シャナが神視点とかいってる、文痴のアゲキチくん。
原文を引用して解説するから、参考にしろよ。
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 坂井悠二は、怪物に喰われつつあった。
 それは、日常から、わずか五分の距離。
 突然、炎が視界を満たした。
 レストランや飲み屋の立ち並ぶ繁華街、そこに流れ、悠二を混じらせていた雑踏、
全てを染めていた夕日が強く揺らいだかのような……澄みっつも不思議と深い赤の、炎が。
 その最初の瞬間、悠二は、
「え」
 と、ただそれだけしか言えなかった。
 驚き戸惑う内に、ひたすら異常な光景の中に、悠二は孤立していた。
 周りを壁のように囲み、その向こうを霞ませる陽炎の歪み。
 足下に火の線で描かれる、文字とも図形ともつかない奇怪な紋章。


 歩みの途中、不自然な体勢で、瞬き一つせずピタリと静止する人々
「……?」
 悠二は呆然と、自分を取り巻くこれらを眺める。
 常人が取る当然の反応として、これは悪趣味な夢だと思い込もうとする、その現実逃避が、
 雑踏の真中に降ってきたものによって粉々に砕かれた。
「っな!」
 その何かが着地する衝撃で悠二は覚め、そして見た。
 降ってきた何かが、雑踏の真中に、そびえている。
 奇妙なもの……いヽや、その形や、元になったものは知っているが、それがどう
してそんな風になっているのかが理解できない、そんなもの。
 一つは、マヨネーズのマスコットギャラそっくりな、三頭身の人形。
 もう一つは、有髪無髪のマネキンの首を固めた玉。
 いずれも、人の身の丈の倍はあった。
(……なんの、冗談だよ……?)
 それが悠二の率直な感想だった。もはや悪夢さえ通り越した、まったく馬鹿な眺めだった。
 しかし、それらは現に、目の前にいる。
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 シャナの冒頭だけど、まず主人公の名前が前に出てるよね。
 初登場の人物や、主人公の名前は前出しというのが基本だと、俺は何回か
指摘してると思うけど、これも常識なのよ。

 で、地の文にかかれている情報は、主人公が知ってる範囲の情報だよね?
 繁華街であることや、炎の様子も主人公が感じた事が書かれてるわけ。
 作者の感想ではないのよ。  

 その後も主人公が見ている情景が描写されているでしょ?
 戸惑っている心理も書かれているよね?
 キャラが知り得ない情報は書かれてないよね?
  
 だからシャナはキャラクター視点で書かれてることになるし
 これを読んで、神様がストーリーを進行していると感じるレベルだと
アゲキチ君は、相当な文痴ということになるのよ。