>>534,>>565
思った以上に即レスだったw
遅くなりました。

なろうでは正しいかもしれないが、応募することを前提にした場合は直した方がいい点について
・ウェブでは横書きだから算用数字でも違和感がないかもしれないけども、縦書きでは算用数字は使わない
 そういった、内容に直結しない、そもそも内容以前のお作法は、自分で見直してください
・わかりやすさが最優先のなろうでは、きっと墓には十字架がベストなのだと思うけど、
 独自世界観で描く場合、応募作では、特定の宗教の色が強すぎるので避けた方がいい (かもしれない)
・ほかの人も言ってるけど、人物の外観は、ざっとでも描写した方がいい

それと多分ここ、文章が抜けてるんじゃないかな。
>木々の合間を縫って駆ける。
> 私がそう声を張ると

昨今のラノベとしては、話が重過ぎるとか暗すぎるとか、理性部分はそういうのも考えるけど、
俺は、この話、好きだよ。最後まで面白く読みました。
暗いからいいとかじゃなくて、人間が描けてるからなんじゃないかな。
ただ、作者の書きたいものとしては、終わりはこれしかないだろうな、とは思うけど、
終わりがこれだと落ちるんじゃないかなあ…。
投稿作としては駄目だという気はする。でもこれしかないよね。困ったね。
ここからもう一段階ひっくり返して、それでも世界は美しいという結論を出して終わってくれたら、
多分、この重さでも大丈夫なんじゃないかなとは思うんだけど。
投稿作とするのなら、これは起承転結の承で終わっているような感じに近いのかもしれない。
きっとそれは、作者の書きたいものからは外れるよね。
投稿するなら、他人のために書かなくてはならないから、大団円を受け入れて欲しいところだけど。

この先は、この話に限ったことではないのだけど。
今は、(おそらく)なろうの形式に則って、そのセクションのテーマや構成は作ってあると思うけど、
セクションとセクションの絡みというか、ワイバーンに滅ぼされてからの過去話とか、
有機的な繋がりがないというか、相互に影響していないというか、ぶつ切り感を受ける。
応募するのであれば、テキストを並べるだけだと、弱いんじゃないかな。
たとえば今書いた部分、ワイバーンからの過去の話のところとか、
過去の悪夢がよみがえる光景を目の当たりにしてフラッシュバックするというのなら、
まあ何となくつながりが出来るわけだけど(こんな単純でいいかは別として)、
今は、突然始まってしまっているから、特に何の効果も発することなく、
ああ過去の話が始まったのねーとしか感じない。
そういう、全体を通した効果、高低差というか、なめらかにすべてが繋がっていて、
話が主人公を同じくしたセクションの繋がりではなく、一つの話になるようにするといいと思う。
読んでいたときの自分の感覚を言うと、「完」となったところから次のセクションに入るとき、
次に行くための跳躍力みたいなものが不足しているように感じた。綺麗に終わりすぎというか。
一つひとつのセクションはいいと思うので、それを気をつけたら投稿作になるんじゃないかと。

なろうの小説はほぼ読まないから、実際にそうなのかどうかは知らないけど、
あそこはイベントを次次と並べていくけど、すべてのイベントが横並びになるタイプになる(と思っている)
連載ともなると、1話の構成と次へのフックが重要で、その場合、それは正しいと思う。
ただ、投稿作の場合は、1本の話としての起伏が必要になるので、それでは構成力が弱くなる。
何話、という単位では面白くなっていても、通して読むと弱い。
つまり、なろうで1話を書くときに意識するであろう盛り上がりのようなもの、それを、
話全体を通して作らなくてはならない、ということ。
レフと会う前の心理状態と、レフと会ってからの心理状態と、レフと親しくなってからの心理状態と、
どれも同じ比率、同じ重さで、かつ淡々と書いてるから、ドラマ性が低くなってしまっている。
その辺の、トータルの演出も心がけつつ、投稿用に書き直すといいかもしれない。

書きたいものを書くか、エンターテインメント小説であると割り切って書くか、どっちを取るかだね。
俺は、面白いと思ったけど、大きなうねりがないまま終わってしまった印象は拭えなかったから。
それでも拾ってくれる人を待つか、自分が変わるか、どっちでもいいと思う。
とりあえず、面白かったです。