『戦争と平和』を一緒に読もう!
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
3月開始を予定しています。 当方、以前に【米川訳】で既読。 今回は【北御門訳】をメーンに、 新たに【藤沼訳】と【英訳】も参照。 先行での参加も可。 【日本語訳】を3種併読することになります。 時間がかかりますから、 先行、途中からの参加、いずれでも可。 ゆっくりと味わいたいと思います。 使用テキストは問いません。 ぜひ参加してください! 読んでみたいが長い。 前にNHKドラマで見たけど小説はだいぶ違うんだろうな >>4 Wikipediaによれば「当時のロシア貴族の生活を再現し、原作の群像劇を表現しようと努力している作品」だそうだ。 岩波版米川訳をたたき台にするのなら 主要登場人物の人物造形と時代背景説明で1巻が終わる 第4巻は物語の締めくくりと長大のエピローグ(とくに作者の講談)が殆ど だから物語の主要部分は2〜3巻と言えるのだけど 1巻と4巻を読まないとよく理解できない 作者自身が駄目押しで最後に解説をするくらいだから 【北御門訳】は【米川訳】に似ている。 【工藤訳】ってどうなの? 日本語としては工藤訳がいちばん読みやすいんじゃないの 米川訳は読みにくいよ ドストエフスキー、チェーホフも【米川訳】で読んだから慣れちゃった。 【工藤訳】でもっているの『未成年』だけ。 戦争と平和は最近読み終わったばかり、と言っても去年の冬だったけど 再読はちと精神的にきついw なので同時参加はできないけれど、内容は覚えているからレスには参加するよ こういうスレがあるのは覚えときます きのうから開始しました! 【藤沼訳】は後発だけあって色々と読みやすい工夫がありますね。 俺もたまたま読もうかと思ってるが、 米川訳なんかボロボロのしか手に入らない 本屋で確認して、評判が良いんで多分工藤になりそうだけど これまで何度か挫折してるんで ドストはすべて米川訳で楽しく読めたんだが、 トルストイはほぼ1冊も完読したことがない 米川vs北御門の「誤訳論争」 【米川訳】、【北御門訳】どちらも読みやすい。 そのうちに訳文の相違点を列挙しますからね。 ロシヤ人による【英訳】も。 >>21 北御門っていう人も良いの? ハードカバーがあるのもいいし、 水上村ってのも縁があるから買ってみようかなあ 人生論みたいになってる。縦横韻文考えてないし。押韻字もない。 >>20 米川正夫はすでにパブリックドメインだが、「戦争と平和」は青空文庫にはないようだ なお米川訳はスキャンしたやつがキンドルで売ってる 探してみたら米川正夫訳のリフロー型電子書籍もあったわ 1500円するけどね 『戦争と平和』第一部・第一篇・第一章の後から2段落目の最後 【米川訳(岩波文庫)】16−17頁 「どうかこの話をまとめて下さい、そしたら私は永久にあなたのヴェールヌイ・ラ―ブ(忠実な奴隷)になります。 もっとも、私の領地の百姓頭が報告を書く時にはいつでもラ―プ (子音bは語尾に来るとpに発音されるので無学の百姓は発音どおり書くのである)ですがね。 あのかたなら生まれも立派だし、お金も十分にあるし、私に必要な条件をすっかり備えているんですからね。」 >>26 のやつ、米川訳に勝手に手を入れて改訳してるっぽい いくらパブリックドメインでも同一性保持権は失われないはずだが いずれにしても勧めない、買わないように 【北御門訳(東海大学出版会)】6頁 「どうかその話をまとめて下さい。そしたら私は永久にあなたのウェールヌイ・ラ―ブ(忠実な奴隷)になります。 私の領地の百姓頭の報告書ではいつもラ―ブとなってますがね。あのお嬢さんなら名門だし、お金持ちだし、願ったり叶ったりですよ」 【藤沼訳(岩波文庫)】28頁 「この話の段取りをつけてください。そうしてくだされば、わたしはいついつまでもあなたのヴェルネイシー・ラ―プ (もっとも忠実な奴隷)になりますよ(うちの村長が報告書に書いてくる綴りだと、発音どおりの誤字にしてますがね)。 そのお嬢さんは家柄がよくて、金持ちだ。わたしに必要なものがそろっている」 【英訳】 “Arrange this business for me and I am your faithful slave for ever (slafe―as my village headman writes me in reports: f instead v). She's from a good family and rich. That's all I need.” 【北御門訳】は意味不明。 親切なのは【米川訳】。 【工藤訳】ではどうなのかな? 【北御門訳】は思いっきり意訳なんだろうね。 笑っちゃう話なんだと思う。 「忠実なる奴隷」ではなく「ただの奴隷」。 【工藤訳(新潮文庫)】 「〈この話をなんとかまとめてくださらんか〉、そしたらわたしは永久にあなたの忠実な下僕(ラーブ)になろうよ (もっともわたしの領地の百姓頭の報告書には、いつもラープとしてありますがな)。 とにかくそのお嬢さんは名門だし、お金持だ。わたしに必要なすべてを備えておられる」 「ラーブ」は「下僕」にルビ 「ラープ」の「プ」に傍点 「刺繍」なのか? 「編物」なのか? 第二章第3段落冒頭 【米川訳】18頁 ボルコンスキイ公爵の若夫人は、金で刺繍をしたビロードの袋に、 刺繍の仕事をいれて持ってきた。 【北御門訳】7頁 ボルコンスキイ公爵の若夫人は金の刺繍をしたビロードの袋に、 編物の手仕事を持ってきた。 【藤沼訳】31頁 若いボルコンスキー公爵夫人は、金糸で刺繍をしたビロードの袋に 刺繍の手仕事を入れて、やって来た。 【英訳】 The young princess Bolkonsky came with handwork in a gold-embroidered velvet bag. >>35 【工藤訳】 ボルコンスキイ公爵夫人は金糸の刺繡のついたビロ ードの袋に 編みものを入れて持ってきた 。 ハンドワークというのはようするに「手編み」でしょう 編みかけの手内職を 金糸で刺繍の施されたベルベットバッグにいれて こちらにやってきた 位の意味だろうね 僕も参加させてもらおうかな。 河出書房の中村白葉訳なんだか挿絵が気晴らしになってくれないかと期待。 僕も参加させてもらおうかな。 河出書房の中村白葉訳なんだか挿絵が気晴らしになってくれないかと期待。 第六章第1段落 【北御門訳】では第7章第1段落 【米川訳】50頁 公爵夫人リーザが入ってきた。 彼女はもう別な内着をつけていたが、 これもおとらず優美で爽やかなものであった。 【北御門訳】27頁 公爵夫人がはいってきた。 彼女はさっきとは別の普段用の、 それでも同じように優美でみずみずしい服装をしていた。 【藤沼訳】73頁 公爵夫人リーザが入ってきた。 彼女はもう別の、ホームウエアだが、 同じようにエレガントで、真新しい服を着ていた。 【英訳】 The princess came in. She had already changed to a house dress, but one just as elegant and fresh. 【米川訳】は無難でイメージし易い。 【北御門訳】はなんかなぁ。 【藤沼訳】はどうなんだろうね? 違うんじゃないのかね。 house dress をホームウェアと訳すくらいなら そのままはハウスドレスにした方が良い それが日本の読者に分かりにくいと感じるのなら 自宅用ドレスとでも意訳するとか >>38 ぼくは「刺繍」だと思いますよ。 帝政ロシヤの貴族の女子は教養として「刺繍」を習っていたそうです。 革命でパリに亡命した貴族女性は食うためにファッション業界にうって出た。 そのときに「ロシヤ刺繍」の技術が役立ったそうです。 米川正夫は確信をもっていたと思います。 読者に解りやすいように翻訳したのでしょう。 「編物」とした翻訳者はそこまで考えていたとは思えません。 【米川訳】55 頁 ナプキンから銀製の器、磁器、ガラス類にいたる一切のものが、 新夫婦の家庭によくある特殊な新鮮さを輝かしていた。 【北御門訳】30頁 ナプキンから銀の器、磁器、ガラス製器具に至る一切のものが 新夫婦の家庭によく見受けられる特殊な新鮮さの烙印を帯びていた。 【藤沼訳】79頁 ナプキンから、銀や陶器や、ガラスの食器にいたるまで、 なにもかも若夫婦の所帯によくあるように、新しさがひときわ目立っていた。 【英訳】 Everything from the napkins to the silverware, china, and crystal bore that special stamp of newness, that is found in the households of the recently married. >>42 の【藤沼訳】で「真新しい服」と訳したのは >>47 と呼応しているのだと思います。 この翻訳は納得できません。 >>46 >ぼくは「刺繍」だと思いますよ。 >帝政ロシヤの貴族の女子は教養として「刺繍」を習っていたそうです。 英訳を参考にするのなら 刺繍が施されているのはベルベットのバッグであり それにhand work を入れて歩み寄ってきた hand workは手内職くらいの意味だけど アパレルでは手編みくらいの意味で使われる それがレースなのかセーターなのかは分からないけど もっとも貴族ならレースの可能性が高いけどね 「ニコライ・ロストフ」と「ヴェーラ・ロストワ」の続柄。 【米川訳】【藤沼訳】では ヴェーラはニコライの姉。 「ニコライ・ロストフ」は大学生。 「ボリース・ドルベツコーイ」は青年士官。 ふたりは同い年。 「ナターシャ・ロストワ」は13歳。 「ヴェーラ・ロストワ」は4つ年上だから17歳。 「ソーニャ・アンドレーエヴナ」は15歳。 伯爵夫人「ナターリヤ・ロストワ」は45歳で子供を12人産んでいる。 どう考えても 「ヴェーラ・ロストワ」は「ニコライ・ロストフ」の姉ではない。妹だ。 【北御門訳】巻頭の「登場人物紹介」では ヴェーラとニコライの続柄は示されていない。 正しくは「石」なんだけれど、「右」となっている。 草稿 ⇒ 清書原稿 ⇒ 活字拾い どの段階で間違えたのかな? 併読の愉しみがある。 『戦争と平和』 【米川訳】と【北御門訳】は似ていて、細部の対比も面白い。 『アンナ・カレーニナ』『復活』 【木村訳】の人名は原文に忠実。 【北御門訳】も同様。 細部の対比も面白いだろう。 『戦争と平和』 【米川訳】と【北御門訳】は似ていて、細部の対比も面白い。 『アンナ・カレーニナ』『復活』 【木村訳】の人名は原文に忠実。 【北御門訳】も同様。 細部の対比も面白いだろう。 もちろん! レフ・トルストイの3大長編、ドストエフスキーの5大長編は 人間として必ず読むべき作品。 ドスト3大小説は読んだけど、読み始めるまでが大変だよなあ 長編だとゆっくり読んでるうちに品切れになったり装丁が変わったりするから、全巻揃えないといけないし ドストエフスキーの3大長編って罪と罰、カラマーゾフの兄弟とあともう一つは悪霊? おれは『白痴』だと思うけれど、『悪霊』を推す人も多い。 面倒臭いから5作品全部読んだ。 ドストの5大長編って残りの一つが思い浮かばなかったんだけど『未成年』なんだな。 他のは何度も読んだけど、これだけ一度も読んだことなかった。 本自体売ってなかった時期も長かったような。 漱石、トルストイに続いて未読があるとはラッキーだ。 トルストイの3大長編って戦争と平和、アンナカレーニナとあとは何?復活?(復活は読んでない) 戦争と平和というけと一つの主体で経験できるわけじゃないことがトルストイの 勘違いで、戦争民族と、平和教徒の対兵的文学を人間以外を中心に昔ながらに模索すべきでしょう。 >>67 >おれは『白痴』だと思うけれど、『悪霊』を推す人も多い。 「3大長篇」と絞り込んだ場合、 「罪と罰」と「カラマーゾフの兄弟」を2つとするのなら 残りの1つは「白痴」にしないとテーマ的にうまく繋がらない とくにカラマーゾフ理解には前提条件として「白痴」読解が必要 というか3つに絞り込むのは無理がある やはり5大長篇として理解すべき 第一部から読み始めた。 新潮文庫には人物一覧がないんで、近所の図書館で文学全集のやつをコピーした。 とりあえずアンドレイとピエールを追っていけばいいのかな 会話の中で「<ねえ、いかがでございます、公爵。>」みたいに< >で囲ってあるのは一体何だろう? たぶん、ロシヤ語原書でフランス語の部分だと思われる。 ピエール・ベズゥホフ、 ニコライ・ロストフ、 アンドレイ・ボルコンスキイ、 ナターシャ・ロストワ、 マーリヤ・ボルコンスカヤ、 エレーナ・ワシーリエウナ 当時のロシヤ貴族はロシヤ語よりフランス語の方が得意だった。 なるほどフランス語の話がチラチラ出てましたね 始めの方、サロンの女主人が場の雰囲気を盛り上げようとあれこれ気を配ってるのが面白い 新潮文庫の表紙は晩年の作者だが、実績に執筆したのは30代なんだな 勘違いしてた 疑問点のある翻訳がいくつかある。 そのうちに列挙するね。 wikipedia(日本語判)の末尾にテキストのリンクがありますよ >>80 ありがとうございます! однообразно-разнообразными どう翻訳すればよいのかわかりません。 どなたかご教示ください! ごめん。 大事な単語を忘れていました。 однообразно-разнообразными лицами На перинах сидела женщина с грудным ребенком, старуха и молодая, багрово-румяная, здоровая девушка-немка. 読みにくいからやり直し На перинах сидела женщина с грудным ребенком, старуха и молодая, багрово-румяная, здоровая девушка-немка. >>84 の文章中に何人いるのか?ということ。 【米川訳】【北御門訳】では3人。 【藤沼訳】【英訳】では4人。 4人のほうが納得できるんだけどさ。 >>84 は【米川訳】第1部第2篇第7章の第3段落 羽ぶとんの上には乳呑児をかかえた老女と、 頬の紫色に見えるほど赤い、 丈夫らしい若いドイツ娘が坐っていたが、…… 【北御門訳】第2編第7章第4段落 乳呑児を抱いた老女と、 頬が深紅色の、若い、健康そうなドイツ娘とが羽蒲団の上に坐っていた。 工藤訳は乳飲子を抱いた女と、老婆と、・・・ドイツ娘が(p326) ドイツ人の百姓が引いてる荷馬車に乗ってる家族の話なんで、ドイツ娘ってわざわざ言うのも変な感じ? 【藤沼訳】第1部第2篇第7章第3段落 羽ぶとんの上に乳飲み子を抱いた女と、老婆と、 若くて真っ赤な、血色のいい、健康そうな、年頃のドイツ人の娘が座っていた。 【英訳】 A woman with a nursing baby, an old woman, and a young, healthy German girl with purple-red cheeks were sitting on featherbeds. >>82 は 【米川訳】第8章第2段落 ・・・・・・単調でしかも複雑な顔を含んだ中隊全部が、・・・・・・ 【北御門訳】 ・・・・・・、似たような顔をした中隊全員が・・・・・・ 【藤沼訳】 ・・・・・・、同じようで、それぞれ別の顔の中隊全員が、・・・・・・ 【英訳】 ……, with all their similarly dissimilar faces,…… 要するに、 「……色んな顔立ちの中隊全員が同じような表情で、……」 だと思う。 第1部読了(工藤訳p260まで) 読みどころ ・熊と一緒に運河に投げ込まれた警察署長の話 ・遺言書をめぐるワシーリイ伯爵とアンナのやり取り アンナは息子の件で伯爵の世話になってるのにひどすぎる ワシーリイはアンナの父親に世話になっているからお互いさま。 ワシーリイは狡猾な奴。 ボリスはアンナのなりふり構わない懇願のおかげでいいスタート切れるのに 母親の必死さを嫌がってるのがいかにもプライドの高い若者らしくて面白い 【ロシヤ語原文】 Ночь была темная, звездная; 【米川訳】 暗い星月夜であった。 【北御門訳】 暗い、星月夜だった。 【藤沼訳】 その夜は闇夜で、星が降るようだった。 【英訳】 The night was dark, starry; >>96 工藤訳だと まちまちの顔に同じような表情を浮かべた全中隊が(334) 戦闘シーンはどうも意味の取れない文が多い >>93 そのあとに、 兵士たちの話題はこの二人の女の品定めに限られてしまった(工藤訳) という部分との整合はどうでしょう? >>107 従軍してるから殺人は経験しないですむほうが不自然だろうね 当時の戦争なら強姦もありうるとは思うが… >>109 どこに書いているかはそもそも知らないばかりか その引用がどこで誰からのものだったのかも忘れてしまいました つい10日以内に目にしたものなのですが 後で気になってきて知ってる人がいるのではと書き込んだのです 若いころにはあらゆる罪悪の味を知り、殺人さえ犯したというトルストイが、キリストの教えを、文字どおりに守ろうとしはじめた。 カーネギー「人を動かす」p324にあるそうです。出典にはなりませんが 一口に殺人っても戦場で、決闘で、喧嘩で、とか状況によるよなあ 殺人はまあ戦争では当たり前にあると思うのだけど 強姦も時代が違うから そう問題にならない感じなのかな 日本では強姦魔が1000円札になってたくらいだからな…… 第二部読了(工藤訳P562まで) 戦闘シーンが続く 当時の軍制はどうだったのか フランス軍には祖国を守ろうとか遅れた他の国を改革してやろうといったモチベーションがあったと想像するけど、ウィーンで闘ってたロシア兵は何考えてたのかな 脇役ながら気になる人物。 ドローホフ、ビリービン、トゥーシンあたりはこの後も出てくるのかな 岩波の藤沼訳はちょいちょいコラム載せてて軍制にも言及してたよ あと、ドーロホフは出番たくさんある そうか私が引っかかていたのはトルストイに、 大きな影響というだけでは明らかに足りないぐらいに人生を変えられた北御門二郎が、 満州において藁切り機で現地人の首を笑って切り落とす軍人の写真と、 それを面白げに見せてくれた婦人にショックを受け、 死刑覚悟で徴兵拒否したこととの違和をどこかで感じていたからなのだ >>104 何故、米川、北御門が誤訳したのかわからない。 北御門は先行訳に引っ張られたのかもしれない。 両翻訳とも二人の女に猥褻な言葉を投げかけたとある。 乳呑児とその母。 老婆はたぶん50歳前後。40代かもしれない。姑じゃないのかな。 年頃の娘は小姑か、乳呑児の母親の妹。 【北御門訳】には地図はない。 【米川訳】【藤沼訳】にはある。 戦闘シーンは地図を見ながら理解する。 【藤沼訳】の地図のほうが詳細。 ドナウ河は、世界地図だと左から右に流れている。 「左岸」は上になる。 戦争シーンは面白いよね。 まぁ、いくら強姦大好きの露助でも 50前後の婆に劣情を催さないと思う。 【北御門訳】には小さな誤訳がいくつもある。 日本語の語彙力が豊かでとてもいい翻訳だけれど、 完成度は【米川訳】のほうが上だと思う。 【藤沼訳】は『白痴』『アンナ・カレーニナ』の【望月訳】と同じで無味乾燥。 【米川訳】第1部第2篇第10章後ろから3段落目 つまり、事を決するのは君らのデュレンシュタインの小ぜりあいの力、 すなわち、一般に火薬の力ではなく、火薬を発明した者なんだよ。 【北御門訳】 ……結局僕が戦争の始めに言ったように、 君たちの《ジュレンシュタインの撃ち合い》でなく、 つまり総じて火薬の力でなく、 火薬を発明した人々の力が事を決めることになりますよ」と…… 【藤沼訳】 ……つまり、事を決するのはデュルンシュタイン付近でのあなたたちの小競り合いや、 一般論として、火薬なんかじゃなくて、それを考え出した連中なんです」…… そういやそうだな すっと流せば分かるようで 考えるとわからん 勝敗を決するのは戦場での小競り合いではなく それを差配する幕舎である、ということで 要するに末端の兵士は駒に過ぎないという考え方 「戦争と平和」におけるトルストイの考え方は こういう貴族主義的考え方とは正反対なんだね むしろ西欧文化に毒された貴族たちではなく ロシアの大地に根差した農民たちの無私の働きが故国を救うといった ドストエフスキー流の大地主義の立場に与する アイザイア・バーリンがメストルを引用して 「戦争と平和」の哲学を剔出する際には 「意志」というものにスポットを当てるのだけど 亡命貴族であるメストルはもちろん貴族主義者なので 「火薬を発明する」側の意志を重視する しかしメストルに対して批判的なトルストイは 土俗的民衆の無私の奉仕こそ国家の屋台骨を支えるものと考える 特定の誰かの影響ではなく、状況的に考えてそうせざるを得なかったって立場じゃない たまたまそこにナポレオンのような目立つ人間がいると 祖国が救われたのだって結果論だし >>122 岩波文庫は6冊で7千円近く、新潮文庫は4冊で約4千円、ということで新潮にしましたが、岩波の方が何かと親切なようですね >>130 さっそく『ハリネズミと狐』を読み出しました。 >>132 『戦争と平和』の読破にはかなりスタミナを消耗しますから、 【藤沼訳】を用意するといいと思います。 布陣図も載っているので戦争シーンの理解に役立ちます。 有名な人しか文学をやってないわけじゃないのに、無名の人をより中心に取り上げないのも 学問版の変なところだ。無名の文学が本音にならないと。 やっと第三章まで ピエールは美人の公爵令嬢と結婚 その直後に、美人じゃない方の令嬢の結婚話 アンドレイは戦場でナポレオン軍の捕虜に ナポレオンはチラッとしか出てこないが中々魅力的な人物 第二巻第一章 これまでボーッと生きてきたピエールだが、嫁が浮気したと思い込み、ドローホフと決闘 この日初めて拳銃に触ったピエールが勝利するとは(ドローホフわざと?) 脇腹を撃たれたドローホフは(当然死ぬかと思ったら)やがて回復 恋の恨みからロストフをギャンブルでボロ負けさせ、43000ルーブリの借金を負わせる(1ルーブリ=1万円?) よく払えたね… 決闘やギャンブルのシーンは読んでてもどきどきする 女ナポレオンは見事なのに。時代の限界点に生きたのは女性のほうだ。 対他 男性にとっての女性 女性にとっての男性 という意味では双方魅力がある。 >>138 どういうところ? 別に本筋にかかわらないどうでもいいところだったら、どうでもいいんだけど。 どの翻訳もそんなんばっかりみたいだし。 そもそも北御門は中村白葉の誤訳がひどすぎると批判して、 それに対して米川正夫が、批判だったら誰でもできる、自分で訳してみろ みたいなこと言ったことから翻訳を開始したということなので、 それが誤訳だらけだったら…。 自分は速読はしない。 文章を味わいながら読んでいくから、 小さな誤訳でもイメージを膨らませるときに支障がある。 校正が十分行われなかったのではないのだろうか。 いぜん北御門、工藤、藤沼を見比べながら英語訳も参照しつつ読んだけど工藤が一番よいと感じた 北御門の方がおそらく誤訳は少ないと思うが、文章がまどろっこしくて読みづらい 易しそうな文章の中で急に難読漢字が出てきたりする 北御門氏にとっては一番読みやすい翻訳なんだろうがぼくには読みづらかった 工藤はたまにおかしな文章があるが全体の雰囲気、感じ、こどばの使い方などはよい 意味を取りかねる部分は英語訳を参照した 藤沼貴訳もちょっと頭をひねるような、どうしてこうなるんだ?という訳が散見される 北訳が一番正確なようだ 文体とかは別にして 今回の再読後に、何年かして再々読するときには 書き込みをした【北御門訳】をメーンに 【工藤訳】と併読しようと思うっている。 【北御門訳】は翻訳者の語彙力が豊かでいい訳なんだけれどね。 完全な翻訳はないから自分にとって読みやすい翻訳をメインに、分かりづらい部分は他の翻訳などを参照しながら修正しつつ読むといいと思います 【藤沼訳】【望月訳】は文章が生硬だと思う。 人間って人種を問わず同じような間違いを犯す。 ロシヤ人による【英訳】が正しくて 日本人による【和訳】が間違っているとばかりは言えない。 【英訳】【和訳】が同じでも、間違っているときもある。 読んでいて意味を解しにくいときは翻訳にミスがある場合が多い。 1回目:工藤訳 2回目:中村白葉訳 3回目:米川訳 正直言って、もうあまり読む気はしない。 テンションがだんだん下がっていくんだよね。 60過ぎたら考えが変わるかも。 >>154 盟友みたいな感じだよね ともにロシア文学を紹介したみたいな 第二巻第二章まで ピエールがフリーメーソンに入会(儀式の様子が描かれている) ピエールは領地に行って改革に取り組むが、あまり農民のためにはなってないようだ ボリスが要領よく出世していく様子が面白い デニーソフは軍の食糧を奪い取った件で罰せられそう ボリスとピエール妻が急接近(新潮文庫p177) 浮気? ある本にはピエール妻を「無知で破廉恥な淫蕩女」と書いてあるが、ピエールも相当なダメ男のように描かれていて、あまり同情できな フランスの小説は青年が人妻に恋して〜みたいな話ばかりだから、影響もあるのかも 札幌市中央区。 居間から南の空を眺めている。 雲が西から東に流れている。 人口200万人弱のうち、 何人が『戦争と平和』を読破したのだろうか。 2000人いるかな? ことしの札幌は暑くて、5月はじめから冷房を入れている。 「脚」を「手」とするのは誤植ではないよね。 「脚」とすべきを「足」としているのも感心しない。 就寝前の2時間を読書に充てている。 【北御門訳】を【米川訳】【藤沼訳】と比較して、 相違箇所を【英訳】にあたってみる。 そのあと、【北御門訳】をもう一度読む。 名翻訳と思える文章のときは、 酔っぱらったような感覚になる。 お茶で酔う感じかな。 就寝前の2時間を読書に充てている。 【北御門訳】を【米川訳】【藤沼訳】と比較して、 相違箇所を【英訳】にあたってみる。 そのあと、【北御門訳】をもう一度読む。 名翻訳と思える文章のときは、 酔っぱらったような感覚になる。 お茶で酔う感じかな。 >>161 当時の欧州では青年の気軽なロマンスの相手は人妻 なぜなら未婚の女に下手に接近すると責任とらなければならないから もちろんのめり込んだらアカンし夫の考え次第では夫にバレたらアカンので上手くやらんといかん 第二巻読了 アンドレイとナターシャの婚約から破局が中盤の山場でした 戦争とはあまり関係もないけど… 第三巻からはまた戦争シーンが増えるようだ 【ロシヤ語原文】 И разве я не вижу, что этот дурень смотрит только на Бурьенку (надо ее прогнать) ! 【英訳】 As if I don't see that this fool is only looking at Bourrienka (she must be thrown out)! 【米川訳】 それにあのばか者め、 ただブリエンカ(ブリエンヌの語尾をロシヤ式に変えて侮辱の感じを帯びさせたもの)ばかり見てるのが、 わしの目に入らんと思ってるのか! (あの女は追い出してしまわなくちゃならん。) 【北御門訳】 それにあの馬鹿男がただブリエンヌばかり見ていたのが わしにわからんとでも思うのか? (あの女は追い出してやらねば) 【藤沼訳】 それに、おれの目に入らんとでも思うのか、 あのあほうがブリエンヌのやつばっかり見てるのが (あの女は追い出してやらんとな)! 【英訳】に「訳注」なし。 【北御門訳】は「人名表記」が原文主義なんだけれど、 この箇所はどうしたものか? 【木村浩訳】は徹底した「人名表記原文主義」で好きだ。 >>171 何章でしたっけ?(読んだような気もするけど) トルストイほど翻訳に恵まれた作家がいるだろうか、いやない >>174 【米川訳】【藤沼訳】 第1部第3篇第5章 【北御門訳】 第3篇第5章 『アンナ・カレーニナ』の再読 【木村浩訳】と【北御門訳】の併読が楽しみだ。 第二巻の最後のところ(第5部20章)、ナターシャの誘拐が失敗に終わり、ピエールがアナトーリに諭す場面で「遊ぶなら、ぼくの妻(=アナトーリの妹)のような女を相手にしたまえ」というのが面白い 今のところ、妻が浮気してるという決定的なものは出てないと思うんだけど >>179 実際アナトーリはエレンと兄妹ながらデキてると噂あったことを思うと二重の皮肉なんやろね 【ロシヤ語原文】 Ах вы, полотеры проклятые! 岩波のポケット版じゃダメだな。 消費税うp前に研究社の露和辞典買おうかな。 【英訳】 Ah, you cursed floor-scrubbers! 今アンナカレーニナを木村訳と中村白葉訳を見比べながら読んでまーす やっぱり木村訳の方が読みいいかな? 人の名前は簡略化してあることが多い 第三巻約半分読了(第二部20章まで) 戦争の描写が多い フランス軍が迫る中、逃げ遅れた公爵令嬢マリヤをロストフが助ける、というのがメイン 2人のきょうだい(アンドレイ、ナターシャ)が婚約してるのに 初対面なのかい?とびっくり マリヤがブサイク設定なのは何故だ 兄のアンドレイはカッコいい設定なのに 妹は老公爵に似たんだろう。 若公爵は母親似なんだと思う。 老公爵は娘を可愛がっているし。 人格も似ているからだろうね。 >>188 中身がカッコイイだけでは? 背が低いし 第1篇第4章にある。 「ボルコンスキイ公爵はそう丈の高くない、 眉目秀麗で取っつきにくい表情をした、 非常にハンサムな青年であった。」 兄弟姉妹で顔が似てても美形と残念になることはあるよね >>192 工藤訳は 背丈のあまり高くない、端正すぎて冷たいような顔だちの、水もしたたるような貴公子だった 公爵令嬢マリヤは悲しそうなおびえきった表情で自分の部屋へもどってきた。この表情はめったに彼女の顔から消えることがなく、その美しくない病的な顔をよけいに醜いものにしているのだった 第1巻第1部第22章 これでみると、田舎にこもり、偏屈で癇癪持ちの公爵と暮らしていたせいで、さえない容姿になっていたってことかな? 【米川訳】第1部第1篇第3章 ボルコンスキイ公爵はあまり背の大きくない、きわめて美しい青年であったが、 顔の表情はこっちりと固まって、かさかさしていた。 【北御門訳】第1編第4章 ボルコンスキイ公爵はそう丈の高くない、 眉目秀麗で取っつきにくい表情をした、 非常にハンサムな青年であった。 【藤沼訳】第1部第1篇第3章 アンドレイは背が低く、冷やかで目鼻立ちのはっきりした、 実に美しい青年だった。 【英訳】 Prince Bolkonsky was of medium height, a rather handsome young man with well-defined and dry features. ※ 【北御門訳】の章分けは【米川訳】【藤沼訳】【英訳】と異なる。 美貌が必ずしも幸福を招くとは限らないということだよね。 マリヤは立派な男と結ばれるわけだから。 ポルコンスキイ公爵は背丈こそ高くはないが、 非常に美しい青年で、端正な冷たい顔立ちをしていた。 原卓也訳 使用している【英訳】は Larissa Volokhonsky, Richard Pevear訳の Leo Tolstoy“War and Peace”(Vintage Classics)2009/8/6 >>27 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p10-11 このお話をぜひまとめてください、そしたらわたしはもう永遠にあなたの忠実な奴隷になりますから。 うちの領地の村長がいつも報告書に書いてよこす言葉をかりるなら、あなたの土隷にね しかし、そのお嬢さんなら家柄もいいし、資産もおありになる。わたしに必要なものは、すべてそろっているというわけですからね。 ※土に傍点 >>35 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p12 ボルコンスキイ公爵の若婦人は金色の刺繍をあしらったビロードのバッグに、 やりかけの手芸を入れてやってきた。 >>204 巧い意訳だね! 「土」を用いるとは実に上手い! >>41-43 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p33 公爵夫人が入ってきた。彼女はもう別のホームドレスに着替えていたが、 これも同じようにエレガントな真新しいものだった。 >>47-48 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p37 ナプキンから銀製品、陶器、クリスタルの食器にいたるまで、 すべてが、若夫婦の家庭によく見られる、一種特別な真新しさの陰影をおびていた。 >>89-90 ,92-93 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p177 羽布団の上に、乳飲み子を抱いた女と、老婆と、 真っ赤な頬をした健康そうな若いドイツ娘とが坐っていた。 >>94-95 【原卓也訳】 中公 世界の文学 新集 p182 どれも同じようでいながらさまざまな顔をそろえた全中隊が 第1部第3篇第8章 【米川訳】 これらの恐ろしい耳を聾するような声の響きに包まれ、 四辺形のまま化石したようにじっと動かぬ大集団の前を、 鷹揚にかっこうよく、そして、なによりも驚嘆すべきことには、 自由に身をこなしながら、数百人の幕僚たちが騎馬で進んだ。 【北御門訳】 こうした凄まじい、耳を聾せんばかりの大音響の中、 化石したようにじーっと動かぬ四辺形の大集団の前を、 数百人の騎馬の扈従が悠々と、それでも整然と、 そして何よりも落ち着き払って進み、 その先頭に二人の皇帝が馬を進めていた。 【藤沼訳】 こうした声のおそろしい、耳をつんざくような響きのもと、 自分たちが作っている方形のなかで、まるで化石になったように、 じっと動かずにいる部隊のいくつもの塊のあいだを、 乱雑に、左右が不揃いな形で、なによりもまず、のんびりと、 数百人の馬に乗ったお付きの者たちが進み、 その先頭に二人の人間―両皇帝がいた。 【英訳】 To the terrible, deafening sound of these voices, amidst the masses of troops,motionless, as if petrified in their rectangles, the hundreds of horsemen of the suite moved casually, asymmetrically, and, above all, freely, and in front of them two men―the emperors. 【米】 「鷹揚にかっこうよく、そして、なによりも驚嘆すべきことには、自由に身をこなしながら、」 【北】 「悠々と、それでも整然と、そして何よりも落ち着き払って進み、」 【藤】 「乱雑に、左右が不揃いな形で、なによりもまず、のんびりと、 数百人の馬に乗ったお付きの者たちが進み、」 【英訳】に近いのは【藤沼訳】 【藤沼訳】がいちばんいい。 【原卓也訳】 中公 新集世界の文学 p313 それぞれの四角な隊形の中で化石したように身じろぎもせぬ軍団の間を、 耳を聾するすさまじいこれらの喚声を聞きながら、 数百人の騎馬の幕僚は、無造作ではあるが整然と、 そしてなによりも、のびのびと進んでゆき、先頭には二人の皇帝が馬を進めていた。 >>84 の箇所を読んだとき思い出したのは ジェフリー・アーチャーの『ケインとアベル』 主人公アベルを育ててくれた猟師の娘(姉として育てられた)が 「ポーランド・ソ連戦争」で ポーランドに侵攻してきた露助の兵士に輪姦される場面。 アベルは助けようとするが殴られて気が遠くなりながらも、 姉を犯す兵士を1人、2人……と数える。 マリヤもレイープされそうなところを助けられて良かったな 【工藤精一郎訳】 新潮文庫 p470 これらの声の天地をゆるがすかとばかりの恐ろしい雄叫びにつつまれて、 四角の隊形に凝固したかのような不動の各部隊のまえを、 二人の皇帝を先頭に、数百名の随員の騎馬姿が、 無造作ではあるが均斉のとれた隊形を保ちながら、 そして何よりものびやかに、進んでいった。 >>212 工藤訳 無造作ではあるが均斉のとれた隊形を保ちながら、そして何よりものびやかに、進んでいった。p570 かぶった 均斉や、整然だと明らかに誤訳か 幕僚と随員も結構差があるな 描写としては方形にじっと固まった兵士と、 乱雑で左右不揃いな皇帝とお付きの者達ののびのびとした行進を対照させるシーンか 効果的には均斉や整然だとちょっと薄れてしまうな それだと藤沼訳の、のんびりも微妙にニュアンス違うのか 「無秩序のようではあるが自律性がある」ということかな。 アメーバとか粘菌のような活動。 【英訳】の翻訳者 Larissa Volokhonsky は ロシヤ語を正確に英語に置き換えるから理解に役立つ。 第三巻読了 ピエール大活躍だが… 義勇軍とはぐれて戦場を一人ウロウロするピエール ナポレオンを暗殺しようとするがナポレオンがどこにいるのかもわからず、モスクワをウロウロするピエール レフ・トルストイ 皇帝ナポレオンをバカにし過ぎ ドイツ人もバカにし過ぎ 第四巻まで来た 第一章エレンいきなり死亡(ドラマでいうとナレ死) ピエールは生き伸びた アンドレイが死んでしまったぁぁ(;_;)/~~~ >>226 ナポレオンを支持する貴族がいたり、フランスかぶれのロシア社会の様子も書かれていて面白い ドイツの扱いはちょっと軽い感じ 新潮文庫の解説によると登場人物559人と書いてあるけど、どういうカウントしたんだろ ピエールの目の前で処刑された5人は入ってるだろうけど >>91 の馬車に乗ってた3人?の女も含むのか 【北御門訳】誤訳だか誤植だかが多すぎる。 「将官」を「将校」と間違えて「会話文」もタメ口にしている。 仕事が忙しくて、この1週間本を開くことができなかった。 レフ・トルストイ『復活』の Larissa Volokhonsky による【英訳】はないんだよね。 いつになったら出るのだろうか? レフ・トルストイはクトゥーゾフを持ち上げ過ぎ! デブのスケベ爺w 典型的な露助男だ。 アレクサンドル皇帝の目の色は「碧い」のか? 「灰色」なのか? 第3編第15章 【北御門訳】 しかしその美しい灰色の眼には依然として、…… 第3編第10章 【北御門訳】 ……、とにかく彼はその碧い眼で…… オーストリア皇帝フランツUもドスケベ絶倫男だったw 第3篇第15章 【米川訳】 ちょうど、あけはなした窓から新鮮な野の空気が、ふいに息苦しい部屋へ匂いくるように、 いま駈けてきたこの華々しい青年の群れから、青春と精力と成功の確信が、 クトゥーゾフの陰気な司令部へ流れこむのであった。 【北御門訳】 ちょうど開け放した窓から不意に新鮮な野の空気が息苦しい部屋の中へ薫ってくるように、 いま馬で駆けつけてきた華やかな若者たちの姿から、 若さと精力と成功に対する確信の気分が陰気なクトゥゾフの司令部へ流れ込んできた。 【藤沼訳】 まるで開け放した窓から急に、新鮮な野外の空気が、息苦しい部屋のなかに吹き込んだように、 駆けつけて来たこの颯爽たる若者たちから、若さと、活気と、勝利の信念が、 陰気なクトゥーゾフの本営に吹き込んだ。 【原卓也訳】 中公 新集世界の文学 p351 開け放した窓から蒸し暑い室内へふいにすがすがしい野の風が吹きこんだかのように、 馬をとばしてきた華やかなこの青年たちから、 若さとエネルギーと、成功の確信とがクトゥーゾフの陰気な司令部に吹きつけた。 【工藤精一郎訳】 新潮文庫 p526 さながら開け放された窓から、ふいに息苦しい室内へ香り高いさわやかな野の空気が流れこんできたように、 この馬をとばしてきた絢爛たる若武者たちから、若さと、活力と、勝利への確信とが、沈滞したクトゥーゾフ司令部に吹きこまれた。 As fresh air from the fields suddenly breathes through an open window into a stuffy room, so youth, energy, and certainty of success breathed upon Kutu-zov's cheerless staff as these brilliant young men galloped up. Richard Pevear and Larissa Volokhonsky これ原卓也訳じゃなくて原久一郎訳に卓也が筆を加えた訳だけどね それどうなんだろう、集英社版世界文学全集は原久一郎と共同翻訳者名になっている 異同を比べるために買うのもどうかと思ってスルーしてるけど 少なくとも中公版の翻訳について書いてあるところでは父の名は出てない ここで見る限り原卓也のが 一番磨かれてる感じがする 気になってしまったので原久一郎・原卓也訳買ってきた 中公版のは新訳かなこれは 【原卓也・原卓也訳】 ちょうど、開けはなたれた窓から新鮮な野の空気が息苦しい部屋へさっと入ってくるように、 青春と活気と成功への自信が、いま駆けてきたこのはなばなしい青年の群れから、 陰気なクトゥーゾフの参謀部へ、軽やかに流れ込んできたのである。 ミスってた 【原久一郎・原卓也】 集英社 世界文学全集 47 p354 ちょうど、開けはなたれた窓から新鮮な野の空気が息苦しい部屋へさっと入ってくるように、 青春と活気と成功への自信が、いま駆けてきたこのはなばなしい青年の群れから、 陰気なクトゥーゾフの参謀部へ、軽やかに流れ込んできたのである。 トルストイ 『戦争と平和』原久一郎・原卓也訳 集英社版 世界文学全集 一九七八年 六月二十五日発行 c1978 p533 「戦争と平和」は、昭和四八年集英社愛蔵版世界文学全集に収めるにあたって、私が、父、久一郎の翻訳のスタイルをそのまま保つよう努めた上、 現代の若い読者にも容易に理解できるよう、字句や表面の面で大幅に手を加えたのであったが、今回、さらに加筆したところが少なくない。 父はすでに故人となったため、訳文の責任はすべてわたしが負うものであり、責任の所在を明らかにする上であえて共訳としたものである。 なお、本書の翻訳にあたっては、生誕百年記念九十巻全集(一九二八―五八)の第九―一二巻をテキストとして使用した。 トルストイ 『戦争と平和』 原卓也訳 中央公論社 世界の文学新集 昭和43年5月23日初版発行 c1968 p570 この翻訳のテキストには、生誕百年を記念して刊行されたソビエト国立芸術文学出版所刊の九十巻全集第九―一二巻(一九三〇―一九三三)を用いた。 挿画は、ソビエト国立芸術文学出版所刊(一九六〇年刊行)の豪華本によった。画家はB・セローフである。 原卓也訳の方が先で 原卓也が父・原久一郎の翻訳に手を加えたのは後だった… 原卓也の読みたいけどあまりに古すぎて かわりにカラマーゾフ読んでみよ 亀山のでうんざりしてそれから読んでないので カラ兄も原卓也訳で読んだ 亀山は決定的なシーンで訳がよくなかったので あまり自分はおすすめしない 何年か前ブームになってた時 期待して読んだけど その前に何度か米川ので読んだのと違って やたらテンポがまどろっこしく感じられ 全巻買ってたので最後まで読んだけど苦痛で嫌になった 米川訳は古いけど人物の個性はうまく表現してるように思う なぜ今まで原卓也個人訳注目されて来なかったんだ トルストイスレの過去ログでも言及ないし ネットにもほぼないぞ 中公は文庫化するべきだ 新潮の原卓カラマーゾフは版を重ねてるんだし もったいない wikipediaも追加されたの6月19日だし ここのスレ住民だろうけど 情報って拡散されないとほんと広がらない 第1部第1篇第18章 「これはあなたの被保護人のしわざです。 あの小間使いにするのもいやな、 あなたの好きなドルベッカーヤ夫人です、 あの卑劣な、むしずの走るような女です。」 第1部第1篇第18章 【米川訳】 「これはあなたの被保護人のしわざです。 あの小間使いにするのもいやな、 あなたの好きなドルベッカーヤ夫人です、 あの卑劣な、むしずの走るような女です。」 第1編第21章 【北御門訳】 「それはあなたの被保護者(ごひいき)の陰謀です。 あなたのあの親愛なるドルベッカーヤ公爵夫人、 アンナ・ミハイロウナの、 私だったら小間使いにもしたくないあの胸くその悪い、 低劣な女の陰謀ですわ」 【藤沼訳】 「これはあなたが目をかけている、 あなたのお気に入りのドルベッコイ公爵夫人です。 あたしだったら女中にもしたくありませんけれどね、 あんな低級な、いやらしい女」 【北御門訳】 貴族の令嬢が「胸くその悪い」なんて下品な言葉を発することはないだろうね。 田舎者の翻訳者の会話文は感心しないものが多い。 講談社文庫の【工藤訳】『嵐が丘』もそうだ。 翻訳者は青森県出身だそうだ。 第3編第18章 【北御門訳】 彼の前方をクトゥゾフの調馬師が、馬衣を着せた何頭 かの馬を曳いて歩いていた。調馬師の後に輜重車が続き、 その後から兵隊帽に半外套を着た、足の曲がった老僕が 歩いていた。 「ティート、おいティート!」と調馬師が言った。 「何だね?」と老人は放心したような声で言った。 「ティート、麦打ちに行けよ」 「ええい、この馬鹿っ!」と老人は腹立たしげに唾を 吐きながら言った。そしてしばらく沈黙の行進が続いた 後、またしても同じ駄洒落が繰り返された。 ちょっと前に出ていたな。ということで、 第3編第12章 【北御門訳】 ……多分馭者らしい一人の声が、 ティートと呼ばれる、アンドレイ公爵もよく知っている クトゥゾフ付きの老コックを揶揄っていた。《ティート、 おいティート!》 「何だ」と老人が答えた。 「ティート、麦打ちに行けよ!」と剽軽男が言った。 「ちえっ、ふざけるなっ!」という声が聞こえたが、 やがてその声も従卒や下僕たちの哄笑にかき消されてし まった。 ざっとスレを読んだけど中村白葉訳ってそんなに酷いのか。 河出のトルストイ全集は中村白葉と中村融の親子訳(?)だよね。 で、何が「駄洒落」か解らない。 【英訳】はたぶん意訳。「訳注」はない。 そこで、 【藤沼訳】 第1部第3篇第13章「割注 」 チートという怠け者が少しも働かずに、飯を作ることだけに熱心だったとい う古くからの笑い話をもとにして、同名で料理人のチートをからかったもの 複数の翻訳を読み比べないとなんともいえない。 『イワンの馬鹿』(岩波文庫)は悪くはなかった。 【北御門訳】は「アマチュアの翻訳」のような気がしてきた。 【原卓也訳】 中公 新集世界の文学 p98 第1部第1編第21章 これはあなたが目をかけてらっしゃる、あのドルベツカーヤ夫人のしわざですわ。 あんな卑しい、けがらわしい女、あたくしなら女中にするのさえいやですけど 【原卓也訳】 中公 新集世界の文学 p337 第1部第3編12章 クトゥーゾフの中庭では、荷造りする従卒たちの声がしていた。 アンドレイ公爵も知っている、チートという名の、年とったクトゥーゾフ専用のコックをからかう、 御者のものと思われる声が言った。 「チート、おい、チートったら?」 「なんだい?」老人が答えた。 「チート、麦打ちに行きな」剽軽者が言った。 「ちぇ、くそくらえだ」という声がしたが、その声は従卒や召使の哄笑にかき消された。 翻訳するなら藤沼訳のように訳注を入れて処理するか 原卓訳のように駄洒落の効果を一つ落とすか 英訳のように意訳するかどれか選ぶだろうから その点では確かに北御門訳の処理はちょっとダメだね 河出文学全集の中村白葉訳最近一冊100円で売ってるのどっかで見たけど スルーしてしまったな 戦争と平和だけそんな持ってても仕方ないし…と まあ今度見かけたらチェックしてみるか 第1部第3篇第19章 【米川訳】 ▲兵士らはアンドレイ公爵を運んでくる途中、 妹のマリヤが首にかけた金の聖像が眼に入ったので、 そっととりはずしておいたが、捕虜にたいする皇帝の優しい態度を見ると、 急いでその聖像をもとへ戻した。 ▲アンドレイ公爵は、誰がどうしてかけてくれたか気づかなかったが、 思いがけなくも、軍服の上から細い金の鎖のついた聖像がかかっていた。 第1部第1篇第24章 【米川訳】 ▲……、彼女は楕円形の古い救世主の像を、荘重な手つきで両手に捧げつつ、 兄の前へさし出した。黒い顔をした救世主は銀の衣を着て、 細かい細工をほどこした銀の鎖につるされてあった。 第3編第19章 【北御門訳】 ▲アンドレイ公爵を運んで来る途中、 公爵令嬢マーリヤが兄に掛けてやった金の聖像を見てそれを取り上げていた兵士たちは、 捕虜たちに対する皇帝の優しい態度を見て、急いでそれをもとへ戻した。 第1編第28章 【北御門訳】 ▲……、楕円形の古い救世主の像をうやうやしく両手に捧げて、兄の前に差し出した。 その像は黒い顔をして、銀の衣を纏い、こまかい細工をした銀の鎖に吊るされていた。 第1部第3篇第19章 【藤沼訳】 ▲アンドレイを運んで来て、マリアが兄の首にかけた金の聖像にふと目をつけ、 首からはずして取ってしまった兵隊たちは、 皇帝が捕虜に対するときに示した親切さを見て、あわてて聖像を返した。 ▲アンドレイは、だれが、どんなふうにしてまた聖像を自分にかけてくれたのか見えなかったが、 ふいに軍服の上の胸に、小さな金の鎖のついた聖像がのっているのに気づいた。 第1部第1篇第25章 【藤沼訳】 ▲……彼女はこまかい細工の銀の飾りと銀の鎖のついた、 卵形の古い由緒ある黒い顔の小さな救世主の聖像を、 おごそかな手つきで兄の前に両手で捧げ持って、 興奮にふるえる声で言った。 >>273 訂正 ×第1部第1篇第24章 ○第1部第1篇第25章 「金の鎖」か「銀の鎖」か、 はっきりしてもらいたいものだ! 【英訳】はのちほど。 >>277 こんだけ翻訳で一致してるんだから トルストイの間違いでしょう 【ロシヤ語原文】を見たら、翻訳に間違いはない。 レフ・トルストイの勘違いだった。 翻訳者は読者に注意喚起すべきだ。 【英訳】も【和訳】と同様、【ロシヤ語原文】に忠実。 第四巻第四部まで読了 長々話が続き、何人も死んでしまったがピエール、ナターシャが相思相愛になるところで一区切り。 ピエールが味わう幸福感の下りはこちらも感慨深く読みました。 ピエールとアンドレイは親友だったっけ。あちこち忘れてしまっている。 ナターシャは最初に会ったときから、ピエールに好意的だった。 トルストイの間違いで言うと『イワンイリイチ』の時間に関する矛盾がよく取り上げられるね。 エピローグまで読了 ピエールの成長物語であったか 作者が歴史についてあれこれ語る部分は評判が悪いようだが、書かずにはいられなかったのかなと思った 中村白葉訳買ってきた 河出のカレッジ版世界名作全集の1巻だけあった 1巻の巻末に詳しい書誌情報あるかと思ったら載ってなかった。 だからトルストイ全集版との違いも個人訳なのか共同訳なのかが分からない とりあえず既存箇所 >>27 【中村白葉訳】 『戦争と平和』 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 第1部 第1篇 第1章 p12 「〈どうかこの話をまとめてください。そしたらわたくしは永久にあなたの〉こよなく忠実なラーブ(奴隷)になります。 〈もっとも、わたくしの領地の百姓頭が報告を書く時にはいつでもラープですがね〉その娘さんなら、家柄はいいしお金持ちだし。 わたくしに必要なものはぜんぶそろっていますからね」 >>35 p13 若い公爵夫人ボルコンスカヤは、金糸で刺繍したびろうどの袋に編み物を入れてやって来た。 >>41 第1巻 第1編 第7章 P34 公爵夫人がはいってきた。彼女はもうべつな部屋着に着かえていたが、 それもおなじように優美で、清新なものであった。 >>47 第1巻 第1編 第8章 p38 ナプキンから銀製品、陶器、玻璃器類にいたるいっさいのものが、 若い夫婦によく見られる特殊な新しさの刻印を帯びていた。 【中村白葉訳】 『戦争と平和』 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 >>89-93 第1巻 第2編 第7章 p183 羽ぶとんの上には、乳のみ子を抱いた女と、老婆と、若い、紫色にみえるほど赤い頬をした、 健康そうなドイツ娘とがすわっていた。 >>94-95 第1巻 第2編 第8章 p187 単調で複雑な顔を持った全中隊をあげて >>126 つまり、事を決するのはきみがたの〈ジュレスタイン(クレームス近くの山の名)の小ぜりあいの力〉でなく、 つまり一般に火薬の力でなく、それを発明した者なんだからね 【中村白葉訳】 『戦争と平和』 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 >>197-198 ,201 第1巻 第1編 第4章 p20 ボルコンスキイ公爵は、あまり背の高くない、目鼻立ちのかっきりしてかわいたような感じの、 みずぎわだって美しい青年であった。 >>208-210 ,214,217 第1巻 第3編 第8章 p319 これらの声の恐ろしい、耳を聾する音響に包まれ、 四辺形のまま化石でもしたようにじっと動かぬ軍隊の大集団のただ中を、 無造作に、しかし均整を保ちつつ、そしてもっともおもなことは、自由に、 何百という騎馬の扈従が動いて来、その先頭に二人の人 ――両皇帝が、馬を進めていた。 >>237 ,240-241 第1巻 第3編 15章 p358 ちょうど、あけはなった窓から急に新鮮な野の空気が、息苦しい部屋へにおって来でもしたように、 この急に駆けつけて来たかがやかしい青年の一群から、陰気なクトゥーゾフの司令部へ、 若さと、精力と、成功の確信がにおってきた。 【中村白葉訳】 『戦争と平和』 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 >>257-260 ,269 第1巻 第1編 第21章 p101 「これはあなたの〈被保護人〉のしわざですわ、 あなたのお好きなドルベツカーヤ公爵夫人、アンナ・ミハイローヴナのしわざですわ、 あの、わたくしなら小間使いにするのもいやなような、あの卑劣な、けがらわしい女」 >>262-263 ,269 第1巻 第3編 第18章 p374 彼の前をクトゥーゾフの調馬師が、 何頭もの馬衣をつけた馬を引いて歩いていた。 調馬師のあとから一両の軍用車が進み、そのあとには、 軍帽に半外套姿の、足のまがった老僕が歩いていた。 「ティート、おい、ティート!」と調馬師が言った。 「なんだね?」と老人は、放心したような調子で答えた。 「ティート!麦打ちに行けや」 「ええ、ばかめ、ちぇっ」腹だたしげにぷっと唾をはいて、老人は言った。 黙々たる行進が続いて、また同じ戯れがくり返された。 北御門訳は中村白葉訳を参考にしてるのか 語彙と並べ方が似てる箇所がある 【中村白葉訳】 『戦争と平和』 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 >>263 ,269 第1巻、第3編、第12章 p344 クトゥーゾフの庭では、荷造りしている従卒たちの話声が聞こえていた、 ひとつの声――アンドレイ公爵も知っているティートという老人のコックをからかっている、 たぶん御者らしい声が、こう言っていた―― 「ティート、おい、ティート?」 「うん」と老人は答える。 「ティート、麦打ちに行けや」と剽軽者は言う。 「ちょっ、畜生め」こういう声は、従卒や下男たちの哄笑に包まれて、聞こえた。 鈴木悦という左翼運動家が『戦争と平和』を訳しているようですが、読んだ人いますか? 本日復帰 【北御門訳】 訳し漏れの箇所が結構ある。 【英訳】 疑問訳あり。 【ロシヤ語原文】では「帆立」なのに【英訳】では「鶏冠」になっている。 「銀の鎖」「金の鎖」 レフ・トルストイはわかっていて使い分けたのではないのだろうか。 小説家は「言葉」という絵の具で絵を描く。 敬虔な妹が兄にわたす場面では「銀」でなければならない。 フランス軍兵士は「金の鎖」が目について掠めとる。 「金」「銀」の違いに気づく読者なら、それくらいわかるだろう。 【中村白葉訳】も悪くない。 【北御門訳】も悪くはないんだが、会話文の翻訳がよくない。 第2部第1篇第15章 【米川訳】 その音はどんな人でも同じ間をおいて、同じ音程に発しうるものであったが、 しかし、それは千度は人をひやりとさせても、 千一回目にはふるいつきたいほど人を感動させたり、 涙さえ催させたりするような種類のものであった。 第4編第15章 【北御門訳】 その音は、どんな人でも同じテンポで同じ時間出すことができるものであったが、 その音も多くの場合冷淡に聞き流され、人々を感動に震えさせたり、 涙を流させたりする歌い手は千人中一人と言っていいくらいだった。 第2部第1篇第15章 【藤沼訳】 その音は同じ音長を保って、同じ間合いで、だれでもが出すことのできるものだったが、 千回は人を冷ややかな気持のままにしておくのに、千一回目には戦慄させ、 泣き出させてしまうような音だったのだ。 >>299 北御門は他の二人と 根本的に意味が違っているような… 第2部第1篇第15章 【原卓也訳】 中公 新集世界の文学 p437 微笑をかたちづくった口から流れ出る声音は、 だれもが同じ間隔、同じ音程で発しうるものであったはあったが、 しかし、聞く者を千回も無関心のままおいておきながら、 千一回目には戦慄させ、感泣させるような声音だった。 第2部第1篇第15章 【中村白葉訳】 河出書房 カレッジ版世界名作全集9 p445 微笑にたたまれたような口からは音声が── だれもが同じ間をおき、同じ時間をおいて発しうるものではあるが、 しかし千たびまで人をひやりとさせ、 千一回目にはじめて戦慄させたり、涙を催させたりするような声音が、 流れ出すのであった。 ついでに 【島村抱月, 鈴木悦共訳】 全譯 戦争と平和 目黒分店 p623 そして、その微笑を含んでゐる口からは、 音調が注ぎ出された── それは誰にでも同じ音程を出すことが出来、 時の同じ長さの間續けることが出来るが、 併し千度それを聴いても平氣でゐられ、千一度目に 吾々の胸を慄かせ、泣き出させるといふやうな音調であった。 抽出した文章を含む段落をよく読むと、 【北御門訳】が正しい解釈だと思われる。 【工藤訳】はどうなんですか? 「4万3000ルーブリ」という金額は現在の貨幣価値ではどのくらいなのだろうか? 【藤沼訳】第1分冊では「4億3000万円」ないし「4300万円」だそうだが。 イミフなんだけれど、金貨と紙幣じゃ価値が異なるみたい。 『カラマーゾフ』とは話の規模が違うね! 『白痴』の貴族連中と『戦争と平和』の貴族連中とでは 雰囲気がちょっと違う気がする。 「カラマーゾフ家」も一応「貴族階級」なんだよね。 『スペードの女王』を読んだとき、描写された建物内部の雰囲気から ルブランの『アルセーヌ・ルパン』諸作品の雰囲気を連想した。 ロストフ若伯爵の「4万3000ルーブリ負け」はプーシキンのパクリだよね。 【工藤精一郎訳】 新潮文庫 第2巻 第1部 第15章 p98 それは同じ間と、同じ音程で、だれもが発することのできる声だが、 千度聞いてもなんの感興もわかぬものが、 千一度目には胸をゆすぶり、感動の涙を流させるような、 そうした声音であった。 【Richard Pevear and Larissa Volokhonsky訳】 sounds that anyone can produce for the same lengths of time, at the same intervals, but which leave one cold a thousand times, then for the thousand and first time make one tremble and weep. >>306 加賀乙彦が「ドストエフスキーは地主階級の出身だから貴族の描写はだいたい想像(そのかわり都会の庶民の描写はリアル)、トルストイは実際の伯爵だから貴族や荘園の農民の描写はリアル」みたいな事を講演で言ってた 集英社新書のドストエフスキーを語るやつに出てた 1人か? 2人か? 3人か? 考えていたら1週間が過ぎた。 第2部第2篇第1章 【米川訳】 第1段落 「トランクを入れておきましょうか? お床は? お茶はいかがでございます?」と 侍僕がたずねた。 第3段落 駅長、その妻、侍僕、…… 第6段落 侍僕は半分ページを切ってある…… 第5編第1章 【北御門訳】 第1段落 「トランクを運び込んでおきましょうか? ベッドは? それにお茶はいかがでしょうか?」と 下僕がたずねた。 第3段落 駅長や、その妻や、侍僕や、…… 第6段落 侍僕は半分ページを切ってある、…… 第2部第2篇第1章 【藤沼訳】 第1段落 「トランクを持ってまいりましょうか? 床をお延べいたしましょうか、お茶はいかがで?」 側仕えがたずねた。 第3段落 駅長、駅長の女房、側仕え、…… 第6段落 召使いがピエールに、…… 【英訳】 @ his valet B the valet E His servant 【ロシヤ語原文】 @ камердинер B камердинер E Слуга 米川は3箇所とも同一人物と考えたのだろうか。 同一人物ではないとしても、【ロシヤ語原文】3番目の単語の違いは 言い換えだと解釈したのだろうか。 北御門は最初と2番目は異なる人物と解釈したと思う。 「下僕」と「侍僕」か。 【ロシヤ語原文】を反映していない。 藤沼は【英訳】に似ている。 「側仕え」と「召使い」の違いって? 最初と2番目は駅長の部下だと思う。 3番目はピエールの「召使い」。 第2部第2篇第10章冒頭 【米川訳】 フリーメーソンへ入会してからまもなく、ピエールは自分の領地でなすべき仕事に関し、 詳しい指導の書付けをもらって、自家所属の百姓の大部分が住んでいる、 キーエフ県へ出かけたのである。 第5編第10章冒頭 【北御門訳】 共済組合へ入会して間もなく、 ピエールは自分の領地でなすべき仕事に関するこまごました指示の書きつけをもらって、 自家の百姓の大部分が住んでいるキーエフ県へ赴いた。 第2部第2篇第10章冒頭 【藤沼訳】 フリーメーソン団体に入会を許されてからまもなく、ピエールは領地でするべきことを、 彼自身が自分のために書いた充実した指針を持って、 彼の所有する農民の大半がいるキエフ県に出かけた。 【英訳】 Soon after he was received into the brotherhood of the Masons, Pierre left for the province of Kiev, where the greater part of his peasants were, with a full set of instructions he had written out for himself about what he was to do on his estates. 【ロシヤ語原文】に近いのは【北御門訳】と【英訳】。 【訂正】 >>319 ×【ロシヤ語原文】に近いのは【北御門訳】と【英訳】。 ○【ロシヤ語原文】に近いのは【藤沼訳】と【英訳】。 保身と遵守 守るのに合法など・・・ 死刑があったらしい 国の為 組の為 人も殺せる 司法や警察官 人の命を左右する 死刑 厳格な法 遵守 陸海空に厳格な法保持 運用 運用妨害 形骸化させず 運用 最高法規 本来なら98条に則り最高法規を根幹として 存在するはずの 枝葉の条例もある 同盟関係にある組織の武力による紛争 大呂破壊兵器を保持していると因縁をつけて その辺りで暮らしている大勢を殺る 資金調達、資金提供、大量殺人幇助 日頃から陸海空に保持してきた軍を安全地帯、非戦闘地域と称する辺りに派遣して輸送作戦などで参戦 シマ 縄張り しのぎ Cosanostra 組織を守るのに合法など関係ない チャイニーズマフィアもいるコリアン系いる 陸海空に銃刀の調達・保持 遵守 国の為 組の為 資金提供 幇助 教唆 人殺し 皆んなでしたから 人助け 何の罪もない善良な人殺しの一員 けいべつはしていない。。 最高法規の運用を守ろうとする活動 この活動は、経済的に圧迫され 生活面でも 様々な苦しみを与えられる これほど大切な仕事はないだろう しかし、その活動で経済的に豊かになる事はなく 逆に経済的に苦しめられる 本来なら公務員や議員が遵守し 最高法規の運用を確保するよう活動しているべきだが 犯罪者である公務員や議員などは、しなあどころか うんようぼうがいや犯罪の正当化を続けている けいべつはしていない 炎上 援助 ナチスでなく大日本帝国に向けられた原爆 てんさいらしい じしんをみつめる アインシュタインは日本人の友人に対し、「わたしは日本に対する原爆の使用を常に非難してきたが、わたしはあの運命の決断を阻止するために何もできなかった」と書いてたらしい。 何もしないというより、原爆の開発を促した方。 資金提供など幇助があったかは不明。 遵守 公務 同盟関係にある組織の武力による紛争。 大量破壊兵器と因縁をつけて、その辺りで暮らす大勢を殺る 資金調達、資金提供、大量殺人幇助。 日頃から陸海空に保持している軍を安全地帯、非戦闘地域と称する辺りに派遣し輸送作戦などで参戦。 憲法9条を守ると口では言いながら陸海空に軍が保持や、大量殺人に資金提供などの幇助をする議員も多い。 最高法規の運用を守るどころか、犯罪幇助や正当化。 議員であれば警察に指示して犯罪解決の為の活動は出来ただろう。 しteイナい keいべツは 炎上 援助 ナチスでなく大日本帝国に向けられた原爆 てんさいらしい じしんをみつめる アインシュタインは日本人の友人に対し、「わたしは日本に対する原爆の使用を常に非難してきたが、わたしはあの運命の決断を阻止するために何もできなかった」と書いてたらしい。 何もしないというより、原爆の開発を促した方。 資金提供など幇助があったかは不明。 何の罪もない善良な人殺しの一員というやつか・・ 遵守 公務 同盟関係にある組織の武力による紛争。 大量破壊兵器と因縁をつけて、その辺りで暮らす大勢を殺る 資金調達、資金提供、大量殺人幇助。 日頃から陸海空に保持している軍を安全地帯、非戦闘地域と称する辺りに派遣し輸送作戦などで参戦。 憲法9条を守ると口では言いながら陸海空に軍の保持や、大量殺人に資金提供などの幇助をする議員も多い。 最高法規の運用を守るどころか、犯罪幇助や正当化。 議員であれば警察に指示して犯罪解決の為の活動は出来ただろう。司法・警察は、いつものように犯罪解決妨害、最高法規運用妨害、犯罪の正当化をするとと思われるが・・・遵守 99条 最高法規 公務の執行 警察などは、いつものように公務の遂行妨害 執行を妨害すると予想される。警察の裏金運用なら協力、遵守は義務です。裏金運用万歳と容易に協力を得られる。裏金運用なら遵守義務を果たすかもしれないけど しteイナい keいべツは。。。、。 「マーシカの甘根」って何だろね? 「甘草」かと思ったが、違うような気がする。 良い人殺し 悪い人殺し 普通の人殺し どんな人殺しかわからない でも資金提供などで参加する 幇助する 大勢が大切とアピールする 人の命に関わる事 良い人殺し 悪い人殺し 普通の人殺し わからないけど 人殺しの一員となる あったこともない人を殺す幇助活動 思考停止 みんなが参加しているのだから 軍隊などでも理不尽を押し付け思考を停止させるよう訓練する 疑問など持ってしまえば人殺しをする時や、自分が死ぬ時の抑止ともなる 命令に従い疑問を持たずに殺したり殺されたりしなければならない 良い人殺し 悪い人殺し 普通の人殺し 国の為 組のため 人殺し みんなでしたから 人助け 何の罪もない善良な人殺しの一員 心境や信教により参加、幇助できない人もいるだろう 遵守 国の為 組の為 組織が一丸となって全員参加 絆 大日本帝国 復興 衰えたもの再び 死刑 仲間がやられた河原に集結 全員参加 各々の資金など 持てる力で 殺しに参加 絆 個人ナンバー てんでんこは許さない 一丸となって資金などで幇助 みんなで殺す していない けいべつは トリプルタイフーン 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 トリプルタイフーン 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 トリプルタイフーン 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 3代目 扇風機 検閲でなく添削 コマネチ コマネチ 鼻くそをほじって舐めるコロッケなら知ってる 仮面ライダーV3もビックリだ していない けいべつは 仮面ライダーV3もビックリだ ナハ ナハ 野口五郎はしらない まして野口五郎岳など コロッケしか売ってない クリエーター しけたビートでこんにちは していない けいべつは していない けいべつは トリプルタイフーン パクられた小説は何をパクったものなのか 著作権 しけたビートとフジテレビ 焼き直す ガソリンを使うところが特許 オリジナルなのか・・・・ 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 トリプルタイフーン 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 トリプルタイフーン 正規のルートだとショッカーを通して売り出された筈の怪人 仮面ライダーは正規のルートからは売り出されなかった プロパーではないのだろう アメリカ大陸はインディアンでなくワシのもの インディアナ州もワシのマークで埋め尽くす ジャニーズを通さずに売り出すのかい? 吉本を通さずに売り出すのかい? 電波独占 世界征服 ワシのもの トーテムポール踏み潰せ 追い込んで陥れろ 沖縄もトーテムポールか ワシのものなのに 香港の土人が決起 銃を配って大東亜解放 3代目 扇風機 検閲でなく添削 コマネチ コマネチ 鼻くそをほじって舐めるコロッケなら知ってる 仮面ライダーV3もビックリだ していない けいべつは 仮面ライダーV3もビックリだ ナハ ナハ 野口五郎はしらない まして野口五郎岳など コロッケしか売ってない クリエーター しけたビートでこんにちは していない けいべつは していない けいべつは >>520 名前:吾輩は名無しである 2019/08/07(水) 17:38:21.18 ID:MTY4Ey5M かんのんさまが みている ほとけさまが みている みんなみている ちゃんと みている みつを (以上引用) し か し 悪い奴ほどはびこり良い奴はけっきょく 貧乏の内に若死にwwwwwwwwww :::::さまはみんな目暗wwwww 観音菩薩の名を唱える 牢屋につながれた時 暴徒に襲われそうになった時にも その名を唱えれば 即時に柔和 災いをまぬがれたり 警察関係の幹部の名を唱える 国の為 組の為 守るのに合法など関係ない チャイニーズマフィアもいるコリアン系もいる 陸海空に銃刀の調達・保持 てつぼうだまも必要だ 戦車、戦闘機、ミサイル 陸海空に軍の保持 広域で活動する銃刀などを保持する組織 何かで牢屋に入れられた時 幹部の名を唱えれば 罪があるにせよ ないにせよ つながれた時に その名を唱えれば 構成員達は資金提供 幹部の活動費を賄う 陸海空に軍を保持する資金を提供し幇助する 軽蔑はしていない 今なら 警察につながれそうになった時 安倍晋三の名を唱えれば 罪があるにせよ あるにせよ 軽蔑はしていない 忙しくて、やっと半分読んだ。 【北御門訳】に翻訳漏れの箇所多過ぎ。 翻訳終了後、原文との照合をしなかったのだろうか? テレビドラマ「クリミナルマインド」で スペンサー・リードがロシヤ語で『戦争と平和』の2回目を読了したと言っていた。 フツーの人間の感想なら「そりゃ凄い!」だろうが、 ロシヤ文学研究のさかんな日本の翻訳者でもアレなのに 「どの程度理解できているのか?」が率直な感想。 翻訳者の翻訳方針がわかる箇所があった。 【米川訳】は読者の理解を助けるような翻訳である。 読みまちがえを排除するように配慮している。 『カラマーゾフ』でもそうであったが、 翻訳者の解釈の押しつけがない。 どうしてもわからないところは省略して翻訳している。 【北御門訳】【藤沼訳】の解釈が分かれていて興味深い。 【ロシヤ語原文】【英訳】【米川訳】は同じ。 【北御門訳】は踏み込んだ翻訳。 前後関係を考えれば間違いともいえない。 【藤沼訳】は【北御門訳】とは別方向の踏み込んだ翻訳。 第2部第5篇第6章第5段落 【米川訳】 ⇒ イリーナ・ワシーリエヴナ公爵令嬢 「……しかし、わたしのまねなんかしちゃだめですよ。 このごろは袖がこんなふうなんですからね! 先だってイリーナ・ワシーリエヴナ公爵令嬢がいらしったが、 見るも恐ろしいようでしたよ!……」 第8編第6章第5段落 【北御門訳】 ⇒ 公爵令嬢のエレーナ・ワシーリエウナ 「……私の真似はしちゃ駄目よ。 このごろは袖は――こんなふうですからね。 先だって公爵令嬢のエレーナ・ワシーリエウナが見えたけど、 そりゃもう、見られたものじゃない。……」 第2部第5篇第6章第5段落 【藤沼訳】 ⇒ 公爵令嬢のイリーナさんっていう若い人 「……あたしのまねをしちゃだめだよ、 近ごろは袖が――まあすごいから! ついこないだ公爵令嬢のイリーナさんっていう若い人がうちに来てね、 見るのも恐ろしいほどだよ、……」 『白痴』の【木村訳】でもまぎらわしいところがあった。 ロシヤ人の名前のヴァリエーションって少ないのかね。 「名前+父称」が同じ人物が複数登場する場合がある。 >>347 「エレーナ」と「イリーナ」は日本語では1字違いだけれど、 ロシヤ語では「Елена(エレーナ)」と「Ирина(イリーナ)」。 別人と考えるほうが自然だと思う。 ごめん。 【訂正】 >>347 「エレーナ」と「イリーナ」は日本語では2字違いだけれど、 ロシヤ語では「Елена(エレーナ)」と「Ирина(イリーナ)」。 別人と考えるほうが自然だと思う。 レフ・トルストイの書き間違えでもないし、活字拾いの誤植でもない。 【英訳】では “Elena”と“Irina” 正確にロシヤ語を英語に置き換えている。 >>349 そうなんだ。ワシーリエウナで同一人物かと。ありがとう。 на большой обед к Курагиным 第2部第5篇第15章後半部分の第2段落 【米川訳】 ⇒ カラーギン家の大晩餐会に 第8編第15章後半部分の第2段落 【北御門訳】 ⇒ カラーギン家の大晩餐会 第2部第5篇第15章後半部分の第2段落 【藤沼訳】 ⇒ クラーギン家の大がかりなディナー・パーティ 【英訳】 ⇒ a big dinner at the Kuragins' 【ロシヤ語原文】 ⇒ большой обед к Курагиным 「クラーギン」が正しい。 【米川訳】【北御門訳】が「カラーギン」としたのは何故? 北御門は真面目に翻訳していないんじゃないのかね。 原文と先行訳を見ながらちょっと手を加えただけのように思われる。 【米川訳】によく似ているんだよね。 【北御門訳】はお粗末な誤訳、誤植が多過ぎる! 北御門信者っているらしいけれどお目出度い奴らだと思う。 先行訳を批判した人間の翻訳なのにお笑いだ! >>363 当然ロシア語読めていってるんだよねwww 【北御門訳】は在庫限りで重刷はないな。 俺が3年前に東海大学出版会から購入した3大長編計6冊全部が復刊第1刷。 >>364 みたいな貧乏人のバカは高価本は買えないだろうしwwwww まぁ、読んでみないとわからんからな 【北御門訳】はまったく売れていない 2001年に刷ったのが捌けていない 【工藤訳】は研磨本しかないし買う気にならない マケプレで 新潮世界文学 17 トルストイ 2 新潮世界文学 18 トルストイ 3 を買うのが一番コスパがいい 今安いから買っとけ >>370 読んでいないだろ 貧乏人は図書館で借りて読めよ 米川正夫が生きていたら 北御門は笑い飛ばされていただろうな 十分な校正がなされていない最低の翻訳本 >>372 何だこいつ何も知らなくて ただ故人のアンチとか アホのネトウヨだなwww おい勘違いするなよ。明日ご近所の人全員にネトウヨだと自己紹介して来い。 1月に【望月訳】が出るな 望月先生も【北御門訳】を嗤っているだろう これほど誤植の多い翻訳もない 誤植とわかる誤植ならまだいいが【北御門訳】は判別不可能 複数の翻訳、【英訳】、 【ロシヤ語原文】を突き合わせながら読まないとわからん バカでもわかる誤植もあるが 貧乏で【北御門訳】を買えないヤツは仕合わせだ 無駄金を出さずに済んだ 【北御門訳】は【米川訳】を土台にしている (藤沼訳】も同様に【米川訳】を土台にしている) それをより流暢な日本語にしようとしたのだろう ルビを打ってない漢字の訓読みは何だろうと思案するとき 【米川訳】を見れば判然とする 九州の百姓爺さんの翻訳だから 貴族令嬢の会話文に「クソ」が出てきたりする 【北御門訳】は田舎爺さんの翻訳だから変なところで改行する だから会話文で話者が誰なのかわからなくなる 【米川訳】の誤訳箇所は【北御門訳】でも誤訳のまま 百姓爺さんが指摘した【米川訳】の誤訳箇所を知りたい 爺様はノートに書いた訳文を清書するときに 自分の書いた字を間違って読んだのかもしれない 老眼だったんだろうな 誤植、誤訳を列挙してもいいが、それはおれの仕事ではない どうしてそうなったかを想像するのも読書の愉しみ 他人を批判するなら、【北御門訳】を読んでからしましょうね 最低限のマナーです 【北御門訳】も復刊第1刷り在庫が切れたら消滅でしょうね https://www.kotensinyaku.jp/books/book316/ 戦争と平和1 トルストイ 望月哲男 訳 定価(本体1,080円+税) ISBN:75417-4 発売日:2020.01.09 今後の刊行予定 第2巻 2020年5月 第3巻 2020年9月 第4巻 2021年1月 第5巻 2021年5月 第6巻 2021年9月 死ぬまでに読みたいと思っていたので 死ぬ前に読むことにした藁 社交界 ナポレオン戦争の話題からね 工藤訳で読んだが、ナターシャが弟の背中に抱きついて「マダガスカル島」と 言う場面が妙に印象に残っている 研磨本ではない新品同様の新潮文庫4巻セット(工藤精一郎訳)を昔古本屋で900円で買った >>392 そうですか。できれば、工藤、中村、米川のいずれかの訳で 読みたいと思っているので。 戦争と平和は工藤訳 イワンイリッチは米川訳 人生論は原卓也訳 民話は北垣信行訳 がいいとおもった >>395 なるほど。 もう、中村白葉は古いかな?って感じですね。 全集にしか入ってないようなマイナーな作品は中村白葉訳で読んだし、別に悪くはないんだけど 彼、彼女かとかの人称代名詞が多くて少し意味が取り辛く感じることがあった 戦争と平和の工藤訳はもちろん誤訳はあって100箇所くらい気になる箇所があったけど、全体の雰囲気がいいです 言葉遣いとかも 戦争と平和の米川訳は見てないので比べられないが、新しい岩波の藤沼訳よりも工藤訳がいいと思う あと一番苦手なのが神西清訳 非常に読みづらい 神西清はよく名訳者と書かれるけど、ごく普通レベルの翻訳者で、 名訳と思ったことはないな 読み比べた結果読みやすさで言えば 戦争と平和は原卓也訳がいちばんだけど 入手しづらいのが難点 翻訳家についての皆さんのお話、参考になりますね。 自分としては、中村白葉氏は古い事を認めていて、寧ろそこが作品の時代 と照応されて良いように感じる訳です。 トルストイではないので恐縮ですが「ドストエーフスキーの会」という所の ホームページで、もう15年くらい前人気を博した東京外語大某教授の翻訳 について書かれているのを読んで以来、やはり、翻訳家には拘ってしまいます。 因みに自分は、中学時代に購入した、北垣信行訳で「戦争と平和」読んでおります。 北垣信行訳は 講談社文庫から出てるのか 存在すら今知った >>400 どの翻訳にも誤訳があるのに、亀山訳への誤訳バッシングは 彼の翻訳書がベストセラーになったことへの同業者のやっかみが根にある 亀山からすれば、売れたもん勝ちで、読者の支持を味方にしている 亀山訳で既読のドストを読んだが特におかしいとは思わなかった 亀山訳では重要な場所でかなり重要なニュアンスをミスってる場所があって それがあるかないかで読んだ印象が違う 原拓也訳ではきちんと示されている カラマーゾフの兄弟の 原卓也訳と 亀山訳の差で詳しいのは このサイトがわかりやすい ニュアンスがかなり違う 俺もこの指摘者と同様原卓也訳でこの場面に衝撃を受けた箇所 亀山訳だとかなりニュアンスが違う クライマックス場面なので注意 http://www.kinoshitakazuo.com/kameyama/kameyama (2).html ドスト氏の会で、俎上に上がっていたのは「悪霊」だったと 思います。 自分も、実際米川訳と、亀山訳で読み比べていないので、 迂闊には申せません。>>404 が言われている部分なのか、分りませんが、亀山、工藤、江川、原、米川各氏の訳について言及・比較があったと思います。 とにかく、同会の論文を読むまでは、翻訳家について 何も考えを持っていないに等しかったので、外国文学を読むうえで 重要な事に気付かされたと言う次第です。 ここに集う皆さんを前に、恥ずかしながら・・・。 >>405 どっちの訳で読んでも大差ないよ 亀山訳相手だと大げさになるな >>407 その文章を読んで大差がないというなら まあ君がただ単にセンスがないんだろうね 全然ニュアンスも違うから 差も大きい そもそも亀山訳は強調の文字を落として訳してたはず > 「僕が知っているのは一つだけです」なおもほとんどささやくように、アリョーシャは言った。 > 「お父さんを殺したのは、あなたじゃありません・・・・・・・・・・」 > まず誰の目にも明らかなのは、原文(斜体・イタリック)に基づく拙訳と原訳に共通した、 > 傍点による「あなたではない」の強調が、亀山訳では、後述のようにおそらく意図的に無視されていることである。 > これは一見、些細なことのように見えるかもしれないが、和郎氏が亀山氏の「解題」を読んで見事に見抜いているよ うに、 > ここにはロシア語の専門家を装って、原文に不案内な読者をあざむくあざとい仕掛けがほどこされている。 http://www.ne.jp/asahi/dost/jds/dost128.htm 原卓也の翻訳はそつがないけど味もないな やはり米川正夫訳がドストエフスキーには一番合う 『戦争と平和』も原訳でいいとなったので 俺はまあ解決した この辺は好みだな 藤沼は新しい訳でアップデートされてるが簡素 米川訳は誤訳も古いからあるがそれは置いといても 色が出過ぎてて俺にはどうも古臭く感じる だがドストエフスキーならその味で米川って人もいるのもわかる 原訳は多少ミスはあるが先行訳も 踏まえてかなり改善されてる感じ だが亀山訳のように決定的に重要な箇所を落としてるのは擁護し難いわ 工藤精一郎訳で完読しているけど、いつか再読する時のために 現在進行中の望月哲男訳を買っていこうかなと思い始めている やはり名作は複数の翻訳を持っていた方が何かと都合がいいから 『アンナ・カレーニナ』も3種類の翻訳を持っているし うちに、北垣信行訳の講談社刊紙箱入り3巻組があり 中高生の頃、夢中で読んでいた。楽しく読んでいた。 このスレ見たので、再読したくなった! 今日までに第1巻第2部7章まで(橋を渡る) 一日一章、ゆっくり一緒に読みましょう 1.2.18、バグラチオンのスイッチの入るところがカッコいい バグラチオンの「スイッチの入るところがカッコいい」 今時の子供たちは、こういう表現しか出来ないのね〜。 およそ、非文学的言葉。 文学では無く、単なるストーリーとしてしか捉えられない のでしょうね。 ま、俺としちゃ別に関係ねえけどね。 新潮文庫の第1巻読了。 戦闘場面はあまり興味がないけど、 アンドレイが倒れて空を見る場面はいいね。 あの場面は、ソヴィエト・モスフィルムの映画でも 印象的に描かれていた! 小児の時観たけれど、覚えているもんよぉ。 第2巻になって一気に面白くなった。 特にクリスマスの夜、月光の下でニコライとソーニャが キスするシーンはとてつもなく美しい。 光文社版の4巻が年明け1月13日に発売するとメールがきたよー 3.1.23、熱に浮かされた状態というのは長くは続かない 3.2.12、やや時間が経ってようやくしみじみ悲しむマリア ついに新潮文庫全4巻読了! いろいろと凄すぎる作品だった。 エピローグの最後の約80ページは小説というより 「権力と自由」というテーマの大論文だな。 光文社が出揃ったら読もうか、それとも岩波で読もうか 4.1.15、経験だけでは届かないものがあることを理解すること 岩波新訳、光文社、新潮社を併読したらいいと思う 光文社はボルコンスキー女史の英訳があれば購入不要 4.3.19、そもそもの目的を考えればクツーゾフの作戦は妥当 去年の9月18日から読み始めてようやく読み終わった 足かけ5か月、最後はちょっと駆け足になってしまったかな笑 これだけ時間を掛けて読んでも頭悪いから良く分からんところが一杯 最後の歴史論は自分には難しかったな〜 なので端から読み直します いちおうこのスレの趣旨である一緒に読むことに興味がある人があったら 一緒に読みましょうね 『戦争と平和』読了おめでとう! 自民党政権によるコロナウイルスとの戦いをマスメディア、野党が批判しているけど 後になって解析してみたら それ以外の方策はなかったと結論付けられるんじゃないのかな ふと、そう思った 最後の部分は理解するのが難しいよね 光文社の訳はドストのやうに人名の父称を略した訳になってますか? スレが「一緒に読もう」とあったので 何章ずつか読んでいってああでもないこうでもないと対話したりするのかと思ったが どうもそういうんじゃなかったみたいね だれも一緒に読もうと言う人が出て来ないのね、待ってたんだけど笑 その間暇だったんで評判の良い宇佐美りんの「推し、燃ゆ」を読んだのだけど こりゃすごかった! 極端なことを言うと 人間いかに生きるべきかというと問いをある特定の時代、環境のなかで投げかけるということでは 宇佐美さんとトルストイさん、同じじゃん!!! というわけで戦争と平和二周目は「推し、燃ゆ」を念頭にひとり静かに読んでいこうと思うのでありました とりあえず12月党員までは全部読んだわ 今日記を読んでる 4.2.17、ここは前回読んだ時よりも2回目の方が断然泣ける 私が知っているクトゥーゾフというのは このトルストイの小説の中の一人物として、でしかない こんどこの人物の伝記を探してみようと思う マリヤは内省的で謙虚な本当に素晴らしい女性 今どきのメスジャップに爪の垢煎じて飲ませたい 米川正夫はアンナカレーニナの翻訳を呼んで、二度と他の翻訳もよむまいと思った >>444 なぜ? 難しい漢字が多くて、意味不明だったの? ざっと読んだけど、翻訳がどうのこうのみたいなレスばっかやな 翻訳より中身を語れよ 語るほどの内容はないだろ 恋愛模様、結婚生活の破綻、人格欠陥者の破滅、 人間関係のしがらみ、戦争、権力争い、…… 翻訳がいい加減だと正確な理解はできない 現在の文学板には、 読んでもいないのに読んだフリするゴミが多すぎて 話をふっても返答なし 大陸で地上戦をやったら、あーなるんだなと思った 戦局は参謀の采配を超えたところで動くということは理解できた 戦争の遂行も人生も人知を超えた「運」が影響する 穏やかな家庭生活の構築には人格が影響する 細心の注意を払って思いやることが重要であることが確認された 読了後、再読しなければ記憶は薄れて行き、最後にはアウトラインしか残らない 読書中は精読を心掛け理解することによって印象が形成される その印象の集積が読後感となって残る 翻訳の善し悪しが重要なんだよ いや読んだってのはスレを読んだってこと このスレだけに関わらず一般論として、とにかくネットには誤訳を指摘したいがために読んでるような人が多いと感じる 原文はどうなっているのか、どのような意図で訳語を当てたのかなどを考察するのは分かるし重要だが、自分の狭い浅い知識から判断して誤訳だ!と喚くのはやめたほうがいい それに完全な翻訳などといったものは存在しない 古い翻訳に誤訳がつきまとうのはまあ仕方ない部分もあるが つい深入りして帝政ロシア時代の戦史をいろいろ読んだけど トルストイがこの作品で描いた1812年祖国戦争というのは まあ当然なのだけれど歴史的事実を小説的に組み上げたものであって 我々非ロシア人にはなかなか感得できない文化防衛的な”思想”が色濃く注入されている プラトンなんて人物はうっかりするとおとぎ話の登場人物にしか思えなかったりするのだ 戦争と平和をちょっと離れて別のトルストイ作品を読んでみよう ピエールとナターシャとその子供 ニコライとマリアとその子供 このロストフファミリーの幸福を見せつけられながら ソーニャは生きてくのか? 最初的に他の連中はハッピーだけど、ソーニャだけ不幸だよな 鬼畜だな >古い翻訳に誤訳がつきまとうのはまあ仕方ない部分もあるが 『戦争と平和』も読んでいないで「文学板」に顔をだして因縁つけるゴミかw 古い翻訳より新しい翻訳のほうが誤訳が少ないとはいえない 先行訳と同じような翻訳文になるのを嫌って独自性を出すから誤訳になる場合がある 碌に文学作品を読んでいないことの証左だな 此奴、まともな教育を受けていないだろ 大学のゼミで邦訳を読むとき原書を座右に置いて講読しなかったのかよ ゴミは消えてくれ 邪魔だ げんしょ 【原書】 (翻訳書などに対して)もとの本。原本。特に、欧文の書物。洋書。 「原書」を次の言語に翻訳: >>459 テメーがバカだろ 日本語不自由のチョーセン人だろ https://www4.nhk.or.jp/P1929/5/ カルチャーラジオ 文学の世界 ラジオ第2 毎週木曜 午後8時30分 再放送 毎週木曜 午前10時 https://www4.nhk.or.jp/P1929/x/2022-07-14/06/72710/3656105/ 7月14日木曜 NHKラジオ第2 午後8時30分~ 午後9時00分 カルチャーラジオ 文学の世界 戦争と災厄の文学を読む (2)「民衆(ナロード)神話の解体」 【出演】慶應義塾大学文学部准教授…越野剛 トルストイの『戦争と平和』を取り上げます。19世紀初めのナポレオン戦争の時代を舞台にした作品で、 登場人物は500人以上いると言われ、人間模様や戦争について多くのプロットが複雑に絡み合っています。 主要な人物の多くは貴族で、この講義で注目している民衆階層の人々については その場限りの出番に過ぎず大きな役割を果たしていないかに思えます。 今回はその点に着目しながら『戦争と平和』を読み解いていきます。 https://www4.nhk.or.jp/P1929/x/2022-07-21/06/74363/3656106/ 7月21日木曜 NHKラジオ第2 午後8時30分~ 午後9時00分 カルチャーラジオ 文学の世界 戦争と災厄の文学を読む (3)「新しいナロードの神話」 【出演】慶應義塾大学文学部准教授…越野剛 引き続きトルストイの『戦争と平和』を取り上げます。 長編小説であるこの作品は、戦争の最中ではなく、戦闘が終わった後や、 軍人ではない民間人や捕虜に対して行われる暴力をよく描いています。 戦争そのものを描くよりも、むしろ戦争の残酷さをあからさまに示しているともいえます。 トルストイの関心はむしろそこにあったのではないか。ピエールの戦争体験を考察しながら解説します。 https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=1929_01 NHKラジオ らじる★らじる 聴き逃し配信 作品論なんか出尽くしているだろ 今更って感じ 深読みし過ぎ もうやることないんだろうな 40過ぎのオッサンで、今更トルストイの「戦争と平和」を読もうと思ってるんだが、 誰訳で読むのがオススメ? 素直に光文社古典新訳文庫を読んだ方が読みやすいのだろうか。 それとも古い訳で読みやすくて、かつ名訳みたいなのある? ドストエフスキーは多少読んでて、亀山郁夫訳はなんかしっくりこなくて江川卓の訳でよく読んでた ノスタル爺の日記 2022-05-26 原作は有名だが 録画していた『戦争と平和』(1956年/監督:キング・ヴィダー)を観る。 トルストイの大長編小説を映画化した3時間18分の大作映画です。 19世紀はじめ、帝政時代のロシア。ナポレオン(ハーバート・ロム)が大軍を率いてロシアに迫っています。 ベズーホフ伯爵の私生児ピエール(ヘンリー・フォンダ)は ロストフ伯爵家のナターシャ(オードリー・ヘプバーン)を愛していましたが告白できず、 相続した遺産目当ての美女ヘレーネ(アニタ・エクバーク)と結婚。 ピエールの親友アンドレイ(メル・ファーラー)は妻を喪い、ロストフ家の別荘でナターシャと知りあい、 愛しあうようになりますが、アンドレイの父が強く反対します。ピエールとヘレーネの関係も破局し…… トルストイの原作は読んでおらず、私が『戦争と平和』の物語を知ったのは 1966年と67年に二部作で公開されたセルゲイ・ボンダルチュクが監督・主演したロシア映画 (ナターシャ役のリュドミラ・サヴェリーエアが可愛かった)なんですが、 二部合わせて6時間50分という長さと、登場人物の関係を把握するのにくたびれました。 その点、キング・ヴィダーは要領よくまとめていますね。 エキストラを大量に使った合戦シーンは、現在の作品では見ることができませんよ。 この作品は、思索的で懐疑的な主人公のヘンリー・フォンダよりも、 オードリー・ヘプバーンを主役にして少女趣味的歴史絵巻にしているのが特長。 ハバート・ロムのナポレオンをはじめとして、男たちを誘惑する悪妻のアニタ・エクバーク、 清純なナターシャを誘惑するアナトールのヴィットリオ・ガスマン、 深謀遠慮な食えないクトゥーゾフ将軍役のオスカー・ホモルカなど傍役陣が充実していま〜す。 リュドミラ・サヴェリーエア可愛かったね、最近、「ひまわり」見て、再確認したわ https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/x1088456493 最近買ったのよ。たしか「戦争と平和」あったなぁと見たらやはりあった、がまた埋もれてしまって見つからない。で文庫を買って参加だ。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる