0001吾輩は名無しである
2018/05/09(水) 11:08:00.40ID:LsqRLJXM「私は地上の物象が,こんなにも敏感に天上の色を宿しているのを,一種の感動を以て眺めた。
寺内の緑に立ちこめている雨の潤いも,すべて天上から享けたものであった。
それらはあたかも恩寵を享けたように濡れそぼち,腐敗とみずみずしさの入りまじった香を放っていたが,それというのも,それらは拒む術を知らないからだった。」
(新潮文庫 296頁)
をみんなはどう解釈してる?特に,「それというのも,それらは拒む術を知らないからだった」という部分に関する考察が聞きたい。
あと,同作品中で情景・風景の描写が際立って美しいと思う部分を教えてほしい。(100〜200字くらいで抜粋してくれると読みやすい)