>>514
前回よりだいぶよくなった
他の感想に書かれていることも含め、結局最大の問題点は
キャラ設定がぬるく、行動原理にブレやバラつきがあるということ

例えば
カナ
「父がいなくなったから妹を出す」
これをストーリーの起点にするには、そういうことを考えそうなキャラに設定しなくてはならない
キャラ設定をストーリー優先で曲げてしまうと、感情移入もできないし理不尽な小説になってしまう
妹という肉親を作ろうとするのだから寂しがりな部分や少なくとも一般的な家族愛があるはず
ならば、やはり父や母を復活させようとするのが道理。死んでるとか遠くに住んでるとか関係ない
本の力でなんでもできるなら、近くにいて欲しいと願い実現しようとするのが普通だから
どうしても父母じゃなく妹にするなら、かなりのロリ属性のド変態というキャラ設定になってしまう
自分なら>>518と同様、死者の復活はできないことにする
或いは父母にはどうしても海外で叶えたい夢があり、それを応援したいし、本の力でねじ曲げたり勝手に叶えたりするのもイヤだと思っているとかね
まあいずれにせよ本の力はもう少し設定をシメた方がいいけどね(後述)
妹を作るにしても、本来は存在しない人間を作るというのはかなりの常識外れの行動なので、
妹に憧れる理由としてウラ設定が必要。
ただのロリ変態でもいいけど、幼い頃の出来事が原因とかの方がいい
なぜなら、父より妹を優先してしまう変態キャラなら、妹を作った時点で本などどうでもよくなるからだ
もっと言えば、この欲望にまみれた本を所有し続けたいと願うキャラなら、何のために使いたいのか目的を持たせた方がいい
そんな目的がないなら、この手の本は手放そうとした方が好感度高いキャラになる

そういう風にキャラの設定をアレコレ作り、行動原理は必ずそれに沿ってなくてはならない
キャラがストーリーを作るように設定を仕込もう

ミイムも同じ、人造人間的な存在の割にはキャラ薄い
よくある手段だと生まれたばかりで常識や感情が理解できないとか、
そういう大きな欠点や味付けが必要のように思う
主人公が何かを成し遂げないと消えてしまうとかね

ノイズも同じ、何で本を狙うのか、なんで黒魔術趣味なのか、ちゃんと練っていこう
そうすればラストシーンでどうやって本を諦めさせるのか、自ずと方法が出来上がると思う

あと2冊の本の設定も、何でもアリなら一瞬でストーリーを終わらせられるので、
いろいろとウラ設定でいいから制限やルールを綿密に作った方がいい
何でもできるチート本というのはあまり面白くならないし、作者として使いこなしにくいと思う
その上で2冊の本にきっちりと違いを持たそう

あとメインプロットが本の奪い合いというのはそんなに面白くないかな
主人公が何をしたくて妹を作ったのか、妹とずっと暮らすために何かしなければいけないストーリーの方がよくないか
ノイズはそれを邪魔するポジション

ここまでのことが全部高水準でできたら面白い小説にできると思うよ