>>429
それについて思うことはふたつある。
第一に、作家も生活がかかっているということ
純文学はとにかく売れない。
専業でやりたい人にとっては純文学よりも売れるエンタメのほうが専業になりやすい。
出版社もエンタメの宣伝には力を入れるし、編集者も優秀な人材をつける。
純文学よりエンタメのほうが利益を生んでくれるぶん、待遇がいいのだ。

第二に、これは作家としての本能だろうが、読者に読んでほしいという欲求が満たせる。
何かのアンケートにあったが、作家が満足感を覚えるのは、文学賞をもらったときでも批評家に褒められたときでもなく、
広く読んでもらって読者から反響をもらったとき、というデータがあった。
エンタメのほうが遥かに読者がつくし、自分の作品を読んでもらえる。
これは本当に作家として一番のことだろう。
渡部セクハラや北条盗作で明らかになった古臭い文壇に配慮しながら作品を書くよりも遥かに健全でモチベーションも高まるはずだ。