>>110
全体的なテーマと縦軸がしっかりしているので、このまま書いてもそこそこ完成度の高いものになると思います。
だからといって面白いかどうかは別問題ですが
以下、自分はハーレムものという言葉にあまり惹かれない方なので、それを踏まえた上でお読みください

まず「ハーレムもの」と銘打っておいて、続く展開が順当にハーレムを形成していくお話なので
出て来る女性キャラにことごとく惚れられても全て読者の想像の範囲内
そこがつまんないかも知れません
設定の全てが「女性キャラの誘いを断ることで生まれるせめぎ合い」に向かっているんですけど
「主人公が女性キャラの誘いをいかに断って貞操を護るか」そんな話面白いかよ、と言ったところですね
またその理由が父への反発というのは、読者層的にマッチしていて深みがあるようにも見えますが、やっぱり面白いかと考えたら微妙です。父のキャラが良いのが救いではあります。

主人公の目的1:「困ってる人を助けて自分の存在意義を見いだしたい」という思いは異世界少女との出会い意外に余り関係がなく、且つそんなに興味を惹かれない
目的2「理想の純愛相手を探し1対1の関係で添い遂げる事」も最重要項目であるにもかかわらず
プロット上はあまり機能しているようには思えません
なぜなら主人公の恋愛へのモチベーションが低いからで、目的2が「ハーレムを作りたくない」という方向でしか現れてないからでは
ハーレムものにおいて主人公が受け身に回るのはよくあることですが
そこをメインテーマにおいた本作においては、じゃあ主人公はどこに向かって進みたいのよ、と思います
現状は父への反発というネガティブな思いでしか行動できてないのではないでしょうか
目的2が真に機能するのであれば、主人公は誰を本当に愛すべきか葛藤する話になるはずでは

一方で女性キャラがエロゲーのノベライズみたいなビッチばかりで魅力に欠けます
すぐ手に入るものに魅力はない
いろいろ理屈をこねましたが、女性キャラをどう魅力的に描くかにかかってくるので
どいつもこいつもすぐ性的な関係を結ぼうとする辺りに何か理由付け設定を加えるか、
逆にデレないキャラや清純キャラを置いてみてアクセントにするか
そのあたり工夫が必要ではないかと

あとよくある手法ではありますが、よくあるだけに朝イチの目覚めから始まる小説なんて発想の手抜きです
もっとインパクトあるシーンは何なのかちゃんと考えるべきだと思う

以上、繰り返しますがハーレムもの嫌いな人の意見なのでイチャモンに近いかも知れませんが
何かの参考になれば幸いです