フリートさんは紅茶を一口飲み、深刻そうな表情で杖を見つめると、静かに語り始めた。

「実は……私は三年前に妹をブラッドソードの暗殺者に殺害されたのです。それから私はブラッドソードの暗殺者を探し続けました。
夜の町を歩き、この三年間で四度、ブラッドソードの暗殺者を見つけ出す事が出来ました。
しかし、私の力では暗殺者を退けるだけで、傷一つ負わせる事が出来ませんでした」


え、え……えぇ〜…………