>>877
いい友達を持ったね。彼/彼女の言うことは概ね正しいと思うよ。
概ねというのは、文章がラノベでないとは思わないから。ラノベでない文章なんてないと思うよ。
こういう、普通のというと何だけど、普通の文章で書かれているのは、めずらしくもないし。
ただ、描写が、内容が、ということならわかる。ラノベ的に面白みのないものを書きすぎている。

文章がまともだから気づかれないのか、指摘するまでもないから誰も言わないのか知らんけど、
朝起きて、朝の支度をして、学校に至る通学路の情景が描写されて…という、
1次落ちの定型文みたいなものになっているんだけども、その辺自覚している?
玉子焼きを返しながら上手に焼けることって、読者を掴むために最重要な冒頭で、
どうしても書かなくてはならないようなことなんだろうか?
河童が警告している通学路の描写を読んだ読者が、この話おもしれーってなると思って書いた?
「キスから始まる恋はアリだろうか?」から始めてもいいくらい、冒頭いらない。
プロローグも正直、何が楽しいのかわからんしね。あれ、何を面白がる想定で書いた?
女の子がかわいいことをひたすら書いてるなら、上手い下手はともかく狙いはわかるけど、
デンマーク(と少しキチガイじみた10歳の女の子)の紹介してるだけじゃない。
キチガイじみたというのは、描写がそのようになっているからそう書いただけなので、
かわいいつもりなんですけどと言われても困るのでよろしく。
だって、主人公が好意的に見てないからね、彼女のこと。
好意的に描かれていない以上、読者も彼女に対し、好意的にはなれない。

今どきのラノベ世代の若い子にも、クラナドって基礎教養として浸透しているの?
あんな古いゲーム、今どきの子でも出てきたらすぐにピンと来るくらいわかってる?
もし常識だっていうなら申し訳ないが、多分そうでないと踏んで書くと、
そういう、自分の中だけの正しさだけが、最後までひたすら書かれてるんだよね、この話。
作者が自分の中にある情報に一切の疑念を抱くことなく、それを淡々と書くこと自体が目的というか。
読ませようという気がないというか。読者を説得しようという気すらなさそうに思われる。
作者の独りよがりではエンターテインメントにならない。
ラノベはエンターテインメント小説であって、つまり、エンタメでないこの話はラノベではない。
かといって純文学とかに行けるだけの人間の掘り下げも出来てないし、どこにも行けない子だな。
まあ、今回は作者が書きたいことを書きたいように書いたのだろうと思うから、
次回は読者に奉仕する内容にしてみたら。