富家(彼は私と同い年。Pさんの学校の商学部に付属から進学しました)サトシ
なんかが先駆者という印象です。まだ当時はわかってる奴はわかるって程度。
実際、彼が本当に日本の茶の間での知名度をあげたのは、ダウンタウンの
ゲイシャガールズででした♪

私は、アナログ演奏家とデジタル演奏家の垣根が、どのようになくなって
いったかというところに興味をおいてお話しているために、
作り手、演じ手、送り手、聴き手、遊ぶ人々。の妙なこだわりや思い込みが
均されていった時期を、だいたい90年代と眺めて考えながらお話しています。
もちろんそれ以前も、電子楽器をちゃんと音楽とみとめてる作り手聴き手は
いました。80年代には、ほとんどの鍵盤ポップ演奏者とドラマーは
コンピュータージェネレーションを当然の流れとみていましたし。
ただ、他の多くの弦楽器奏者や管楽器愛好家は、音源の貧困さや使い勝手の
悪さを理由に、ながらくデジタル入出力を軽く見ている時期が、たしかに
あったのですよ♪そしてそのリクツは、茶の間のリスナーにも相当影響してたのです。
こんにち、電子音源での演奏表現をばかにする生楽器演奏家は珍しくなりました。
そういう時代になるまでに必要な時間が90年代であり、作り手送り手の
意識の世代交代がひと段落ついたのが、00年だったように私は個人的に
思っているのです。
具体的には、レインボー2000を境に、古い音楽ファンの意識は決定的に
変わったと私は思っています。それまでは、まだ「レコード遊び」だと
思ってる中年がたくさんいたんですよ。いや本当に。