「悪霊」ですが、場面転換が少なく会話中心で進む物語から、
シェイクスピアの戯曲を連想しました。
しかし、会話のまどろっこしさ、

登場人物の自己主張の強さはやはり桁違いで、
安定のドスト感に溢れていますね。(ここはある意味良い点。)


人によってはひたすら疲れると思います。
私はいつになったら面白くなるんだろうと思いながらちびちびと読みました。


(上巻一番の山場と思われる)日曜日の事件を経て第二部に移り、
物語の担い手も世代交代する。終盤になり、
彼らが街とその社交界を揺るがす気配をみせますが…?。


先行きは不安だけど最後まで見届けたいというところでしょう。