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【街とその】村上春樹【不確かな壁】Part2

0663吾輩は名無しである
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2024/06/28(金) 23:25:19.85ID:mlxYYIy2
>>644
柄谷のいう文学の土着性って自ずと作家の逃れられない出自ってこといずれ含んでしまうんだけど、初期村上って土着性のようなものをすでに失った時代の、根無し草の若者たちの自由と孤独の都市文学を書いていたんだよね。でも別にこのテーマは安部公房がすでに書いてたんだけど。
0664吾輩は名無しである
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2024/06/28(金) 23:49:36.95ID:mlxYYIy2
>>663
ただね、土着性とは別に村上春樹には来歴否認のロマンってのがある。

ちょっと面倒くさい話なんだが、土着性って問題に関しては村上は羊を巡る冒険、つまりキャリアのかなり早い段階で作家の出自としての土着性ではなく、都市文学としての村上自身へのアンチテーゼとして、都市生活から逃げて北海道に逃げてそこに住み着いた地霊(村上は羊男をはっきり地霊のようなもの、と発言している)を描いている。

大江が土着性を描こうとすれば、どうしても四国を描かなければなかったのは、大江が四国でそれなりにいい家の子だったからだし、春樹に先駆けて都市生活者の孤独をテーマにした安部公房が描いた土着性、あるいは原風景は戦時の混乱した満州である。

春樹は団塊世代であり、中年に差し掛かったころにバブルの真ん中にいた世代だが、春樹の一見したところの土着性の無さってのは、バブル当時にさ、クラブで相手の本名も出自もなにも知らないけど、なんか良ければノリでヤっちゃう、みたいなエピキュリズムから少なくとも、固有名を確保したい、とする当時としては新しい文学だったので、固有名っていう哲学的なものの回復が問題なので、出自はテーマとしてはもう浅い、って時代感覚だっただろうことは、考慮したい。
0665吾輩は名無しである
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2024/06/29(土) 00:14:50.09ID:Jg3Rh1Dq
>>664
泥酔してるのでちょっと固有名を思い出せないんだけど、あずまんがゲンロン0で測ったのかなんか知らないが、女一人に対して男二人が性的に開放されてて同居しているのは不健全だかなんだかみたいなことを書いてて、多分、あずまんはとにかく1人の人間がその輪郭を失っちゃうようなことは性にせよ言論にせよ不健全だからダメだって言っていて、実は村上春樹はその作品上で、同じことを言っているかも
0666吾輩は名無しである
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2024/06/29(土) 00:17:21.00ID:Jg3Rh1Dq
>>665
これを素面のときにめっちゃ説明したいんだけど、素面のときって、絶対5ちゃん開かない
0667吾輩は名無しである
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2024/06/29(土) 00:32:46.92ID:Jg3Rh1Dq
>>664
そんで、言うまでもなく春樹はフィッツジェラルドの愛読者である。

ギャッツビーは大金持ちで、財力にものをいわせれば好きなだけ快楽を得ることが可能だったが、ギャッツビーが求めていたのはただ1人の女性である。

ギャッツビーはただ一人の女性を騙すために、一つしかない愛のために、嘘をつくことに人生を捧げたのである。

うーん、柄谷は村上を土着性がないからダメだっていったんだっけ?

時代的には柄谷はテクノに引きずられてたんだろな。
0668吾輩は名無しである
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2024/06/29(土) 00:42:45.35ID:Jg3Rh1Dq
>>667
的外れも甚だしいよね。

大江や中上の土着性から開放された自由な都市生活者の孤独が、それでもUターンやIターンせずに都市で孤独に炙れるってのが村上のフォーマットなんだからしょうがない。
0669吾輩は名無しである
垢版 |
2024/06/29(土) 01:02:02.44ID:9pDkwicD
団塊の世代の土着性がアメリカ文化に毒されてる日本の闇を描いたのが春樹の初期作品だろ
0670吾輩は名無しである
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2024/06/29(土) 15:02:41.92ID:iPnIG1vJ
柄谷は全然文学わからないからありがたがっているのは馬鹿な権威主義者だけ
村上春樹がつまらい中身がないのは柄谷を持ち出さなくても読んだらわかるだろう誰でも
0671吾輩は名無しである
垢版 |
2024/06/29(土) 17:56:21.97ID:6TNq7syA
三島由紀夫が予言した戦後の空っぽな日本を描いたんだろ
何も読めてねーなお前ら
0672吾輩は名無しである
垢版 |
2024/06/29(土) 18:25:57.57ID:Nr80YLxN
「街とその不確かな壁」

村上春樹氏の作品と出会ってから、はや30年近くが経ちます。今回手にしたこの作品は、『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』の書き直し、あるいは続編のような位置づけとなるのでしょうか。

村上作品に貫かれる主題は不変のものを感じますが、表現は作品ごとに洗練され、少ない言葉で深い意味を伝える、削ぎ落とされた必要なものだけが残り澄んでいるような印象を受けました。かつては読みやすいポップな文体が特徴だと感じていましたが、近年は少し印象が変わってきたように思います。
既視感があるのは当然のことですが、過去の作品と比べて洗練され、老練さを増した言葉遣いを一つ一つ味わいながら、同時に『ハードボイルドワンダーランド』を読んでいた懐かしい過去を思い出しました。

何よりも、一人の作家が作品と共に歩み、変化していく姿をリアルタイムで体感できる喜びを噛み締めています。
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