なぜお前たちはもっとラブレーについて語らないのか
ラブレーには嗅覚におけるマンネリズムがある。
マンネリズムとは究極は連続的な変形、変貌や変身を指す。
カフカの変身が画期的だったのは表面的な連続性を拒否したことに尽きる。
多分それは絶望の暗喩でもある。
ラブレーにはまだ明るさが多くを占めていた。
ラブレーが語られるのは現代においては、バフチンとの関連でのことが多い。
尾崎の「第七官界彷徨」でも糞尿が重要な意味を持つが、尾崎やラブレー、バフチンに
共通するのはウンコ=有機物の腐敗、発酵、分解→「土や砂」の質感への信頼ではないか? パンダグリュエルとか大学で読んでたらしい。自力はむなしいよな。 もう破いて捨てたんだよ、上司の前でね。
なんども読みかえしたし、紙切れとなったそいつを、名残惜しそうに上司はね、机の上に並べたよ。
ふふ、ふふふ。
わるいことしたと思ったのかもね。
けどもういいんだ。
終わったことだ。 ガルガンチュア物語は何冊か持ってた少年少女世界名作全集にリライト版が入ってて何回も読んだ
丸太並べて騎馬軍隊ごっこする場面が好きだったな
鵞鳥の赤ちゃんで尻を拭くのが一番気持ちいいって話はなんのことやらわからなかった うんこ文学 漏らす悲しみを知っている人のための17の物語
頭木弘樹(編)
ちくま文庫
発売日:2023年2月13日
出口 尾辻克彦
春愁糞尿譚 山田風太郎
コレラ 筒井康隆
ルイ十一世の陽気ないたずら(抄) バルザック[品川亮 新訳](『おかしな小話』より)
ヒキコモリ漂流記 完全版(抄) 山田ルイ53世
黒い煎餅 阿川弘之
トルクメニスタンでやらかした話 阿川淳之
石膏色と赤 吉行淳之介
過酸化マンガン水の夢 谷崎潤一郎
祝の壺 桂米朝
黄金綺譚 潔癖の人必ず読むべからず 佐藤春夫
野糞の醍醐味 伊沢正名(『くう・ねる・のぐそ 自然に「愛」のお返しを』より)
スカトロジーのために 山田稔(『スカトロジア(糞尿譚)』より)
半地下生活者 ヤン・クィジャ(梁貴子)[斎藤真理子 新訳]
ピクニックにきたけれど…の巻 土田よしこ(『つる姫じゃ〜っ!』より)
お尻を拭く素晴らしい方法を考え出したガルガンチュアに、グラングジエが感心する ラブレー[品川亮 新訳]
(『ガルガンチュアとパンタグリュエル物語』より)
お尻と大便のことにつきまとわれる 品川亮