蓮實のゼミ生の中田秀夫や、講義を受けていた塩田明彦、周防正行、
蓮實の影響を受けたことを公言してもいる濱口竜介にしろ
ヒット作を出してはいるし
彼らを蓮實派などという曖昧な言い方で一括りできないのも明らか
青山真治は好意的に見れば、蓮實よりも許容量が大きく、手広かったし
黒沢清にはオタクであることを逸脱していく特有の不気味さがある
蓮實が近場では黒沢清について最も書きやすそうなのはそこもあるんじゃないか
とっかかりが見つけやすいんだわ
なんにしても彼らはさほど(自分たちでリップサービスで言うほどには)
蓮實の抑圧を受けていないだろう
当たり前すぎることだが、制作の現場と批評はどこまでいっても別物よ
いくらか接近するとしたら編集作業において、くらいでしょうかね