心で、愛をさけぶがどれだけいいものだったか、再確認できました。ありがとうございました。
【読書感想文】 住野よる/君の膵臓を食べたい 【2017年刊行】
http://retsudansensei.hatenablog.com/entry/2018/02/08/184530 >>213
あるけど、ギブした小説は印象にも残らないでタイトルも覚えてないわw
たいていは新人賞受賞して2作目までは書いてる人多いよ。
たまに1作で消える人はいる。 >>215
読書メーター見たら、ボロボロ泣いたとかいう感想が多くてワロタ 膵臓ってもともとラノベとして応募してたのを一般小説として出したら大ヒットしたみたいなので、ラノベレベルの陳腐さが標準化してきてるんじゃないか
村上春樹の雰囲気だけ真似たラノベ文体も「小説とは文学とはこういうものだ」みたいな認知のされ方してるし >>213
自分は森見登美彦の「夜は短し歩けよ乙女」がまったく受け付けませんでした
三分の一未満でギブアップしました
最初からSFファンタジーとして読めば、もしかしたら少しは良かったのかもしれませんが
それにしてもあまりにも文章や展開が突飛過ぎて支離滅裂で
この先どうなるのかをまったく知りたいと思わず、興味がなくなってしまい断念しました
それでもAmazonレビューでは高評価もかなりあって
つくづく人の好みは多種多様だと実感しました
>>214-215
読みましたけど、あれは完全にタイトルのつけ方の勝利ですね
中高生にはうけるだろうなと思いました
そして映画化もしやすい 夜は短し歩けよ乙女は、乙女の設定がキモオタが好きそうな女で吐き気がしたな
太陽の塔とか四畳半神話大系は面白かったが オイ、小谷野が皇女とセックスする話書いてるなwwwwwwwww好きな女がもしも皇女ならなぁ♪妄想なんだろうなww 749 名前:全財産30,721円 [sage] :2018/02/09(金) 17:41:09.72 ID:6RTbXT7q
俺もチョコ食いたいのだが
この時期にチョコを買うのが恥ずかしくてな…
751 名前:優しい名無しさん :2018/02/09(金) 17:45:04.13 ID:2ykjolye
そんなもん気にすんなよ
だあれもおまえなんて見てねえよ
だから幻聴治らねえんだぞ
自意識過剰すぎ
752 名前:全財産30,721円 [sage] :2018/02/09(金) 17:49:29.23 ID:6RTbXT7q
さっきガーナミルク安かったから買おうとしたら、ギエピーー!!あの男の人自分でチョコ買ってるっピ!!
って聞こえてきて買うの止めたんだよ
俺が気にしすぎなのかあ
755 名前:イクラちゃん ◆zhhxhE85gc [sage] :2018/02/09(金) 17:55:19.39 ID:Zpng14/K
>>752
(´・ω・`)すごく失礼だけど正直言ってイカレてるよ
756 名前:優しい名無しさん :2018/02/09(金) 17:55:25.47 ID:2ykjolye
>>752
気にしすぎ!もろ幻聴だよ
普通人がギエピーなんて言うわけないじゃん
あ、けどおまえみたいな統失の人みたことあるよ
その人小さい妹がいて
妹のおもりをして一緒にアニメみてたんだって
そのアニメのキャラが○○ですぞ
みたいに喋るキャラで
そしたら外に出て買い物行ったら
キモいですぞ臭いですぞとか声が聞こえてきたんだって 小谷野さん直木賞取りたいって言ってるくせになんで純文芸誌で書いてるの? 【悲報】レッツラさん、またも東野圭吾を大絶賛!
東野圭吾/マスカレード・イブ
安定感のある面白さと文章のわかりやすさ、そして色のある登場人物たち。
とても満足しました。
http://retsudansensei.hatenablog.com/entry/2018/02/09/191814 お気に入りメニューとか 幻声を呼び集めるのもメディアも役に立った。 636 名前:えり ◆06oqtjJRGM [sage] :2018/02/10(土) 12:30:08.41 ID:mqvwtaKw
まあほんとそうよね
639 名前:えり ◆06oqtjJRGM [sage] :2018/02/10(土) 12:30:53.92 ID:mqvwtaKw
例えば私は学校でいじめられてたんだけど
ここで憎み返したらあいつらと同じレベルになると思った
640 名前:えり ◆06oqtjJRGM [sage] :2018/02/10(土) 12:31:15.32 ID:mqvwtaKw
だから気にしないことにしたの
そうしたらいじめはやんだわ
641 名前:えり ◆06oqtjJRGM [sage] :2018/02/10(土) 12:32:15.61 ID:mqvwtaKw
反応するからダメなのよね
大人ならスルーしなきゃ 17 名前:ぽむ ◆jPpg5.obl6 [sage] :2018/02/10(土) 15:21:34.56 ID:E4bcJPhz
僕の場合は幻聴はほとんどなくて、誇大妄想、被害妄想、関係妄想が多いですね\(^_^)/
テレビを見てたら出演者が僕にしかわからない隠語みたいなのをしゃべりつつ、僕の思考を読み取りコミュニケーションしていると信じていました(^○^)
僕はその言葉に従い東京まで出てきて働きながらドラムの練習にうちこんでいました(^_^)
半年ぐらい薬を飲んでなくて完全に頭のおかしい状態です( ☆∀☆)
ある日、仕事にいかなくなってお金がなくなり、コンビニで万引きする日々を過ごしてたら逮捕されて留置所に入れられました( *´艸`)
18 名前:ぽむ ◆jPpg5.obl6 [sage] :2018/02/10(土) 15:23:37.87 ID:E4bcJPhz
>>16
魔法が使えると信じてるならヤバいです(^_^)
僕も東日本大震災は自分が起こしたものだと信じていました( *´艸`) 601 名前:優しい名無しさん (ワッチョイ 3119-eUPV) [sage] :2018/02/10(土) 19:15:29.49 ID:wyfpU3fu0
長年被害妄想に苦しんでる人いますか。
スレチだったらすみません。
607 名前:優しい名無しさん (ワッチョイ 3119-eUPV) [sage] :2018/02/10(土) 20:39:15.22 ID:wyfpU3fu0
>>605
悪口や嘲笑おつらいですね…
自分はちゃんと薬を飲み始めてから約8年経ちます。
飲んだり飲まなかったりした頃との決定的な違いは、暴れたり家族を脅したりしなくなったことです。
ですが被害妄想の質は変わってません。
世界中の人が自分の悪口を言っています。
治す方法はないものか…
608 名前:哲学書 (ワッチョイ e1ea-mhqN) [sage] :2018/02/10(土) 20:43:56.35 ID:RMlo2u+80
>>607
お互い大変ですが辛抱強く行くしか解決方法はなさそうですね。
薬はあくまで症状を和らげるものですから。でも、寛解している人は一定数いるので希望は持てます。
609 名前:優しい名無しさん (ワッチョイ 3119-eUPV) :2018/02/10(土) 20:55:11.91 ID:wyfpU3fu0
>>608
最近は自殺念慮が強く自分を切り刻無前に何とかしなくてはと思っています。
昨日はODしてしまいました。希望を持ちたいです。
皆さん戦っているんですよね。ありがとうございます。
643 名前:優しい名無しさん (ササクッテロレ Spf1-Y8Ua) [sage] :2018/02/11(日) 12:11:17.72 ID:qtoR0Mtdp
>>609
親からもらった体をてめえで傷つけるとか最低だなおまえ
命粗末にするならいっそ死んじまえよ 50万部って歴代芥川賞作品のなかで何番目くらいの売り上げなんだろ 火花
限りなく透明に近いブルー
蹴りたい背中
されど我らが日々
赤ずきんちゃん気をつけて
蛇にピアス
おらおらでひとりいぐも
パッと見だと7位だな この結果からわかるのは、老人ばかりが文学を読んでいるということ 平野の空白がなんたらもけっこう売れてただろ
自己啓発と純文学もどきってけっこう相性いいんだと思うよ
小説としての価値はなくても文学っぽさで偽装すれば自己啓発でころっといっちゃううかつな人たちを釣れる
編集者は「売りたい」ならゲーノージンじゃなくて自己啓発系小説を既存の作家に書かせろよw >>238
コンビニ人間は50万部。かなり売れて話題になった。 維新長谷川豊「ニートは世の中舐めてるの?自立出来ない者食うべからず!ブラックは自己責任」
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1518655535/
働き方改革?クニがすることか?
日本維新の会は「自立する日本人」を日本の目標像の一つに掲げている。
日本の最大のテーマの一つは「自立」だと思う。
「自立できるのに歩こうともしないで守ってもらってるだけ」「守ってもらっているだけなのに文句しか言っていない」人間たちは、
そもそも世界では切り捨てられている。当たり前だ。
世界では「怠け者は苦労する」という当たり前の世界基準が出来ているからだ。日本はここにシフトしていかなければもう社会保障などは持たない。計算すれば誰でも分かることだ。
例えば「とくダネ!」でディレクターをしていたとしよう。
ディレクターは必死に取材。
朝起きてから夜寝るまで密着。
朝5時に起きて子供たちのお弁当を作っている奥さんの取材
そんな毎日が放送までずっと続く。
放送前にはデスク会議や打ち合わせ、さらには直前には編集作業や出演者との打ち合わせ。
放送までの2週間か3週間は家になどほとんど帰れない。
ブラックかと言われれば議論の余地なくブラックだが、そんなことを気にしている人間はテレビマンには皆無だ。ハッキリ言ってブラックだのどうの、など外野に言われるのは迷惑なだけである。
テレビマンはみんな「好きでやってる」のであって、人にとやかく言われても知らないし、知ってもらおう、理解してもらおうとも思っていない。
みんな死ぬ気で作っているし、それが嫌な奴は辞めればいいだけだ。
が、成人したら自己責任だ。
全部お前の責任だよ。
会議の時間があまりに無駄が多いのであれば一言言ってみたらどうだ?
http://blog.livedoor.jp/hasegawa_yutaka/archives/51337287.html 芥川は受賞した作品は単行本にせず、少し高い設定で文庫でいきなり売った方が良いんじゃない?
文芸春愁に全文掲載されるのも他の出版社からしたら迷惑だろうし。 文春に全文掲載されてるって知ってる人がどれだけいるか >>242
タイトルのインパクト
「普通って何?」がテーマの中二的分かりやすさ
島田まちゃひこでも指摘できた通俗性(面白さ) 今回の芥川賞の選評、つまらない
石原慎太郎や村上龍みたいに「お前、読んでないだろ!」って突っ込みたくなる選評の方が楽しい 普通に文学、読書本として読んでも面白いと思います。
そして、もし真実だと確信できたら、人生の莫大な財産となると思います。
2000年の少し前頃に発刊され、アメリカで異例のベストセラーになり、日本でもベストセラー、
いまや30数カ国以上に翻訳されて読まれているニール・ドナルド・ウォルシュ氏の『神との対話』シリーズ。
もし本当に「神の存在と恩寵」を確信したいなら、まず正しい「神の理解」が必要です。
単なる読書本ではなく、人生の観方と体験が変わるスピリチュアル本ではありますが、
思索的な哲学書として読んでも面白いと思います。
《10分ほどで読めて分かる『神との対話』》
https://conversationswithgod.wixsite.com/kamitonotaiwa-matome
古谷経衡さん「三浦瑠麗は妄想とデマばかり!工作員妄想だ」
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1518842557/
三浦瑠麗 国際政治学者
「テロリスト分子がいるわけですよ。それがソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今ちょっと大阪やばいって言われていて」
『ワイドナショー』
今週の珍言、暴言、問題発言を振り返る。平昌冬季五輪が開幕し、あらためて韓国、北朝鮮との関係がクローズアップされている中、国際政治学者の三浦瑠麗氏がテレビ番組『ワイドナショー』に出演し、
「スリーパーセル」と呼ばれる暗殺部隊が大阪に潜伏していると発言した
三浦氏の発言に対しては「根拠を示すべき」という批判の声が起こった
「事実確認に乏しく扇情的で、まったくの作り話」であることを理由に同紙からの引用を禁じると2月8日に発表したばかりだ(AFP BB NEWS 2017年2月10日)。
つまり、それほど信憑性に乏しいということだ。著述家の古谷経衡氏は三浦氏の発言を「工作員妄想」と表現している
批評家の東浩紀氏は「テレビの地上波でそんなこと不用意に言ったらヘイトの口実に使われるに決まってる」と断じ、
「諸悪の根源はそもそも『なんでもかんでも韓国朝鮮人を難癖つけて叩こうとする腐った日本人』どもなんですよ」とツイートした(2月12日)。ごもっともである。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180217-00006259-bunshun-pol 浅田彰、柄谷行人、蓮實重彦の文芸批評の基本的立場を簡潔に説明しなさい >>257
ありがとうございます
反映されるまで待ってみます 芥川賞のいつものサイト見たけどおらおらでひとりいぐも凄いな
こんなに評価高いの何年ぶりだ? >>247
文藝賞は受賞後すぐに本出すから(確か受賞発表号発売の一カ月後くらい)
だからいつも受賞作掲載の文藝売れなくなるのに、とか思ってた。
会社の売り上げとしてはどうなんだろうね?
おらおら、本屋で見たら35万部突破とか帯ついてた。
久米ひろしのラジオ出たりして、メディア使った宣伝が効果あったのかもしれない。 「おらおら〜」と「百年泥」さっそくKindleで買ってもーた
リアル本は置く場所がない 川上と小川が否定的だし、欠席した龍が否定派に回っていれば、例年よりやや高評価くらいじゃない?>おらおら
というか最近の影裏としんせかいが低すぎただけ >>268
影裏、情景描写がすごいって選評で絶賛されてたけど
言うほどすごい?突出したものは感じられなかったけどなぁ
それに短すぎ 文章力が抜けてる感じはしたよ影裏
物語が面白いかっつーとそうでもなかったが 栗原裕一郎? @y_kurihara
返信先: @o_thiassosさん
いい線だと思います。「影裏」は読まれました? トレンディーな社会問題を取り入れながらダイナミズムはまったくなく、肝心なことも一切書かないのに文章芸でクリアしてしまっているという、ある意味で究極的な作品です。
https://twitter.com/y_kurihara/status/936657067980439552 【悲報】レッツラさん、片岡義男先生を「古臭い」と酷評!!
【読了断念】 片岡義男/と、彼女は言った
初・片岡義男。なにもかもが古臭い。男女の会話が嘘くさい。酷い。平成30年ですよ、今は。
http://retsudansensei.hatenablog.com/entry/2018/02/24/184946 904 名前:花火 ◆Ix8TLCBlVw :2018/02/24(土) 21:12:18.70 ID:LxDcMtgf
これは海に行った時の水着の写真
http://i.imgur.com/LnJ73El.jpg おらおら45万部突破。
コンビニ人間のときは50万部いって、結構盛り上がってたけど、今回は静かだね。 コンビニ人間はわかりやすかったからね
おらおらは方言主体で読みづらいから買っても挫折した人が多そう れつだんさんの感想文の話題はこちらでよろしいのでしょうか…? あとおらおらは高齢者中心に売れてるからネットで騒がれないんでしょう 若者の死因、日本は自殺が1位…「死にたい」「消えたい」SNSに氾濫
http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1519796403/
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180227-00010000-yomidr-soci&p=1
>自殺者の総数が減る中、自殺する若者がなかなか減らない。若年層の死因のトップが自殺なのは、主要先進国で日本だけだ。
>15〜34歳を対象にした国際比較でも、他の主要先進国の死因の1位は「事故」だが、日本だけは「自殺」がトップだ
SNSには今も「死にたい」「消えたい」と訴える若者の投稿があふれる。
職場での頑張りを上司に評価されず、「仕事ができない」と言われ続けた。いつしか自暴自棄になり、手首を刃物で傷つける自傷行為を重ねたり、
夜に眠れなくて睡眠薬や酒を多く飲んだりした。「ツイッターは自分のはけ口として使っている感じ。他の人に共感されると気持ちが楽になる」
神奈川県の30代男性は、実家で引きこもりを続けながら、1日に何度もツイッターに書き込む。大学卒業時の就職活動に失敗。その後も不採用が続き、就活する気力を失った。
「排除され、差別されて偏見を受ける社会では頑張ろうと思えるはずがない。でも一番の間違いはこの世界に生まれてきたことなのかも」などと社会への不満と自殺願望をつづる。 【産経新聞文芸時評】
3月号 早稲田大学教授・石原千秋 五輪は敗者のためにもある
http://www.sankei.com/life/news/180225/lif1802250010-n1.html
小谷野敦「とちおとめのババロア」(文学界)は、女子大のフランス語教師・福鎌純次がネットお見合いで
皇族の後藤雍子(ようこ)(実は雍子女王)と知り合って結婚する荒唐無稽な話で、よくも書いたりと思う。
彼女は徳田秋聲の熱烈なファンという設定で、小谷野敦のツイッターを見た人なら誰がモデルだかわかる。
文学ネタもちりばめてある。ヒロインが「ようこ」で末尾が「車から降りると、天の川が降るようだった。
純次はそっと雍子の肩に手を回した。」とあれば、大枠は川端康成『雪国』である。結婚後に戸籍謄本に
「福鎌純次・雍子」とあるのを見て、彼女は「やっと人権が手に入った」とつぶやく。
それがこの小説のテーマである。
夫」(すばる)もいい。アイヌの作家・鳩沢佐美夫について
「鳩沢の置かれていたのは、ただの〈人間である〉という単純な事実が、〈アイヌである〉
という形でしか現れ得ない状況の中だった」と言う。これはある意味で理不尽であり、ある意味で当然なのだ。
理不尽なのは「人間」という概念を普遍的なものだと捉えたときであり、当然なのは「人間」
という高度に抽象的な概念はそのまま形にはなり得ず、必ずある具体性を持って現れる以外にはないと
捉えたときである。日本語はそのままでは規範にすぎないのでこれをラングと呼び、現実に話される
個々の具体的な形をパロールと呼ぶ。だから、鳩沢佐美夫はアイヌのユーカラを文学に活(い)かそうとする。
「人間」であり、同時に「アイヌ」たらんとしたのだ。人はたとえば「雍子女王」であり、同時に
「人間」でなければならない。
森田真生「計算と仮説」(新潮)は、「どんな状況でも通用する『汎用(はんよう)』の知性
などあり得ない」と説く。つまり、状況の中にない「記号」などあり得ないということである。
戦後日本における「記号」とは何だったのかと考えた。 (続)
高原到「「日本近代文学」の敗戦−−「夏の花」と『黒い雨』のはざまで」(群像)がいい。
敗戦文学と言っていい原民喜「夏の花」のイロニーは自壊し、井伏鱒二『黒い雨』のユーモアは
蹉跌(さてつ)したと論じ、いま日本文学は「あたかも『敗戦』などなかったかのように(中略)
無数の『内面』と『風景』を手をかえ品をかえ生産しつづけている。だがそれらは文学なのだろうか?」
と問いかける。これを「とちおとめのババロア」と接続すれば、戦後日本は「敗者の振る舞い」
をたった一人に押しつけて来たのではなかったかという問いとなる。
山城むつみ「カイセイエ−−向井豊昭と鳩沢佐美夫」(すばる)もいい。アイヌの作家・鳩沢佐美夫について
「鳩沢の置かれていたのは、ただの〈人間である〉という単純な事実が、〈アイヌである〉
という形でしか現れ得ない状況の中だった」と言う。これはある意味で理不尽であり、ある意味で当然なのだ。
理不尽なのは「人間」という概念を普遍的なものだと捉えたときであり、当然なのは「人間」
という高度に抽象的な概念はそのまま形にはなり得ず、必ずある具体性を持って現れる以外にはないと
捉えたときである。日本語はそのままでは規範にすぎないのでこれをラングと呼び、現実に話される
個々の具体的な形をパロールと呼ぶ。だから、鳩沢佐美夫はアイヌのユーカラを文学に活(い)かそうとする。
「人間」であり、同時に「アイヌ」たらんとしたのだ。人はたとえば「雍子女王」であり、同時に
「人間」でなければならない。
森田真生「計算と仮説」(新潮)は、「どんな状況でも通用する『汎用(はんよう)』の知性
などあり得ない」と説く。つまり、状況の中にない「記号」などあり得ないということである。
戦後日本における「記号」とは何だったのかと考えた。 もう一年くらい文芸誌買ってないや。
掲載者が同じ作家ばかりでつまらない。 文學界2018年4月号 内容紹介 (尼より)
▼特集 死ぬまでに絶対読みたい名著
ニーチェ『ツァラトゥストラ』(中島義道)/フロイト『精神分析入門』(松本卓也)/
アーレント『全体主義の起原』(仲正昌樹)/ルソー『社会契約論』(大澤真幸)/
フーコー『監獄の誕生』(石田英敬)/丸山眞男『忠誠と反逆』(苅部直)/
西田幾多郎『善の研究』(小林敏明)/小林秀雄『無常という事』(若松英輔)
▼創作 深田晃司「海を駆ける」
古市憲寿「彼は本当は優しい」
▼追悼 石牟礼道子 池澤夏樹/伊藤比呂美
▼ノンフィクション 堀川惠子「峠三吉とその時代」 292 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2018/03/02(金) 10:34:58.17
綿矢一人を発掘するためにどれだけ多くの人に多大な迷惑をかけたことか。
文学を復興させるどころかかえって衰退を加速させた。 >>288
こういうの書くのは自分も作家を目指してて全然芽の出ない奴の妬みなんだろうなぁ
みっともねえなぁ 次の芥川賞が発表されるくらいにそろそろコンビニ人間文庫化される? 尼で小谷野さんが百年泥褒めてた。
なんか意外だった。 『野ブタ。をプロデュース』の大ヒットがもたらしたもの 21歳小説家の栄光と苦悩
『野ブタ。をプロデュース』という作品は知っていても、白岩玄という作家を知らない人は多い。
20代のあいだ、ぼくはそれがコンプレックスだった。特に20代の前半は、自分の人気をいつも気にしていて、
ネットで自分の名前や、本の感想を検索しては一喜一憂していた。
なんというか、ちょっとバカみたいな言い方になってしまうが、
ぼくは人気者になりたかったのだ。ちやほやされたかったし、承認欲求を満たしたかった。
(朝日新聞デジタル&[アンド]) 桃子さんの思弁が浅薄でクドいと思ったのは私だけ?
「生きることは寂しい」とか「周造が死んで悲しい」とか深くない凡庸なセンテンスが文字通りに繰り返されるだけで途中で飽きた
50万の読者がどれほど集中力を維持出来たか気になる
小説ではhowとかwhyのほうが断定とか説明よりも面白いと思うの
中途半端な方言も語りの魅力を減じていると感じる
売上は全然及ばないが百年泥の方が読ませたい所で読者にメッセージを発してる あなたの書き込みを見てもわかるけど、そりゃ深いことだけを考えてる人間なんていないからな
哲学者ですら浅薄なことを考えている時間の方が長いと思うぞ 百年泥の人はかつて文學界新人賞の最終にも残った実力ある人だから、
これからも細々と生き残っていく気はする。
次作も読んでみたい。 どうだろうな
基本的に最初から自分史的な作品を書く人は二作目で苦労するからね >>300
様子見て少しずつ刷るほうが在庫リスクが少ない。
高齢者相手なら本屋で注文とかだろうから、2週間待ちとかでも大丈夫なんだろう。
なんだかんだでうまく売っていると思う。 おらおらはファウスト越えたと思ったからね
芥川賞もなっとく
二作目だったら谷崎賞狙えたんじゃなかろうか
素人判断だけど 新潮にドン・デリーロの翻訳短編と川端の発掘小説
これなら他全然興味ない俺でも金だして買う価値あるかな 超えるために読むなよ。他人に面白い文学をつむぐために読むんじゃないの。 文學界の月評がつまらなくなった。
もうやめていいと思う。
群像は水戸黄門とか前立腺とかそんなんばっかになっちゃってなんか下品で残念になったな。 >>303
新潮買った
デリーロの短編はまあまあ面白かった
川端安吾のは短編ではなく掌編
他は読む気しない特に対談はクソ れつだんに賛成だわ
ハセカラの方が面白いから文学にする意味まったくない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています