0600この名無しがすごい!
2017/09/17(日) 17:15:42.50ID:Jbzy9KJd>副官の報告に、僕は目を丸くさせる。
>「それはすごいな。こちらの魔導師部隊は1000ほどしか動員しなかったはずだが、1万いたウェルリア兵が、ほぼ全滅?」
>「そのようですな。殿を務めて一騎当千の働きをしたロイ様のおかげかと」
もうロイさんだけでいいんじゃないかな
>「皆も知っていると思うが、今回、皇帝軍中将のルーク殿が、ウェルリアとの初戦で多大な戦果を上げてくれた。
>これで随分、大陸の諸外国がうちにつくことになると思う。皆の者、英雄ルークに万雷の拍手を!」
>皇帝陛下がそう言って、割れるような拍手と翔さんが僕の身に降り注ぐ。
>「さて、これでルーク殿の能力に半信半疑だった面も認めなければならんだろう。
>1万の手勢で2万のウェルリア兵を打ち破るという、結果を出したのだからな。
>よくやってくれた、ルーク殿」
>ウェルリア王国の平民として生まれ、16年。
>遥かな異国の地で、僕は最上級の貴族にまで成り上がることとなった。
>この時より、僕はエジンバラ皇国民に嫉妬とやっかみ混じりで、『皇帝の寵愛ちょうあいを手にした男』と呼ばれるようになる。
予想はしていたけどやっぱり焦土戦の被害については1ミリも触れられなかったな