読まれなくなった作家、読まれ続ける作家
佐藤春夫は座談の名手だったの込みでの大家だったから
死後急速に読まれなくなったのかな?
対談座談会に顔を出し続けて文壇内の地位を維持する…みたいな作家は相応にいるんじゃないかな 蓮實重彦や柄谷行人、浅田彰などのいわゆるニューアカの連中は三島由紀夫が大嫌いだな
それらに薫陶を受けた金井美恵子とかも三島が嫌い
三島に発掘してもらった感もある深沢七郎も三島自害後は猛烈に批判していた >>347
単純に純文学が読まれなくなっているだけでは? >>349
でも読まれてる。
没後50年の時も全国の書店で特集組まれていた。
誰誰が嫌いと言ってるから、読まれてない、売れてない。では無いから、趣旨がズレてる。
三島の同年代で活躍した作家で三島ほど読まれて評論が書かれてる作家はいないのでは? >>350
世界的な話で、哲学をやる人達も少なくなってるそうですね。
曰く「あいつらは結局、2千年以上、色々やってるが、何かを解決した事は無い」
と数学、物理、生物学、科学などの学界からは批判されるそうです。
大学の哲学科も減少してるとの事。
人生に懐疑的になったり思索したりする時に、文学作品を手にする人は今は少ないだろうね。
電車の中吊り広告で見られる様な、ハウトゥー本や実践所、自己啓発の本が売れるそうです。 いやそもそもポストモダンの連中なんて、クソみたいなやつらだからな。
三島や村上春樹を罵倒しているのは、連中が持ち上げている大江健三郎や
中上健次よりも人気があるからというだけだ。
あそこまで大江健三郎を持ち上げていたのに、大江自身はハスミや柄谷を
相手にもしていなかったという事実w当たり前だわ。
日本の批評家って屑ばかり。つか屑でなければ小説家になってるよな。 ポストモダンはソーカル事件の衝撃がなんだかんだ強くて
あれ以降はあちら系の人たちは純文学のテリトリーに籠もっちゃった印象 三島嫌いの批評家、作家は何故三島が売れ続け、読まれて行くのか?しっかり説明して欲しいね。
是が非では無く、あくまで机上の作家と本当に命をかけて生きた作家、より興味、訴求力があるのは後者だろう。
誰が今更、三島と同時代を生き、ぬくぬくと戦後に跋扈した左翼の話を金払って聞きたい、読みたいのか? >>354
村上春樹が痛烈に批判していて、
「批評家の大半は作家になる才能が無かった人達」
と言ってる。だから、あとがきを批評家に書かせないよね。 三島なんか先日もXでバズってたぞ
歿後も存在感がデカ過ぎるな ポストモダンは残念ながらポリコレwokeに変貌したからな
煙にまく思想が正義の名の下に弾劾する思想になったことはよく語られているわけで 好き嫌いは別として、話題性では漱石、太宰、三島が抜きん出てるな。
この三人は常に話題になる。文学も面白いけど、生き方も面白かった。 >>348
佐藤春夫は、小説家、詩人、随筆家として活躍した大家であり、座談の名手としても知られていました。しかし、死後急速に読まれなくなったという評価は、必ずしも正確ではありません。
たしかに、戦後しばらくの間、彼の作品はあまり読まれなくなりましたが、1970年代以降、再評価の機運が高まり、近年では再び注目を集めています。特に、小説家としての評価は高く、その繊細な心理描写と美しい文体は、現代の読者にも共感を呼んでいます。
一方、対談座談会に顔を出し続けて文壇内の地位を維持する作家は、確かに存在します。しかし、佐藤春夫はそうした作家とは一線を画す存在であり、彼の作品は、確かな文学的価値を備えています。 漱石、太宰、三島、そして現題の村上春樹。この4人くらいが話題になりやすい。
今でも純文学の新人は太宰とか三島を目標にしていることが多い。春樹も
人気がある。漱石も読まれている。 >>362
有名な細君譲渡事件の相手である谷崎と比べて佐藤は読まれなくなったとまでは言わないけれど影場薄い。松本清張が『昭和史発掘』の中で書いてあるように多岐に亘った佐藤の仕事は彼の死後多くの後継者に受け継がれていったが、谷崎の仕事は谷崎でなければなし得ることが出来ずそれが大谷崎の所以であり、佐藤との違いだと書いていたが、今日佐藤の作品の影が薄いのは案外こんな理由なのではないか >>363
このコメントは、それぞれの作家が活動した時代背景を無視しています。例えば、漱石は明治時代、太宰治と三島由紀夫は昭和時代、村上春樹は平成・令和時代と、それぞれ異なる時代に活動しました。それぞれの時代の社会情勢や文化的な背景を理解せずに、作家を単純に比較することはできません。 >>367
優れた作家、作品は時代を超えた本質的な価値があるだろう。活躍した時代が違うから比較できないというロジックはよく分からない >>366
シンプルに「谷崎の作品は今読んでも面白い」からだと思う。
スラスラと読み手の頭に流れてくる日本語文章の流麗さ、文体の変幻自在っぷりも相まって。
「刺青」読めば才能のぶっ飛び具合が分かる。
口の悪い永井家風が激賞する位だ。 ということで谷崎は読まれ続けられる作家と結論でいいのかな。因みに俺の頭ではすらすらと入ってこない文章もある。『吉野葛』や『少将滋幹の母』なんかは読むスピードががくんと落ちた 世界を見るとドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」はキリスト教社会、世界にとって、その宗教の本質を常に問いかけ続ける怪物的な小説だろう。
切っても切り離せない核心を付いて宗教関係者や信者を苦悩させる。禁断の書だ。
ずっと読まれ続ける所か最大の論点、「大審問官」の章は、キリスト教の根幹を鈍器で思いっきりぶん殴っていて世界が崩壊するかの様な衝撃。 読まれ続ける作家、作品はなぜ読まれ続けるのかに主旨が変わってきたなw 興味深いことだ >>371
『カラマーゾフの兄弟』が今日どれほど読まれているのか知らないが、読まれている理由をキリスト教だけに求めるのはこの小説の極々一部を言っているに過ぎないだろう >>372
1.教科書やメディアなどに出て来て、ある程度有名な事。
2.時代が変わっても読み物として面白く、示唆に富んでいる事(時代時代の風潮や価値観にある意味左右されず普遍的な内容を持っている事)
3.その国の文化を表す教養の趣きを帯び始めている事
4.文学作品として構成、文章、テーマがそもそも優れている事
時代に流行る主義、思想の文学ははいかんせん、その枠から出ずに時代が変われば廃れてしまう。
「生まれてすみません」
なんて文章は、生まれる事🟰裟婆苦に墜ちる事を言ってしまう、いつの時代の人が読んでも普遍的でドキリとする。 Shun'ichiro AKIKUSA @shun_akikusa
私はある作家が人気がなくなり、忘れられていくプロセスに関心がある(脱正典化)。ほとんどの場合、きっかけははっきりしないだろうけど。
たとえば五木寛之は、半世紀前にはそれこそ春樹・龍ほどの人気だったと言われるが、いつごろから・なんで読まれなくなったのか。論文もほとんどない。
あまりはっきりとは言われないが、(特に純)文学の世界では明らかに「書きすぎ」による評価低下というのはあると思う。人気作家になればなるほど
依頼がくるので次々に作品を発表するが、批評家が反応しきれないという現象だ。研究の面でも長編が例えば30ある作家を新規に論じるのは心理的に難しくなる。
こういった問いに応えようとした研究がなかったわけではない。フランコ・モレッティ『遠読』の中の「文学の屠場」より「なぜホームズ作品だけが同時代の
多くの犯罪小説のなかで生き残ったのか?」を「手がかり」やその可視性で分類した図。後の探偵小説に繋がらない小説は忘れられていったという説。
https://pbs.twimg.com/media/GPeIF1PacAAG9Ef.jpg
柳原孝敦 @cafecriollo
そういえばは僕の先生(牛島信明先生)ははじめて村上春樹を読んだ感想として、これで五木寛之は使命を
終えたという感じ、とおっしゃっていました。その時はピンとこなかったけれども、案外興味深い指摘かもしれないですね。 小説の良し悪しと売り上げは関係ないだとすれば
又吉直樹は大作家になっちゃうわけ? 五木寛之と村上春樹は違うだろ。エンターテインメント作家と純文学作家。 >>375
大家健三郎は長編小説がちょうど30あるぞ。
ディケンズは分厚い長編が10はあるけど、研究批評は盛んにおこなわれている。 >>379
この発言自体がいかに五木寛之が読まれなくなったかを如実に表している
当時、五木寛之の出現によって大衆小説と純文学の垣根がなくなったと言われるほどの存在だったのだよ 五木の『蒼ざめた馬を見よ』は作風はエンタメだが、
テーマはソルジェニーツィン級の本格派
村上春樹の小説にも大衆性がある >>383
そんなことを言われていたんだ。個人的には五木の作品に文学性を感じたことはないが当時は好んで読んでいた。とくに初期作品は印象深い。ただテレビドラマになった『水中花』あたりから通俗性が大きくなり『四季』シリーズで五木からは離れた。作品では『戒厳令の夜』がとくに印象に残っているが、もう読まれていないのかな >>375
その柳原とかいうセンセイ何も分かっていないね 真継伸彦も誰も知らんだろ
読書メーターでも17回が最高
だが筑摩の現代文学大系だと加賀乙彦と並んで収録されていたのだから、当時は有力な作家と見なされていたはず 古山高麗雄も名前はよく見た人いると思うが、読まれなくなってるな
41回が最高 田畑修一郎も読まれてないな
ある時期までは古典と見なされていたようだが、突然ふっと読まれなくなる
この現象はなんなのだろう >>392
歴史版各地のスレに書き込まれているこのキモいスレは、上の西郷吉之助のレスも間違いだらけで、AI生成なんだろうが、何の目的があって書き込んでいるのか 俺の先生曰く
遠藤周作と瀬戸内寂聴はよく読まれているけど
どちらも小説が下手だねえとのこと >>390
昔は文芸誌で時々見た。多分俺も彼の小説が掲載された号を何冊か持っている やはり当時はそれなりに認知度あったんだよな
作家同士が友人でも、友人は完全に忘れられてみたいなことはたくさんある
現世の付き合いは関係ないことがわかるよな >>394
瀬戸内については読まないからよく分からないが遠藤が小説が下手というのは当たっているね。好きだけど 今年で戦後約80年になるけど
日本のノーベル文学賞受賞者が2人は悲しいな
非西洋圏では多い方なんだろうけれど
ボブ・ディランに負けてると思うとね…… というより言語だね。日本語じゃあ勝ち目ないわ。
ノーベル文学賞の条件は、その作家の主要作品が英仏独語すべてに翻訳されていること。
圧倒的に英語で書いてる作家が有利。三人に一人は英語圏の作家。 >>402
川端、伊藤整、三島のノーベル賞受賞記念の鼎談があった時に、三島や伊藤らが当時からその点の難しさを指摘しているね。 川端康成のノーベル賞受賞については、色んな説があるが、俺が知ってるのだと、候補は谷崎潤一郎、西脇順三郎、川端康成、三島由紀夫の四人。
ドナルド・キーンとサイディンステッカーの意見がかなり大きく日本人のノーベル文学賞の推薦基準に影響を与えていて、谷崎は『雪国』で、その文学的才能が乏しく、世界レベルに達していない。西脇は翻訳が少ないうえにドナルド・キーンがやめろと意見した。三島は文学の才能が四人の中で一番高いが、何故か落選。川端はサイディンステッカーの翻訳した『千羽鶴』が評価されて受賞。 6/12 13:00~
沈黙
4度目くらい?
5度目?
ここには関係ないけれど。 >>402
いや言語はあるだろうが>>404が挙げた作家の他に候補に値する人いるか? 色々言われても村上春樹か古井由吉くらいじゃないか? 古井由吉は海外では読まれていない
安部公房は読まれていて、ガルシア=マルケスは
大江より先に安部が受賞すると思っていたらしい 何故か人間失格が今になって海外で売れてるらしいけど、もし太宰があと30年遅く生まれて長生きしてたらワンチャンあったかもな 古井は何か持ち上げてるやつが鼻に付いたから読んでねえな
今読めば、面白いのかもしれんが 後藤はちょっと好きなんだがやはり持ち上げている連中があまり好きではなかった
俺は左翼が嫌いでな 海外の太宰人気すげえ
amazon、15312個の評価って日本じゃ漫画すらここまでいかないぞ >>408
太宰の人気だが、おそらくここ近年のアメリカ社会の変容も関係しているんじゃないかと思う
内向的な人がより自分を晒して表現できるようになっきてるからな
日本の漫画やアニメが好まれるようになっている流れと太宰再評価は軌を一にしてる気がする 教科書関連だと、内海隆一郎も忘れられてきてるな
谷口ジローが漫画化したものは少し読まれてるっぽいが
一斉を風靡した作家だったはずだ >>409
食わず嫌いではもったいない作家だ。まあ読んでみな 芥川賞と直木賞の線引きもよくわからない
直木賞は大衆小説の賞だというが
井伏鱒二、梅崎春生、今東光、水上勉あたりは芥川賞でも不自然ではないような気がするが 太宰は中国で人気だからアメリカでもそうなら、いよいよ世界的作家になりつつあるわけだ いわゆる「チー牛」に脚光が当たる現象。日本だけではなくアメリカでも中国でも
共通なんだよね。太宰の文学は典型的な「チー牛」文学。 戦後派は読まれ続けてほしいけどなあ
これも戦争体験の貴重な記録だから >>298
大江健三郎のノーベル文学賞のニュースの時にニュースステーションで
小宮悦子も読んでないみたいなことを言ってた >>424
日本人の知的レベルも地に落ちたもんだな >>425
ベクトルが違くなってる。
金儲けや実践に役立つ本、啓発本は若者も良く読んでる。
スマホのように簡単に明確に何らかの答えが出る事が脳は求めているので、文学とか読めない。 >>427
「俺は大江を読んでるから、お前たちよりも知的に優れている。偉いんだ」
ってのも中々、、、
自分で「馬鹿です」って言ってるようなもんだと思うよ。
ワンピース読んでようが大江読んでようが、賢い人は賢いでしょ。 >>428
何を言ってるんだ、お前。俺は大江>ワンピースなんて言ってないぞ 中田耕治は唐木順三と中村光夫を嫌っていたが、こういう当事者間の生々しい感情は時が経つにつれて風化していくよな、と 豊島与志雄も小説家としては完全に忘れられているのだが、なぜか青空文庫でほとんどの作品を読める
牧野信一もそうだな 牧野繋がりで、浅原六朗
知らなかったが最近(当スレ基準、三十年前)選集が出てるんだよな
久野豊彦もそうだ
岡田三郎も選集は出てるようだな
やたら高いが
モダニズムの作家は変わったのが多そうだから復活する作家もいるかも知れん 折口信夫『死者の書』はあんなに読み難いのに読まれ続けている 有馬頼義
映画『兵隊やくざ』は俺も見てるが、原作まで遡ろうという気にはあまりならんなあ
原作は41回読まれていて、このスレ基準だと忘れられた作家になる 萩原葉子も朔太郎の娘という資料的価値から本を読まれることはあるだろうが、小説家としては読まれていないのが現状かもしれん
大森光章『たそがれの挽歌』がちと気になる
面白いらしい 獅子文六
鈴木保奈美がBSの番組でファンだって言ってるからワンチャンあるかも 北条誠は当時かなり人気があったのに忘れられた作家だな
語れることもほとんどなくなってる 中村武羅尾
吉田義男みたいな名前なのにあまり有名じゃない 誰だ 花園を荒らす者は
中村武羅尾
という石碑が地元の公園にあったの思い出した ttps://togetter.com/li/1231732
資料として大正時代の評価を 斎藤栄が91歳で亡くなったが聞いたことない作家だった
石原慎太郎と同人誌を作っていたんだな >>444
上位クラスは名前だけは残っているみたいな作家が多いな
田山花袋はなぜか津原が死ぬ前にこだわっていたようだ
日露戦争の小説などを多く残しているからか
>>446
そうだったのか! 知らんかった
現役で買える本はあんまり残っていない感じだな >>447
貴殿が斎藤栄を知らなかったというのは意外。1970〜80年代あたりが全盛期か。カッパノベルズでよく出ていた。多分程なく忘れられる作家 >>449
確かに。軽くてあたま使わないから電車の中で読むにはちょうど 田久保英夫…『氷夢』しか読んでないけどまあまあ面白かった。
短編の名手つながりだと山川方夫は再評価の目はあるだろうか?
高橋和巳は数年前、河出から主だった長編がシリーズで復刻されてたけど、読みつがれていくほうかな? かつて、有吉佐和子のように「恍惚の人」「複合汚染」などの名作を量産した作家も、近年ではあまり読まれる機会が減っているように感じる。 >>453
時流に上手く乗る作品を書いた人だったから(褒めている)時代が変わると忘れられるのも早くかと。『沈黙の春』が光文社から新訳で出るらしいが、これは『複合汚染』が消えてしまったのは逆で興味深い >>453
青い壺がリバイバルヒットして50万部超えてるんだが… 原田ひ香による文庫帯がヒットのきっかけらしいな
獅子文六は鈴木保奈美に書いてもらえ 教科書に載ってて「刺さる」タイプの短編を書いた作家は残る
「山月記」の中島敦を想定してるんだけど >>446
『奥の細道殺人事件』とか『徒然草殺人事件』とかもってるな。読んだけど内容はきれいに忘れてしまった 推理作家の息の長さはすごいよ
ファンの母体が大きいからこれ! という作品が一つでもあれば再注目されて復刊することがある
同じく乱歩賞作家の梶龍雄なんかはまさにそれだな
逆に斎藤栄はかつて人気も作品数もあったが推理ファンからも粗製乱造作家扱いされていたからその点は弱いように思う 斎藤栄言うたら殺人の棋譜やろ
斎藤作品はテレビドラマの原作でも割と使われてた
あの当時は夏樹静子、仁木悦子とか人気だったかな
昔のことは忘れたわ >>460
そういえば講談社文庫で『殺人の棋譜』も持ってるわ。全然面白くなかったけど。将棋をテーマにした作品で面白いと思ったミステリーはないな。竹本の『将棋殺人事件』もつまらなかった。比較にはならないが実際に起こった殺人事件の方が衝撃的だった >>461
奥泉光の「死神の棋譜」
買ってあるがオレ将棋詳しくないから、なかなか読む踏ん切りがつかない