>>795
まず、冒頭なんだけどキャラクター不在なんだよね。
過去を語るキャラクターが、「今」どこに居るの?
という辺りが曖昧なわけ。

初心者ほど冒頭で過去を語りたがるんだけど、回想するにしても
キャラが「今」どこにいて、何者なのか、ある程度は分かる状態にしないと
興味もわかないんじゃない?

その後も、キャラクターが「今」どこに居るのかが曖昧なのね。
まず、キャラクターの目に映る風景を書いていくことかな。
路地裏ってどんな感じなの?
空腹の状態とか、食料を得るために考えていることとか、熱いとか寒いとか、
ブラボーの容姿とか、服装とか、どんな印象の人だとか、騙しそうとか
騙されても今よりはマシだととかさ、
キャラクターが思うことを書いていくのが小説なわけじゃん?


>俺の名前はアルファ。商人をやっている。
から先も、ずっと説明なんだよね。
キャラクターが何を見ているのか書いていかないと、世界観がさっぱりわからないのよ。

たとえば、隣国というと、距離がありそうな表現だけど、馬車とか馬とかはないの?
そういうのは存在しない世界? あるけど主人公が持ってないだけ?
というあたりも、キャラクターの行動を通じて書いていけば、説明臭くならないのよ。

実際にキャラに街道をあるかせて、風景を描写して、街道を行き交う馬車とかを描写して
商人の装備とか、馬がほしいけど貧乏だから買えないとかなんとか
心理描写をしたりしながら、設定とか、テクノロジーとか、世界観を読者に伝えていくわけだ。


>・中盤以降も設定を説明するシーンはもっと短くした方がいいのでしょうか?
>話の大きな区切りの前後に挟むという感じで使えばいいのでしょうか?

小説の基本として、「説明文」は極力少なくした方がいいです。
設定は、キャラクターの行動や会話を通じて表現していくのが基本になります。
キャラを動かしましょう。会話をしましょう。
スライムの件も、他の冒険者の会話などを通じて表現すれば、説明文にする
必要はないと思いますよ。

また、冒頭シーンの情報も、リアルタイムで書いていけばかなりの分量になるはずなので、
説明文で処理できる内容ではないと思います。
余分な設定は書かないのも腕なので、設定を削りましょう。