0958この名無しがすごい! (ワッチョイ d7b7-HquM)
2017/12/13(水) 12:21:09.30ID:ugfJpIh80原文を引用して解説するから、参考にしろよ。
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坂井悠二は、怪物に喰われつつあった。
それは、日常から、わずか五分の距離。
突然、炎が視界を満たした。
レストランや飲み屋の立ち並ぶ繁華街、そこに流れ、悠二を混じらせていた雑踏、
全てを染めていた夕日が強く揺らいだかのような……澄みっつも不思議と深い赤の、炎が。
その最初の瞬間、悠二は、
「え」
と、ただそれだけしか言えなかった。
驚き戸惑う内に、ひたすら異常な光景の中に、悠二は孤立していた。
周りを壁のように囲み、その向こうを霞ませる陽炎の歪み。
足下に火の線で描かれる、文字とも図形ともつかない奇怪な紋章。
歩みの途中、不自然な体勢で、瞬き一つせずピタリと静止する人々
「……?」
悠二は呆然と、自分を取り巻くこれらを眺める。
常人が取る当然の反応として、これは悪趣味な夢だと思い込もうとする、その現実逃避が、
雑踏の真中に降ってきたものによって粉々に砕かれた。
「っな!」
その何かが着地する衝撃で悠二は覚め、そして見た。
降ってきた何かが、雑踏の真中に、そびえている。
奇妙なもの……いヽや、その形や、元になったものは知っているが、それがどう
してそんな風になっているのかが理解できない、そんなもの。
一つは、マヨネーズのマスコットギャラそっくりな、三頭身の人形。
もう一つは、有髪無髪のマネキンの首を固めた玉。
いずれも、人の身の丈の倍はあった。
(……なんの、冗談だよ……?)
それが悠二の率直な感想だった。もはや悪夢さえ通り越した、まったく馬鹿な眺めだった。
しかし、それらは現に、目の前にいる。
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シャナの冒頭だけど、まず主人公の名前が前に出てるよね。
初登場の人物や、主人公の名前は前出しというのが基本だと、俺は何回か
指摘してると思うけど、これも常識なのよ。
で、地の文にかかれている情報は、主人公が知ってる範囲の情報だよね?
繁華街であることや、炎の様子も主人公が感じた事が書かれてるわけ。
作者の感想ではないのよ。
その後も主人公が見ている情景が描写されているでしょ?
戸惑っている心理も書かれているよね?
キャラが知り得ない情報は書かれてないよね?
だからシャナはキャラクター視点で書かれてることになるし
これを読んで、神様がストーリーを進行していると感じるレベルだと
アゲキチ君は、相当な文痴ということになるのよ。