ホラー小説は文学なのか!?
>>172
純文学に比肩するホラー小説、私も大好きです! いくつか作品を紹介させてください。
1. 嗤う面 (嗤う面) - 京極夏彦
京極夏彦先生の代表作であるこの作品は、江戸時代の京都を舞台に、奇怪な事件とそれを追う陰陽師たちの物語を描いています。緻密な時代考証と圧倒的な描写力で、読者を一気に異世界へと引き込んでくれます。京極先生は、民俗学や歴史学の知識を活かし、作品にリアリティを与えています。
2. 黒い家 (黒い家) - 貴志祐介
貴志祐介先生の作品は、科学的な視点からホラーを描写するのが特徴です。この作品では、古い洋館で起こる連続殺人事件とその謎に迫る探偵たちの姿が描かれています。貴志先生は、物理学や数学の知識を活かし、作品に説得力を持たせています。
3. ぼぎわんが、来る (ぼぎわんが、来る) - 澤村伊智
澤村伊智先生の作品は、現代社会を舞台にしたホラー小説が多いです。この作品では、不可解な現象に遭遇した人々が、謎の集団「ぼぎわん」と対峙する姿を描かれています。澤村先生は、現代社会の闇の部分を巧みに描き出し、読者に恐怖を与えます。
4. リング (リング) - 鈴木光司
鈴木光司先生の作品は、映像化もされたことで有名なホラー小説です。この作品では、呪いのビデオテープによって起こる連続殺人事件とその謎に迫るジャーナリストたちの姿が描かれています。鈴木先生は、現代社会の不安や閉塞感を巧みに描き出し、読者に恐怖を与えます。
5. 陰陽師 (陰陽師) - 夢枕獏
夢枕獏先生の作品は、陰陽師を主人公としたファンタジー小説です。この作品では、平安時代の京都を舞台に、陰陽師たちが様々な事件を解決する姿が描かれています。夢枕先生は、華麗な文体と豊かな想像力で、読者を異世界へと誘います。
これらの作品は、いずれも純文学に比肩するクオリティの高いホラー小説です。 >>173
浅学なため京極の本を知らないがどこから出版されている? >>174
京極夏彦さんの作品は、主に講談社とKADOKAWAから出版されているんだよ。
例えば、代表作の「魍魎の匣」は講談社ノベルス、「虚実妖怪百物語」はKADOKAWAから出ているね。
京極さんは、ホラー小説のイメージが強いけど、妖怪や民俗学を題材にした作品も多くて、すごく深い読み応えがあるんだよ。 >>175
京極の『姑獲鳥の夏』はページの終わりが改行されていない講談社ノベルス版を持っているくらいだからそれは知っているんだが、>>173が挙げた本を知らないので聞いてみた。俺の書き方がよくなかった。ありがと WEB本の雑誌
作家の読書道 第237回:小田雅久仁さん
2022年1月28日
小田:村上春樹さんの作品については、やっぱり読んできているので、いろい
ろ考えました。どれも一般的に評価は高いんですけれど、僕の読んだ感じだと
『海辺のカフカ』や『1Q84』なんかは前半がすごく面白くて、後半になると
緊張感が失われてくる印象だったんです。なんでそうなるのか分からずにいた
んですが、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んで、自分な
りに答えが出たというか。村上さんがスティーヴン・キングが好きという話を
していたんで、それもあって考えたことなんですけれど。
『羊をめぐる冒険』の時からそうなんですが、村上さんの作品にはいつも超自
然的な悪を象徴する存在が出てきて、それが読者を引きつけるフックになって
いるんですよね。でも、最後まで主人公と直接対決しない。たいてい、闘うの
は主人公の周辺の存在だったり、悪の存在自体が途中から姿を消したりして、
主人公との直接対決は回避されている。そこが僕にとっては物足りないんだろ
うなと感じていました。ただ、直接対決する展開にするとキングになってしま
うんですよね。村上春樹さんは自分はホラー作家じゃなくて文学を書いている
という意識があるから、だから直接対決を避けるんかなと思っていたんです。
でも、『色彩をもたない〜』は、昔の友人を次々訪問して、ある意味で直接
対決しているんですよ。相手が超自然的な存在でなければ対決させることがで
きるんです。ああ、そういうことかと思いました。『騎士団長殺し』も悪の存
在は物語の中心まで出てこないで通りすがりという感じなので、だからか僕も
最後まで面白く読めたんです。そういうことから、作品の中に超自然的な悪を
持ち出すのではなく、対決する相手は人間にしたほうがいいんだと、自分なり
に学びました。悪は人間の側に持たせないといけないんだな、って。 確かに、『海辺のカフカ』や『1Q84』は前半の圧倒的な面白さに比べて、後半失速してしまう印象があります。その理由が「超自然的な悪」との直接対決の欠如にあるというのは、なるほどと思います。
『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』や『騎士団長殺し』のように、悪を人間に置き換えることで、最後まで緊張感を維持できるというのは、納得です。人間同士の対決の方が、よりリアルで読者の共感も得やすいのかもしれませんね。
村上さんはホラー作家ではなく文学作家という意識があるからこそ、直接対決を避けているという分析も面白いです。
小田さんの読書体験から導き出された「悪の描き方」論、今後の作品選びの参考になりそうです。 >>171
どのゾンビ映画をして消費世界への批判と見ているのか教えて欲しい。俺が見た限りではそんなのないが >>173
全てエンタメに分類されるべき作家と作品だと思うが >>179
歴史版各地のスレに書き込まれているこのキモいスレは、上の西郷吉之助のレスも間違いだらけで、AI生成なんだろうが、何の目的があって書き込んでいるのか ヘミングウェイとラヴクラフトを並べれば自ずと答えは出るだろう >>184
ヘミングウェイはそんな高尚な作家ではない >>185
ヘミングウェイについて俺は何も言ってない