だいたいラノベなんてこんなもんやろ
萌え豚釣るだけに徹してこんなんやり続けてれば余裕やで


「はああああ怠い」
「そうっすね」
「「はあああああああ……」」
部室の六人掛けのテーブル席に向かい合ってお互い寝そべるようにダウナー症候群に陥っている涼子と祐子
「なんか面白いことないっすかね?」
「ないんだなこれが」
「「はああああああああ……」」
「……ちーちゃん」
「んん?」
「お腹空いたっす」
「うちも」
「……購買で買ってきてほしいっす」
「やーよ。さっちゃんお願い」
「……わ」
「わ?」
「ちーちゃんの好きな人はっすね。わ!」
「わあああああ!」
 ちーちゃんがばっと立ち上がる。
「うち、購買行ってくる。待ってて」
 赤面のちーちゃん走って廊下にでていく。
「ちーちゃんかわいいっす」
 さっちゃんはわたしって言おうとしたのにな、と思ったが少し悪戯が過ぎたと反省もしたのだった。
「てへ!」