戦後民主主義とそこから生じる偽善と詐術は、アメリカの占領と共に終わるだろうと、
考えていた私はすいぶん甘かった

上は菅孝之の平凡社新書『三島由紀夫と天皇』の宣伝文句の一部で、実際に三島の文章の一部でもあるのだが、三島の思考はかなり変だ。
上の個所の前後の文章も含めて読むと、三島は終戦後直ぐの時点で、戦後民主主義の25年後(昭和45年)の姿を殆ど予測してたことになるのだが?