流れ部滾ってすまんが、先日読んだ新刊でさ、ラスト間近でヒロインが主人公に告白するんだよ。
ヒロイン側から恋愛を匂わせる描写はいくつもあったから告白はわかるんだけど、以下の理由で不自然さがぬぐえないでいる。

・主人公が特にヒロインを異性として意識していない(裸すら見ても興奮しない)
・ヒロイン自身は恋愛ってものをよくわかっていない(人を好きになるということがわからず、主人公のことばかり頭に浮かんでモヤモヤ)
・最初はすげぇ嫌っていたのに中盤からいきなりツンデレになるヒロイン

シチュとしては死にかけたヒロインが告白って流れだったんだけど、どうもキャラと展開の都合で告白って選択肢を作者が取ったようにしか思えない……
「もう助からないってところでヒロインが告白したらグッとこね?」って思惑が透けて見えるようでなんかやだ。
そもそもヒロインが主人公に惚れる理由がまったく見当たらない。最初は社会的に破滅させてやるってくらい嫌っていたのに、中盤辺りからいきなり態度がツンデレ化で首を傾げた。
告白までを描くのが1巻だけでは尺が足りなかったのか、編集の指示で仕方なく入れたのか、作者の技量不足か……