十 八 世紀 に 書か れ た イギリス の 風刺 小説 の 主人公 ガリヴァー は、 国民 全部 が 十 センチ
ほどの 身の丈 しか ない 小人国 から 帰国 し た とき、 自分 を 巨人 と 考える 習慣 が つい て い
た ので、 ロンドン の 町 を 歩き ながら 通行人 や 馬車 に 向かっ て、 道 をよ け て注意 しろ、
踏みつぶす ぞと 大声 で 叫ん だ そう で ある。 自分 が 相変わらず 巨人 で、 相手 は 小人 だ と
思い込ん で い た の だ。 そこで 人々 は 彼 を あざけっ て 罵倒 し た。 手荒 な 御者 は この
《 巨人》 を 鞭 で なぐりつけ さえ し た。 だが、 これ は 正しい こと だろ う か。 まったく
習慣 という もの は 何 を しでかす か わから ない もの で ある。

<この風刺は俺自身にあてはめたとき、どんな意味をもっているのか?