0121吾輩は名無しである
2024/05/20(月) 01:03:19.66ID:02IGMYWE大江健三郎とジャズ
2009-05-07
連休中、約40年前に出版された大江の
エッセイ集『厳粛な綱渡り』『持続する志』(文芸春秋新社)
を拾い読みしていました。
学生時代に購入したものですが、
改めてページをくくり、大江が立派な「ジャズ評論家」であることを発見しました。
多分アメリカの作家だと思うのですが、
ジャック・ケルアックの文庫『路上』を読んで、
ジョージ・シアリング、ディジー・ガレスビー、チャーリ・パーカーなどのジャズメンを
知って、
レコードからジャズ入門し、
アート・ブレイキーやカウント・ベイシー論、パリでバド・パウエルの演奏を聴いた時の
印象ど、
ジャズ遍歴をコンパクトにまとめた「ジャズ評論」でした。
アフリカ人としてのアメリカ黒人のジャズとして最良なジャズメンとして、
マックス・ローチをあげていることが印象に残りました。
体制を批判する、大江の姿勢と共通するものがあるからだと思います。