>>845
>また人生はおまえに数々の不幸をもたらすけれど、その不幸によっておまえは幸福になることもできれば…

の所はいいと感じた
不幸や苦悩は幸福に内包される、とするドストエフスキーの考えがよく出ていると思う

「幸福は快適な生活の中にはない。幸福は苦痛によってあがなわれる。人間は幸福のために生まれるのではない。人間は自分の幸福をあがない取るのだ。しかも常に苦痛によって。」
『罪と罰』の創作ノート

「わたしにはいつも、最大の幸福とは、少なくともなぜ不幸なのかを知るということだと思われた。」
『作家の日記』

「人間には幸福のほかに、それとまったく同じだけの不幸がつねに必要である。」
『悪霊』