>「やれやれ。本当にダメだなお前。よし挽回のチャンスをくれてやる。ラストゲームをしよう。ここに二枚のカードがある。一つは白、もう一つは黒だ。お前はどちらか好きな方を選び、裏にして伏せる。俺はそれを当てる。もし外したらお前の負け分はチャラにしてやる」
この一つの台詞だけ抜き取ったけど、これだけで終わらせるのはさすがにセンスないな

「死相がでているようだぞ?」
「……」
「今朝女どもに訊いたらな、今日の俺の乙女座は二位の運勢らしい。お前の星座は?」
「……」
「なんだ、ほぐしてやろうとしたのに黙ったままか。まあいい。ところでお前に挽回のチャンスを考えてやらないでもないぞ?」
「ほ、本当にか!」
「さっきまでのしょぼくれ具合が嘘のようだな。ああ、本当さ。で、どうする? のるかそるか?」
「も、もちろん乗るさ」
「そうこなくちゃな。これをラストゲームとしようじゃないか。ここに白と黒の二枚のカードがこれだけある」
 AはBに五十枚程度のカードを見せるようにするとテーブルへ裏向きに置く。
「俺は後ろを向いているからそのカードを好きな配置に移動させな?」
 Aは後ろを向く。
「よくかき混ぜた方がいいぞ? ……もう済んだか?」
「あ、ああ」
「ようし。だいぶ動かしたな。そこから好きなカードを一枚だけ俺に見えないように抜き取れ。俺はお前が選んだカードの色を当ててやる。万が一俺がそれを外したのなら、お前の負け分をチャラにしてやる。ただし俺が当てたのなら……」

普通にこれくらい描写で引っ張れるじゃん