当初は次期領主だからという立場に驕っていたヴィルが、
最終的には、次期領主などなりたくない、と翻ってるのが話の構造としては面白い

ヴィルは地雷さんがライゼガングの血族でもなんでもない平民だって前提を知らないから、
その状況で分不相応な次期領主の座が義務付けられていることに思うところがあるのはしゃあないと思うけどな
洗礼式からずっと支えてきた筆頭側仕えは粛清で辞任して、名捧げされたバルトルトに吹き込まれてる状況なら尚更

地雷さんが規格外なだけで、ヴィルがその辺の中領の領主候補生だったら、普通に優秀者として評価されてただろうし