作家のスレ「多情多恨」 [無断転載禁止]©2ch.net
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「多情多恨」感じやすいために、うらんだり悔やんだりする気持ちの多いこと。また、そのさま。
作家を目指すひとはその感性の鋭さ故に、気付かぬところで自らを傷つけていないか。
創作は孤独な作業だ。しかし、今はそんな心うちを語る場所をつくる事ができる。
「王様の耳はロバの耳ー!」
の様な叫びでもいい。日常の些細な愚痴でも、馴れ合いでも、傷の舐め合いでもいい。
創作の孤独へ向かうためのちょっとした休憩所を作ってみました。
好きに使って下さい。 何故、そんな場所を私が作ったかと言えば、私が欲しかったからです。
ひとはいつも一定の心理状態ではない。
勢いのある時もあれば、弱くなることもある。
愚痴のひとつも言いたくても、スレを荒らしたく無い。
そんな時はここを使って下さい。 なんか、感動をした本を読んだ時、これ良かったよ、そんな呟きが人の為になる事もある。
今更聞き辛い、文章の質問をしたいときもある。
ここは、ネット空間。普段関わらないような人たちが、ここでは、関わりを持つこともある。
偶然出会えた考え方、偶然知り得た知識。
ネットならではの有益な広場にしていただけたら幸いです。 勿論最初から賑わう場所になるとは思ってません。
スレが落ちない程度にボチボチ書き込みを続けようと思います。 勿論、作品を貼って頂いても結構です。
が、基本、広場のような場所ですから、必ずレスをするかと言えば微妙です。
私に関して言えば2チャンネルに参加出来る時間に限りがあるからです。 ようはまさに「サロン」として使いましょう、という事です。
ラノベ、純文学、ミステリー、SF、その他書籍。好きな事を語って下さい。 「荒らしもスレッドの賑わい」という言葉もありますが(ありませんが)悪口、誹謗、中傷はないといいな、と思います。
それらは何も生まない。
言った本人もそれでスッとするわけではない。
ただ、不快な文字が残るだけである。 他のスレはあまりにも他人への誹謗中傷が多く、偏った連中も多い。
そんな中、このスレは一時の心のオアシスになれば良いですね。
ごくごく当たり前の事があたかも特別な事の様になってしまった昨今、
スレ主の考えに感激しました。 >>11
ありがとうございます。他のカテなんかもよく覗くんですが、文芸関連の板が一番キツく感じます。多情多恨。感じ易いがために多く傷ついて、意趣返しの言葉も、作家志望のためか、鋭くエグい。
独特なところはあると思います。
創作に詰まったり、ちょっと休みたいとき、愚痴を言いたい時にほ寄って下さいな。
荒らしはあるかもしれませんが、少なくとも私は、全てを肯定的に捉えたい。 名前を伏せてレスをすると普通に対応してくれて文章読めてるじゃんって思うのに
なろう名を明かしてレスをすると文章の国語力に対する批判の嵐。
伝わってて良かった。読めてんじゃん。ってなる。
なんか言語に壁を作ってるだろ。なろうスレの人達は。 ワイスレが書き込めない!
512kを超えたらしい!誰か気づいてくれー! 誰かから定期的にプレゼントを貰うという習慣が無くなって久しい。
誕生日を迎えて思うことは、免許証の更新を確認せねばならないな、という程度のことであった。
妻をまだ彼女と呼んでいた頃はその日が近づくにつれ、それとなく欲しいものを探られたものだったが、それも遠い日の花火、今となっては免許更新センターだけが葉書を寄越して私の誕生日を気にかけてくれる。 ところが、である。こんな日がくるとは思わなかった。小学校に上がったばかりの娘が、貰い始めたお小遣いを貯めて私に誕生日プレゼントを買ってくれたのだ。
黒い垂れ耳にほのぼのとした表情の犬のキャラクター。ところどころにその犬を誂えた財布が「いつもがんばってくれてありがとう」の手紙を添えて私の机の上に置かれてある。
正直に言えば驚いた。驚きはしたがいつかこんな日がくるのではないかと期待もしていた。その期待を忙しさの中に忘れる日々もままあった。
大して稼ぎのある訳でない私に財布のプレゼントとは、昔に読んだ『賢者の贈り物』の様を呈していると言えるだろうが、それでもやはり、私は嬉しかった。 思い起こせばひとには「こんな日がくるとは思わなかった」という瞬間が多々あるのではないだろうか。
それは晴天の霹靂が如く思いも寄らぬ形で訪れるのではない。こころの内に予感をして置いて、いざ実感をすると感嘆符の様に頭を巡る言葉であるのだろう。思いも寄らぬはその中身ではない、時期なのである。 そんな、去年とはひと味違う私の誕生日が過ぎると、間もないまま盆がやって来た。まとまった休みを取り親子3人で妻の実家に帰省するのが私たちの毎年の恒例である。
妻の実家は私の住む街から3時間程車を走らせた山あいにある田舎町だ。それが盆と重なると5時間もかかる。億劫と言えば言えなくもない。
けれども日々の生活に追われる私たちには盆と正月くらいしか帰る機会を得ることができない。先方も楽しみにしているし、第一に私には私の目的もあった。
車中に菓子を持ち込み旅行気分でいれば悪くはない5時間だ。
妻の実家に着き決まりの挨拶もそこそこに私は子供を義母に預けて、タバコを買ってくる、とひとり家を出た。これも毎年の恒例だ。
孫と水入らずを過ごしたい義父母は大して文句も言わない。無論、タバコだけを買いに行くわけではない、むしろ私の目的を果たすための口実と言って良いだろう。
道を歩けば、半年振りの風景は変わることなく、私を迎えてくれた。 山あいに突然切り開かれている水田。時折、町に音を響かせて走る単線電車。舗装のされてない道には痩せこけた街路灯が淋しげに列を成している。歩みを進めると思い出したかのように民家がぽつぽつと現れてくる。
夕になれば辺りは一体仄暗く、畦に潜む蛙たちが会話も出来ぬほど一斉に鳴き始める。時期が合えば小川には蛍もあるらしい。
遺伝子にでも組み込まれているのだろうか、都会育ちの私にも込み上げるノスタルジーが、ここにはある。
町にひとつしかない万屋の風情を残したコンビニでタバコを買って、先に続く坂道を登り切ると、そこには私の目的地である寺があった。
この寺には妻のご先祖と妻自身が眠る墓がある。私には毎年、ひとりだけ先に墓参りを済ます慣例がある。父親の肩書きを降ろして、夫として妻と語らいたいのだ。
大半は愚痴である。7歳の娘と4歳の息子。親子3人で奮闘する毎日がいかに大変であるかを妻に愚痴愚痴とぶつけてやるのだ。
けれども今回は嬉しい報告もひとつできそうだ。
俺の誕生日が復活したよ、と。私は墓前にしゃがみ込み、娘がくれた誕生日プレゼントの話を妻に語った。 もともと心臓に病を抱えていた妻は、次男出産の肥立ちが悪く突然にこの世を去った。
医者からの忠告はあった。一人っ子の淋しさを知る妻はこれを振り切った。不安があった私も、娘の出産の成功から妻に同意した迂闊があった。
「こんな日がくるとは思わなかった」
唐突に訪れた絶望の内に私の頭を巡った言葉だ。
「こんな日がくるとは思わなかった」
同じ言葉を娘が私に思い出させてくれた。
人生の其処彼処に仕掛けられた「こんな日」を、私はあと幾つ辿る事になるのだろうか。
いつの間にか騒がしかった蝉の合唱もヒグラシの独唱に変わり、日も少しずつ傾き始めた。
「愚痴を聞いてくれてありがとう」妻の墓にそうつぶやいた。
愚痴しか言わぬ駄目な夫は、明日には頑張るパパとしてここに戻らねばならない。
私は立ち上がり妻の墓を去ろうとする。ふと、一陣の涼やかな風が私の頬を撫でた。
妻の私に対する労いなのかもしれない。私は勝手にそう考えていた。 他スレを自由帳にするような人は報告した方がいいかな? スランプどうにかしたいです。
書きたいのにかけない。 >>24
私も自分の文才の無さに失望して、書けませんでした。いや、今もそうかも知れません。
でも、いいんです。下手か上手いか、プロになれるかどうかなんて、犬にでも食わせましょうよ。
自分は表現している。
ただこれだけで、どれだけ充実していることか。
出来の良し悪しは関係ない。
表現者でいられることに自信をもちましょう。
どんなものでもいい、作品を完成させてください。上手くやろうとするから、スランプになるんです。
完成させた作品が、あなたを支えます!
頑張ろうぜ! なかなか面白かったですね。
食事の面倒はもちろんお弁当とかも作っているのか気になりましたw >>27
ありがとうございます
ひとに読んでもらって感想を貰える喜び、これが原点ですよね。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています