ドストエフスキーとトルストイで比較すれば物語の終結についてだと思う

トルストイはどこかで、善は最後には報われなければならない(唯物面かもしくは精神的に)、という思いが強くあらわれている

一方でドストエフスキーは、現実には悪が報われ善が落とされることもあるため(その方が多いため)それでいい(むしろ当然、というよりだからいい)、となっていると読むたびに思わされる(感想として)
悪霊は自殺、カラマーゾフはシベリアいき(未完成だけどね)、白痴は白痴者にまた戻り、みたいな悲劇であり、自分としては悲劇的最後のほうが現実よりかなともおもう
個人的には主人公がよく最後に殺されちゃうシェイクスピアなんかもドストエフスキーよりだと思うけどね