私は、自分がいっそ自殺すべきである、いやしい虫けらのようにこの地上から自分を掃き捨てるべきであることを知っている。しかし私は自殺が怖い、なぜなら心の広さを示すことを恐れるからだ。
私はそれがまたしても欺瞞であるだろうこと、無限につづく欺瞞の列の最後の欺瞞であるだろうことを知っている。心の広さを演じてみせるためだけに自己をあざむいてみて何になろう?
私の内部には憤怒と羞恥はけっして存在しえないだろう。したがって、絶望も。