【あらくれ】徳田秋声【仮装人物】
『新世帯』読んだ
明治時代の酒屋の新婚夫婦の微妙な関係が描かれている
滋味豊かな文体に惹かれる いま大手出版社から刊行されている文庫は、
岩波文庫が『あらくれ・新世帯』『縮図』、
講談社文芸文庫が『あらくれ』『黴 爛』の4冊
あとは『足迹』と『仮装人物』が待たれる
短篇集も1冊欲しいところ 中国の作家閻連科が秋声の『縮図』を愛読しているという フランス自然主義のエミール・ゾラに『生きるよろこび』という長編がある
北フランスの親戚の家で女中みたいに暮らす女の子が主人公
徳田秋声の小説で描かれる女と比較したくなった 徳田秋声の『仮装人物』は50代の男と20代の女の交際を描いたパパ活小説
吉行淳之介の『夕暮まで』、村上龍の『心はあなたのもとに』と
出来ばえを比べるのも一興か 徳田の研究者のひたすらの自己宣伝。
作家論書いてる奴の視野の狭さといったら。 短篇もいいのがある
「夜航船」や「お品とお島の立場」など 死楽しむべし は 沙石集 豪胆だよねえ女性の最期は。 《11月18日夜、東京・新宿の「風花」にて古井由吉氏、角田光代氏による小説朗読会が催された。店は都内有数の文壇バー。カウンターとテーブル席ひとつの、小さな店内には、開演前から観客が詰めかけ、立ち見も含めて入場者は約四十名》
https://www.shinchosha.co.jp/shincho/200101/forum.html
古井由吉が清水博子にセクハラしたとされる朗読会は2000年11月18日なので、亀井麻美による【「神の手」発言の背景について】の説は成立します。
亀井は「(古井が)山崎ナオコーラさんのお尻を2度にわたって撫でたというどうでもいいこと」という放言(失言?)をかつてしたので、汚名返上とばかりに古谷田奈月の小説を契機として古井のセクハラを追求しているようにも見えてしまうな >>16
亀井麻美は徳田秋声推しの人だが、古井由吉の話題は
古井のスレに書き込んでもらいたいね 徳田秋声も古井由吉も女性関係が暗いのが共通点じゃないかな。川端康成なんかも似てるが。
昔の明治や大正、戦前の作家は女中とか、女中の親戚とかを強姦しまくってたんじゃ?
元々が作家という職業は江戸時代では文者とかで職人歌合せにも出て来るような獣と同然視されるような
ハードな存在だったのが、現代の出版界に引き継がれてるような。
漫画家なんかは明らかに使い捨てだしw
田山花袋の「蒲団」の純愛に当時の出版界は衝撃を受けたんじゃないかな。
「女弟子に惚れたら、さっさと強姦すれば良いではないか」というのが、当時の文壇の常識だったかもw 徳田秋声『仮装人物』講談社文芸文庫・古井由吉解説
「空虚感の支配をおそらくもうひとつ超えた境地から、過去を照らし、
しかもその文章を当時の空虚感と惑乱の色に十分に染めたというのは、
見事な作家の業ではないか。」 秋声推しの人、大杉重男のブログが更新された
大逆事件に絡めて、秋声ら自然主義一派を擁護し、漱石や白樺派などを批判している
必ずしも全面的に賛同はしないが、こういう視点はあってもいい 亀井麻美
徳田秋聲『驕慢児』(河野正義編『三人叢書』東京国民書院、明治41年6月)口絵。一条成美 画。
一条成美は明治38年6月、秋聲とはまの婚礼の媒酌をしたとされる人物。
2017年2月11日
新婚旅行
新声社 編
1901
蓮池の汀・渡辺香涯画
夕霽・一条成美画
有磯海・平福百穂画
停車場の朝・結城素明画
その面影・徳田秋声作
初ちぎり・生田葵川作
蜜月遊・田口掬汀作
あかつき・西村渚山作 徳田秋聲記念館文庫で品切れ中だった私小説の絶品『仮装人物』が
本日から新装版で販売開始になった
サンタクロースの絵が表紙カバーに描かれている
通信販売もしている 朝日新聞デジタル
泉鏡花文学賞授賞式 北村薫さんと朝比奈秋さん、喜び語
る
波絵理子2023年11月12日
【石川】第51回泉鏡花文学賞(金沢市主
催)の授賞式が11日、金沢市内であり、「水
本の小説」(新潮社)の北村薫さんと「あ
なたの燃える左手で」(河出書房新社)の朝
比奈秋さんに正賞の八稜鏡(はちりょうきょ
う)と副賞150万円が贈られた。
「水 本の小説」はベテランミステリー作
家の北村さんの読書歴を糸口にした7編の短編
私小説。表題作の「水」は金沢が舞台で、徳
田秋声らが登場する。 批評の練習帳
大杉重男
2024/04
『秋聲旅日記』再訪 (04/03)
三ヶ月以上前になるが、去年のクリスマスに金沢に行って、青山真治の映画『秋聲旅日記』を観て来た。『秋聲旅日記』は、
公開当初『週刊読書人』で批評を書いたことがあり、その時は結構厳しい評を書いたのを覚えている。当時はまだ「観光客」
が思想的問題とはなっていなかったが、『秋聲旅日記』は金沢観光のプロモーションビデオのような感じがして、そこから逸
脱する細部に乏しいように思えた。
ただ秋聲作品を、キッチュなヌーヴェル・バーグ風味に映画化すること自体が空前絶後で、しかも今更リアリズムで映画化
するよりずっと刺激的なことは証明されたとは思うので、『秋聲旅日記』がその後ソフト化されなかったのは残念に思ってい
た(私ももっと褒めるべきだったのだろうが、褒めるのは本当に苦手である)。
二十年ぶりに見た『秋聲旅日記』は、フィルムが劣化し、色褪せることで、かえって渋みのある古典作品の風格を帯びてい
た。私は映画というものが物理的に年を取ることを初めて実感した。この映画は、小松空港に降り立つ秋聲に始まり、また小
松空港から去る秋聲に終るが、北陸新幹線開通後の現在から見ると、このこと自体が歴史的ドキュメントのように感じられ
る。
この映画は専ら「挿話」をストーリーの軸にして撮られている。今回兄の病室を見舞う場面がアクセントとして効いている
と感じたほか、お絹役のとよた真帆と嶋田演じる秋聲との対話のちくはぐした感じが面白かった。金沢を去ろうとする秋聲を
お絹が引き留める場面での「もう食べあきた。どこへ行つても同じものばかりで、女を買はうと思へば、少し好いのは皆んな
封鎖だらう。」「さう言つたやうな具合だけれど、この節は強ちさうとも限らんのや。」という原作そのままのやりとりが、
何となく生々しくかつ痛々しく耳に響いた。それにしても「封鎖」とはどういう意味だろう。私は何も知らないで秋聲を読ん
でいると改めて思った。 大杉重男は映画を語るんじゃなくて、秋声など日本自然主義文学
に関する評論を上梓するべきだろう jugoya
徳田秋声「花が咲く」
川崎長太郎、山田順子に相次いで持ち込み攻撃を受けたころ、1924年4月
の『改造』に発表
これが凄い。文章は素晴らしいけど主人公クズすぎる。葛西善蔵もよっぽ
どクズと思ったが、さすが秋声ケタが違う。どんだけかは、短い作品なの
でぜひお読み下さい
2024年5月4日
『花が咲く』6,808文字 日本近代文学三派
倫理派 二葉亭、漱石、白樺派、戦後派
耽美派 谷崎、川端、三島
自然主義 花袋、秋声、藤村、泡鳴