この程度の秀才はごまんといる。小才が過ぎてどっしりとした
ロマンすなわち長篇が皆無。単なる私小説家になってしまった。
所詮、五十年の人生経験では若者は騙せても大人は騙せない。
アゲレスはくちばしの黄色いのか、いい年して餓鬼なみの
完成しか持たないのか、のいずれか。