安価・お題で短編小説を書こう!2
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安価お題で短編を書くスレです。
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投稿する際は、1行目に【】でタイトルを付けてください。決めていなければ【無題】でも可。
作品は2000文字以内で。レスが2つに別れる場合は分かりやすいよう番号を振ってください。
なろうに投稿してリンクを貼るのも可。必ずタグに『お題スレ投稿作品』を入れ、【タイトル】とURLを書き込んでください。
■前スレ
安価・お題で短編小説を書こう!
http://mevius.2ch.net/test/read.cgi/bookall/1508249417/ >>572
感想有難うございます
おそらく狭田はエクストリーム点眼シングルスで、自分の身に降り掛からなければ気付かないと思いますw 568です。感想、評価有難うございます。
かねてより参加したいとおもいつつもお題が難しくて断念していましたが、
やっと投稿できてよかったです。
後で文字数調べたら2000文字越えてました。orz
次に挑戦する頃には気を付けます。 そう、そのことなんだけど、一作品につきレス数が2、3に渡るのが当たり前だし、許されるなら字数制限含めいくつかルール見直したいな〜と思ってるんだけど、どう
個人的には
・投票制度やりたい。(自力集計のつもりだけど、外部ツールってアリ?)
・時と場合によって字数制限を変えてみたい。
くらいを考えてる 短編と言う枠内であれば、文字数を変えるのは進行さんの権限内だと思います
投票についても、負担にならないのであれば良いこと 投票はあると嬉しい
外部ツールというのがよくわからんのだけど、規約かなんかに触れなかったらいいのでは?
字数は3000字くらいあると推敲で詰め込む作業が無くなって嬉しい
その詰め込む作業が練習になるのかもしれないけど! しばらくスレの様子見てたけど、投票は賛否両論っぽいね。一応、最初は入れながらやってみようかな?
外部ってのはゴメン、深く考えずに言った。簡単に集計できる投票ツールみたいなんどっかにありそうだな、くらいの。忘れてください
板内の某スレ杯が採用してる制度だと、文字数制限じゃなくて○レス以内って制限なんだよね。読む側は字数とか数えないしw、そっちの方が幅が広がりそうな気はしてる。 1レスでだいたい2000字書けます
実際は1900字くらいかな?
改行が多かったり、一文が長かったらエラー出るけど
ここの方たちの作品を見るに、横書きを意識して改行多めですし
あちらのように1レス勝負だと、大した文字数は書けなさそう
3レスに分けてる方がここでは多いみたいですし、まずは3レス縛りにしてみては如何?
で、後々皆さんの反応次第で縛りを増減させていくとか
3レスもあったら、伸び伸び書けて私は嬉しいですね
5000文字後半の短編も書くことができますし 使用お題:『目薬』『マンション』『盾』『金メダル』
【シールドワーカー】(1/3)
「小山の様な」って表現がある。
山程には大きくないけど、見上げる程はある……って事なんだろうけど、都会っ子だった僕には具体的な大きさが想像できない。
正直、マンションの様なって言われた方が想像し易い。
何でそんな事を考えたかと言えば、今、僕の目の前に、そんなマンションサイズの生き物が居るからだ。
うん、分かってる。これはただの現実逃避だ。あまりの事に、ちょっと思考があっちに行ってた。
これで雛だって言うんだから、どんだけ巨大な生き物なんだって話だ。
僕こと那波 僚は、これからこの怪物を押さえ込まなけりゃ成らない。なぜならそれが、タンク役である僕の仕事だからだ。
異世界転移って、フィクションの世界だとちょいちょい聞く言葉だけど、それが自分の身に起こるなんて予想もしなかった。
まあ、そこは現実。決して自分が主人公の世界じゃない。
あっという間に冒険者ってヤツに拾われた僕は、半ば強制的に盾役を押し付けられた。
それ以外に出来る事が無かったってのもあるけどね。
唯一の誤算は、僕にタンク役としての才能があったって事だろう。
だからこそ、僕は今も生き延びているし、最近では信頼もされてきてる……と、思う。
それはさておき、シールド使いのお仕事だ。マンションサイズもあるこの生き物は“レバタン”……ベヒーモスの亜種らしい。
パーティーの面々が所定の位置に着いたのを確認して、僕は息を吸う。 【シールドワーカー】(2/3)
「かかってこいや!! ゴラァ!!」
「GyyiiiiiGaaaaaaoooonnn!!!!」
【挑発】でヘイトを稼いだ僕は、ラウンドシールドを構え、シールド裏のスリットに黒いメダルを投入。
直後、レバタンの巨体が僕をめがけて激突し、僕は後ろへズズズっと押し込まれた。
「Gyiao!?」
レバタンは、自分が体当たりをしたにも関わらず吹っ飛ばなかった僕に驚いた様な声をあげる。
でも、焦ったのは僕も一緒。
「連続投入が間に合ってなかったらヤバかった!」
レバタンを受けきれたのは僕の力だけじゃ無い。
実はこのラウンドシールド、マジックアイテム。
専用のメダルを投入する事で、様々なスキルが使える。
今、投入した黒いメダルは“重量変化”。1枚で10秒間、僕の体を10倍重くするスキルメダルなんだけど、それを200枚近く使った。
「でも! 止まった!!」
「良くやった! ここから、ワシの出番じゃ!!」
僕が受け止めたタイミングで、魔導師のカゼフ爺さんが【チェインバインド】の魔法を唱える。
一瞬でレバタンは緋色の鎖に絡め取られた。
「ぬっ!」
でも、かなりキツそう。ただそれも無理はないと思う。僕だって、使ってるメダルは過去最高枚数だったんだから。
リーダーはレバタンの顔を狙っているんだけど、頭も激しく振ってるから、狙いが定まらなくて手を出しかねている。
カゼフ爺さんだって、これ以上【チェインバインド】を重ね掛けするのは無理だろう。
そう思っていると、シノビの少女、オリヒメが飛びクナイを投擲する。【影縛り】を行おうとしたんだと思う。
「っ!!」
だけど、それはヤツの頭で弾かれた。いっそう激しく暴れるレバタンの為に爺さんの鎖にはビキビキと音を立てて罅が入った。
不味い。頭に血が上ってる状態で解き放たれたら、もう一度【挑発】が効くか分からない。
覚悟を決める。これは最悪の一手だ。だけど、皆を守るにはこれしかない。
僕は、金色のメダルを取り出すとそれをスリットに投入した。 【シールドワーカー】(3/3)
******
「あほーーーーーー!!!!」
リーダーの司祭の少女、シャルの声が響く。僕は正座させられ、その怒声を大人しく聞いていた。
シャルは使い終わった目薬のポーションを振り回しながらギャーギャーと喚き散らしてる。
僕が使った金メダルは“稲妻”のスキルメダル。その力で僕はレバタンを昏倒させたんだ。
「親御さんが許してくれたから良い物の、子供さん昏倒させるとか、おまっアタシの助手として良いとか思っとんのか!?」
うん、まぁ、言いたい事は分かる。相手を治す医者が逆に怪我をさせてる訳だからね。
「まぁ、その辺にしとくんじゃ、結果とは言え、丸く収まったんじゃからな」
「いやでも、じっちゃん!!」
僕たち「蒼天の救命団」は、主に聖獣に対する医療行為を目的として立ち上げられたパーティーらしい。
だからこそ、シャルは僕の事が許せないんだろう。
見ると、僕たちのやり取りを眺めていたオリヒメが「くっくっ」って笑いを堪えて体を震わせている。
「おい! アタシの話を聞いてるのか!!」
「え? あ、うん」
「おまっ! ちゃんと話を聞けーーーー!!!!」
……また怒らせちゃったようだ。 お題『目薬』『マンション』『盾』『宇宙』『金メダル』〆
作品一覧
>>564【アスリーーーート!!!!】
>>568【息子の夢は】
>>582【シールドワーカー】 それでは、私はこれにて名無しへ戻らせていただきます
皆さんここまでついてきてくれて本当にありがとうございました!
後釜さん、どうかこのスレを楽しく引っ張ってやってください! 進行さん、お疲れさまでした!
ここまでスレが続いてきたのは、進行さんの働きのお陰です。
これからは、一住人としての投稿お待ちしてます。 コテのほう私が「進行」を名乗っていいのかな?進行2とかのほうがいい?
さて……お題募集どうしますかね
5お題でやってみます? お任せかぁ……ってことでコテ変えました
じゃあとりあえず現状維持の「お題5つ」「期限一週間」で始めよう
お題安価
>>592-596 ……あれ? ヅカ?
二代目進行さん、よろしくお願いします ひい、いきなり失礼しました
いつもより安価早いのね、油断してたわ……
☆お題→『代替わり』『超能力』『魔法』『男装の麗人』『百合』より一つ以上を選択
☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割オーケー
☆締め切り→3/4の22時まで
※投票を次回の安価終了後に行います >>582
前回お題4つ『目薬』『マンション』『盾』『金メダル』にチャレンジ!! 救命の守り人が登場だ〜
さあドラマは異世界でタンクを押しつけられた那波くんの語りで始まる〜彼の眼前にそびえるは、なんだか名前から焼肉屋を彷彿とさせる『マンション』級ベヒーモス亜種、レバタンw
レバタンの膂力に苦戦するパーティを救うべく、那波くんが特殊スキルを発動〜特製シールドがお題『盾』『金メダル』を消化して、『目薬』ポーションを振り回す司祭シャルが現れる〜やはり那波くんの目にスキルの副作用がッて思ったら
一味の目的は討伐ではなく救護ォ!? 焼肉屋で食材ハントをイメージさせてからのな、なんだってオチで落としたあ!!
見事な構成だがしかし582氏、おそらく一行がレバタンに『目薬』をさすこのミッション、難を言えばその辺の背景解説が少なくやや分かりにくかったwって感じでシャルのお説教が続いていったァ! 感想有難うございます
「シャルはレバタンにさして使い終わった目薬のポーションを」にすれば良かったですねorz
ちなみにレバタンはヘブライ語で「とぐろを巻くもの」と言う意味らしいです それでは改めてよろしくお願いします
使用お題:『代替わり』『超能力』『魔法』『男装の麗人』『百合』
【新・旧世代】(1/2)
電車の席に座った男がキョロキョロと周りを伺っている。
男は、足元まであるコートをガッチリと着込み、帽子を深々と被っていた。
怪しさと言う一点で他の追従を許さないにも関わらず、周囲の者が、彼を気にしている素振りはなかった。
男の目元には黒々とした隈ができ、頬も痩けている。だが、その目は爛々と輝き、血走っていた。
男の肩がビクりと動く。立ち上がろうとして、しかし不自然に腰を下ろす。
間を置かず、一組のカップルが男の目の前に立った。
男とは逆の意味で非常に目立つカップルである。
美男美女。
二人は周囲の事など気にしないかの様にイチャついている。
「魔女が……」
脂汗を流しながら、男が呻くように言う。
「その呼ばれかたは好きじゃないな」
カップルの男の方がそう言った。ハスキーな女の声だった。
「人目を忍んで、隠れ生きるなんて真っ平よね?」
カップルの女の方がそう言った。外見通りカン高い声だった。
三人は魔法使いだった。
男の周囲に白檀の様な香りが漂う。
カップルの男役の方が指をクルリと動かすと、その匂いは掻き消える。
「っ……」
「微睡みの香かい? 古い魔法だ」
「道具を用意して、儀式をして詠唱を覚えて……でも、成功の確率は低いんですもの。嫌よねぇ」
男役の言葉に、女が首を振って肩を竦める。
「ぐっ!」
「伝統……と言えば、耳障りは良いからね。でも、新しい魔法の世界に、老害は必要ない」
「ばいば〜い」
「!……」
女が投げキッスを送ると、男の目がグルリと白眼となり、眼、鼻、口、耳から血を流し前に突っ伏した。
「キャー!!」
カップルが去った後、誰かの悲鳴が響いた。 【新・旧世代】(2/2)
******
…………誰もが血を流し倒れ伏す男に気を取られる中、二人組の少年が立ち去るカップルに視線を送っていた。
「……あれが魔法使いですよ」
「……オレのテレパシー干渉に気が付かない時点で、たいした事はないな」
「奴ら、何を考えて?」
少年の片割れが嫌そうに眉を歪める。
「サバトかな? 魔法使いどもの色狂いは、度し難いな」
「魔女どもの色情狂は昔からですね。そんな程度なら、僕達超能力者が、裏世界を掌握するのも簡単ですか……」
「ああ、そうだな」
******
そんな二人を三車両も離れた座席から、一人の男が眺めていた。
その目の前に立っている男が「どうだ?」と訊ねる。
「超能力者……ね、でも、身体能力事態は普通の人間と変わらなさそうだな、あの位なら、どうとでも出来そうだ」
「そうか、我ら超人連合、あの超能力者達が、不埒なことを始めようと言うなら……」
「ああ、制圧しよう」
******
だが、超人連合の二人は気が付かなかった。彼らの椅子の下、線路と車体との間に、2体の異形の存在が息を殺して潜んでいる事に……
伸びていた耳をニョロリと戻すと、ぶよぶよとした肉塊がグフグフと嗤う。
「何だ、人を越えたと嘯いている割には、随分と鈍いではないか」
「超人と言えど所詮は人類。我々ミュータントとは格が違うと言う事だ」
甲殻類の言葉に、肉塊が嗤い声で体を震わせる。
「グフフッ、恐れ怯えよ人類! 世界は我々ミュータントの物だ!!」
******
月軌道上の未確認非行物体の中、そのホログラフモニターを見ながら、人形のシルエットが口を開いた。
「ていどガひくイナ、ちきゅうじんハ」
「アノていどナラちきゅうしんりゃくハ、たやすイダロウ」
「ソウダナ」
「ハハ、ハハ、ハハ」
******
次元の間、超感覚で全てを感じ取っていた形容し難いソレが、邪悪な思考を垂れ流していた。
「※%■○※#▲¶▲※◎〒▲※#‡%※△§#〒▲%」
「△▲▲〒〒△◎△〒%▲%#あ¶§‡※#△#△#△」
「‡‡#◎¶§※」
「§◎# ‡△〒○△//%◎△○*」
******
そこから遥か高次元……… かんそうイウワ
※%■○※#▲¶▲※◎〒▲※#‡%※△§#〒▲%
△▲▲〒〒△◎△〒%▲%#あ¶§‡※#△#△#△
‡‡#◎¶§※§◎# ‡△〒○△//%◎△○* >>605
感想有難うございます
ただ、自分を植民地化してペットのオヤツにするのは勘弁してください ぐるぐる廻る連鎖!
高次元を越えるヤツもまた……? >>607
う、う〜ん
虚数的存在……ですかね?
言語化し難いですが┏Ο┓ >>603
戦闘狂どものサバトは準備OK〜進行氏の世代交代に花束を贈呈するぜ! 超常の夜宴!!
電車で周囲を警戒する一人の男〜視線の先には『男装の麗人』と魔女の『百合』プレイだ〜これ前進行氏へのサービスショットかw
闇に、隠れて、生きる、なんてのはまっぴらw 公衆に開陳された『魔法』使いの戦闘〜それを観戦するは『超能力』者の少年二人〜
「僕達超能力者が、裏世界を掌握するのも簡単ですか……」、いやそうでもないぞと明らかに失敗作の肉(ミュータント)がせせら嗤い、それを見つめる地球外生命体?が程度の低さをなじる〜
さらに次元の間には邪悪な何かがいて?…どうせ言ってること繰り返しだろwって感じで、分かった分かったもういいよオチ! 『代替わり』が『代替わり』を呼ぶ戦いの螺旋は、受け継がれる短編スレの象徴か〜! 異形の宴はお題を全制覇しENDだ! 感想有難うございます
投稿した後に自然発生種を見下すシンギュラリティなAIも有ったと気付きましたorz 使用お題:『代替わり』『超能力』『魔法』『男装の麗人』『百合』
【百合ちゃんは究極を目指すようです】(1/2)
「お父さんお母さん! やめてよぉ〜!!」
氷上家のリビングでは、今、百合の両親が彼女の今後の進路について対立し、火花を散らしていた。
「百合はエスパーを目指すのが最良だろうが!!」
「最初に目覚めたのは魔法の才能だろう? なら、初志貫徹こそが美しい結論だ!!」
薄い緑の紙切りカットの青年の目が光り、周囲の物が浮遊する。それに対する、男装をした美貌の女性の持つバトンが、彼女の呪文と共にロッドへと変わった。
緑髪の青年こそ氷上 晃。百合の父親にして、元、超能力少年隊のメンバーであり、男装の麗人こと氷上 真矢は、百合の母親にして、元、魔法少女隊のメンバーだった。
2人は若き日に、共に世界を混沌の坩堝へと落とそうとした強大な敵、カオスと戦い、そしてその中で恋に落ち、やがて結ばれた。
そんな2人の一粒種こそが百合であり、幸か不幸か両親の才能を受け継ぎ、超能力も魔法も使えるハイブリッドとして生まれて来たのである。
お互いに尊敬し、愛し合っているとは言え、そこはそれ、子供の将来と言う事であれば、自分を継いで貰いたいらしい。
特に才能があると言うなら尚の事だろう。
「百合の超能力は人類最高峰レベルだ! だから、暴走を押さえる意味でも、超能力の開発をするべきなんだ!!」
「おや? この子の魔法操作は既に魔法界でもトップクラスなんだ。なら、このまま魔法の頂を目指した方が良いだろう?」
超能力は完全に才能とセンスの世界であるが、魔法は教育を施す事が出来る。
その為、真矢は百合が幼い頃から英才教育を施して来た。その成果もあり、今の百合は魔法界でもトップクラスの魔力保有量と操作技術を有していた。
だが、そうした幼い頃からの教育で精神力が鍛えられていていた事もあり、彼女のエスパーとしての潜在能力は、世界最高峰と言って良いほど高くなっていたのだ。
才能があると分かれば、自分の後を継いで貰いたいと思うのは親心だろう。
だがその為に、今、氷上家は一触即発の様相を呈していた。
晃の周囲には部屋中の品物が飛び交い、真矢のロッドが魔力の増幅を始めバチバチと帯電する。 【百合ちゃんは究極を目指すようです】(2/2)
「もう! 2人とも止めてってばぁ!!」
百合がそう叫ぶと、晃の念動力が消滅し、真矢の魔力が掻き散らされた。
「おお! 何て能力の強さだ……」
「無詠唱で、私の魔力を……」
百合の才能の高さに2人は改めて感嘆の声を漏らす。
「百合、百合は超能力とか、格好良いと思うよな? な!」
「百合、百合は魔法の魅力が理解できるだろう? なあ?」
…………
「あ?」
「は?」
再び念動力が渦巻き、魔力が爆発的に膨張する。
「だ・か・ら! 止めてぇぇぇ!!!!」
百合の感情の爆発に伴い、両親は念動力で吹き飛ばされ、壁に押し付けられて、魔法によって磔の様な格好で固定された。
「あぐっっ!!」
「くあぁぁ!!」
百合の魔法で身動きの取れなくなった両親の前に、彼女は仁王立ちになる。
「もう! 2人がそんなだったら、百合は超能力者にも魔法使いにも成りません!!」
「「え!」」
「百合は、小宇宙と第七感を経て、Ωを目指します!!」
「「はあ!?」」
「目指します!!」
「「ち、ちょと! 百合ぃ〜!!」」
代替わりした正義のヒロインは、Ωの力を目指すようです。 >>611
選択お題はフルチョイス!! 『超能力』青年と『魔法』ッ子の、あいのこ参上だ〜
さっそく救世のエスパーである父と、宝塚を思い起こさせる『男装の麗人』母との間に生まれた娘『百合』さんが身内喧嘩に苛まれる〜611氏、人名で消化は反則気味だなw
さあ解決の道を見出せない両論対立、これを見た愛娘は第三の道を選択だ、「小宇宙と第七感を経て、Ωを目指します!!」←あーうん、このオチ、聖闘士星矢ネタ?w
進路を巡って争う父母に、喧嘩しないでと子の訴え! 親御さんたち能力じゃなく人格をみなきゃっ、子供っぽい親の背中を見て娘はしっかり者に育ってるぜ!
親を超えるが子の報恩、ラスト、物語は『代替わり』で生まれる超絶コスモヒロインの誕生を予告して、お題全消化のあたふたENDだァ! 感想有難うございます
小宇宙〜Ωは聖闘士星○ネタです 娘もだけどお母さんに萌えました……
理性的に見えてぐいぐいくる麗人いいなぁ お題『代替わり』『超能力』『魔法』『男装の麗人』『百合』締め切り
参加作品一覧
>>603【新・旧世代】
>>611【百合ちゃんは究極を目指すようです】 さて……二作品だと投票してもって感じはするね……とりあえず
お題五つ安価とるよ
>>618-622 ☆お題→『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』より一つ以上を選択
☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割オーケー
☆締め切り→3/11の22時まで
☆平行して投票を行います(試験運転)→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。締切3/6の22時 >>615
感想有難うございます
おそらく両親は、かつての戦いでも、こんな感じの言い合いをしていたのだと思いますw 『代替わり』『超能力』『魔法』『男装の麗人』『百合』よ投票〆
>>603 【新・旧世代】 一票 誤字してしまったのよ
しかし一票か〜投票制度やっぱいらないんかな…… すまない・・・投票する気はあったんだが、ちょっと分からんネタとかがあったから見送ってしまった まあしばらく続けて様子見てもいいんじゃない?
俺はあった方がいい派 じゃあしばらくは続けてみることにしよう
作品の投稿もお待ちしているのよ どうやったら盛り返せるのか……
誰も投稿しなくなる日も近い気がして怖いよ 投稿したいなーとは思うけど、そうすっとなろうにも上げたくなるんだよね
垢バレはなぁ……
まあそんなことはさておき
投稿お待ちしています
俺も時間見つけて書こうかな このスレってオリジナルだけしか投稿したらいけないんです? なろうスレから発足してるので、オリジナルでお願いします
ただまあ、スレ内で身内ネタ的に盛り上がるのはアリ……かな たしか三話くらい続いてるやつがあるから、あれの続き書いてもらわないと
それはそうとして、なろうスレ発祥だからタイトルに【小説家になろう】を付けたら人が増えるのでは でも人が増えると変な人や荒らしとかが出てきそうで怖い 前一回あげたっきりお題から何も思い浮かばないままなんだよなぁ そうねー、次スレを立てる時はまたいろいろ考えよう
人増えないかなぁ 使用お題:『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』
【ニートとゲームとループ】(1/3)
ニートがゲームをしている。
ドラ○エである。テレビ画面上に四体が一列に並んで、ひたすら歩く。街の中を、草原の上を、洞窟の奥を。
途中で敵とエンカウントして戦う。少し歩いて、また戦う。戦う。
そんな事をいつまでも繰り返して、ついにキャラクターが悲鳴を上げた。
「いつまでやるんだよー! もう5回以上クリアしただろ!」
魔法使いが杖を振りまわして、泣きそうになっているが、それでもコントローラの指令に従って歩かざるを得ない。こうして騒いでいても、画面上はただ歩いているだけのように見える。
「……そうですね。同じことばかりで、さすがにもう飽きました……」
僧侶がこれに同調する。顔はうんざりとした表情。画面上にはやはり出ない。
「しょうがねえだろ? 私たちはゲームのキャラクターなんだから。プレイヤーの気が済むまで操られるしかねえよ」
騒ぐ二人を見て、戦士が達観したような表情で溜息を洩らす。足取りは重い。
この世界はかれこれ13回救われている。一行は魔王を13回倒し、13回救世主として扱われ、13回旅の始まりを経験している。
ゲームのキャラクターといえども、これは辛い。ループされる同じ出来事、徒労、終わりの見えない旅に、皆はうんざりとしていたのだった。一人を除いて。
「おいおい、何を言ってるんだ。いつまでもプレイヤーの方にプレイして頂けるだなんて、幸せこの上ないことだぞ?」
勇者である。目をキラキラさせて、子供の遠足のようにハキハキと歩いている。
「この社畜が……」
他のメンバーは、呆れと軽蔑を混ぜてその姿を見るのであった。戦士がまた溜息を吐く。
「……他人に動かされるしかないってのが辛いよなあ。せめて自分で動けりゃあ、世界を救うにも楽しみがあるってのに」
「自分で動けるならそもそもゲームの世界なんて放り投げてるよー」
「だよなあ……あーあ、終了ボタンを私らがおせりゃあいいのになあ」
「そんなことゲームキャラの私たちには逆立ちしたってできませんよ……」 【ニートとゲームとループ】(2/3)
「できるぞ」
「「「え!?」」」
力強くそう宣言したのは魔王で、それに驚いたのは戦士たちである。
「バグという言葉を知っているか?」
「聞いたことは……ゲームに存在する欠陥だと」
「それはどうして存在する?」
「ゲーム開発者がミスったからだろ」
「それもある。だが、それだけではない」
「どういうことだよー」
魔王は悪い顔でニヤリと笑った。
「ゲームのキャラが故意に引き起こすこともできるのだ。それこそ、ゲームを終わらせるようなバグをな。そして、私はその方法を知っている」
「おー!」「まじか!」「それですよそれ! もうそれしかないですよ!」
「待て待て待て待て! 待てよ!」
盛り上がる仲間と魔王たちに、勇者は慌てて制止をかける。
「それは駄目だろ! ゲームキャラとして! 第一プレイヤー様が悲しむだろ!」
「様ってぇ……」「社畜が……」「……」
「阿呆め」
一同から冷たい視線を受けるが、勇者は頑なだった。
魔王は、重苦しく話しだす。
「勇者よ。お前はプレイヤーの何を知っている?」
「何って……」
「これだけ時間を費やせるのは引きこもりかニートしかいない。そうでなくとも自堕落な人間であることは間違いないだろう」
「だからどうした! そんなことは俺達には関係ないだろう!」
「更生させた方がよかろう」
勇者はハッとした。
「もうゲームとかやらせないで就活させた方がよかろう。それがプレイヤーの幸せというものだ」
「うぐぐ……」
勇者は悩む。 【ニートとゲームとループ】(3/3)
「……いや。もっと他にいい方法がある」
戦士たちと魔王はいつまでも悩む勇者に飽きてカードゲームに興じていた。しかし勇者は目をキラキラとさせて言い放った。
「皆で寄せ書きを書こう! エンドロールの最後に! 就職活動頑張ってって!」
「うわきも」「ねーわ」「頭湧いてるんですか?」
「うるさい! バグで終わらせるとかやっぱりあり得ないんだよ!」
「……あからさまなのは駄目だ。せめて、サブリミナル程度にしておけ」
魔王は溜息をついて、カードを地面に置いた。
「メッセージを目立たぬところに書いてプレイヤーの潜在意識に働きかけるがよかろう」
「そんなことできるんです?」
「できるぞ」
「ならやろう! 今すぐやろう! 俺達の気持を伝えて晴れやかにゲームを終わっていただこう!」
「しょうがないなあ……もうなんでもいーよ。は・た・ら・け、と」
「そ・と・に・で・ろ」
「お・や・を・た・い・せ・つ・に」
「ニュアンスは間違ってないけどさあ……」
こうして勇者たちはメッセージをゲーム世界中にばらまき続けた。すると、そのうちに勇者たちの進行は遅くなり、やがて止まった。
勇者たちは喜んだ。戦士たちは主に解放されることに。勇者は、自分の真心が届いたのだと思って泣いていた。
しかしニートはまだ部屋に籠ってゲームをやっている。今度は剣客となり、女子の服を切り裂いて太ももを見つめるゲームだ。
ドラ○エをやめたのは、やっているとなぜか現実を思わせてうんざりしてしまうから。ニートはドラ○エを放り捨てて別のゲームで現実逃避を繰り返す。
ニートはゲームをやり続ける。ゲーム。飽きたら別のゲーム。ゲーム。ゲーム……。
ニートがこのループを抜けるのは、一体いつのことになるのだろうか……。 >>642
二代目進行氏も心配性だ〜相変わらずの短編スレ! 救済せんと参上したるはゲーマー型ニート、お題はフル選択! ニート列伝だ!!
さあ物語は何度もクリアを『ループ』する、ゲーム内『勇者』一行視点でスタート〜
描かれるは魔王を含め、プレイヤーのハマリ性に困り果てたキャラ達だ〜敵味方同士が力を合わせ、サブリミナル作戦によって操作主を就職活動に向かわせる、感動の展開w
プレイヤーのニート、これを受けてゲームを卒業!? 作戦成功か、と思ったら、次は『剣客』となり、女子の服を切り裂いて『太もも』を観察するゲームに没頭してる〜現実を叩きつけたらエロゲーマーになっちまった、病状悪化w
延々続く『就活』からの逃避行は、迫りくる現実をヒラリとかわしてループオチに収束〜642氏がきっちりお題をクリアして、うん、もうゲーム会社でも目指しなよーって感じでENDォ! >>642
ニートのループw
一生懸命なゲームキャラの心遣いに気付かず、ゲームに没頭する
こういう人も現実に居そうですね 使用お題:『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』
【楓と安奈】
大学のラウンジ、机に突っ伏した八束 楓は、大きく溜め息を吐く。
「おいおい、楓、魂がぬけておるぞ?」
「うおおぉぉん、そう思うなら、就職先1つ分けてくれよぉ〜」
そんな楓の目の前に要るのは遠波 安奈、彼女は今のところ就職面接全敗中の楓とは違い、既に3社から内定を貰っていた。
キリリとした女性で、実家が道場をやっているからだろうか。スッと伸ばされた背筋、腰まであるロングの黒髪をポニーテールにしている姿は、あたかも剣客を想像させる雰囲気を漂わせている。
眼前の浜辺に打ち上げられたクラゲの様な楓と違い、実際に“デキる”女なのだ。
「ああ……何が悪いんだろう?」
「……自身の個性をアピールせねば、会社としても判断など出来ぬだろう?」
「個性ってなんだよぅ! 一芸でも披露すればよいのかよぅ!!」
申し込んでは面接日々。
面接。失敗。面接。失敗。面接。失敗。面接。失敗…………
そんな無限ループに楓はすっかりしょげて居た。
実の所、楓が面接を失敗しているのは、就活のハウツー本を鵜呑みにした受け答えをしている為ではあるのだが、その事に気が付かないのは本人だけであった。
当然、安奈も気が付いて居る。
だが、彼女としては「自分で気が付かねば意味はない」と思っている為、多少の助言に留めているのである。
しかし、色々な意味で鈍感な彼が、それに気が付くのは難易度が高い事だろう。
安奈がフッと息を吐く。
「よし、楓、ちょっと来い」
「うん? 何?」
「良いから来い」
そう言うと、安奈は楓の手を取り、中庭まで引っ張って行く。
「さぁ」
芝生の上で正座に成った安奈がポンポンと自分の太ももを叩く。タイトなスカートから伸びる、引き締まった、しかし真っ白な太ももが眩しい。
「う? え?」
彼女が自分に何をしてくれ様としているのか、流石の楓も気が付いた。
膝枕だ。
落ち込んでる楓を慰めてくれようと言うのだろう。聖母の笑みで首を傾げる彼女は、普段の凛とした雰囲気とのギャップで、酷く魅力的に映る。
つい、フラフラと安奈の太ももに引き寄せらた楓だったが、しかし、自分達に集中する視線に気が付いた。
言わずと知れたキャンパスの中庭で有る。そんな所で膝枕をされればどうなるか? それは火を見るより明らかだろう。
楓はそんな勇者にはなれなかった。
「どうした? 楓」
「あ……う……」
だが、彼女の純粋な厚意を無下にるる事にも気が咎める楓は……
「うわーーーーー!!」
逃走を選んだ。
残された安奈は暫くキョトンとして居たが、すぐに頬を膨らませると……
「……意気地なし……」
そう呟いたのだった。 使用お題:『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』
【剣客ハルナの色々な冒険】(1/3)
ザザっと足を滑らせる様に開き、仁王立ちとなる。
「良し! 行くか!!」
ハルナはグッと拳を握りしめると気合を入れ直した。
【イルカナの酒場】、今日ここで、勇者たかしが仲間の面接をしていると言う話を聞き、ハルナはここに足を運んだのだ。
郷里を離れ、はや3年。この所、実家から「早う帰ってこい」と言う手紙が激しい。
女だてらに剣での立身を目指したのだが、現実は、仕官どころか日々を食つなぐのでいっぱいいっぱいだった。
そこに舞い込んで来たのが今回の話。折よく勇者のパーティーに入り、あまつさえ魔王討伐が出来れば、士官先など引く手あまただろう。
言わば、将来の就活の是非は今日決まると言って良かった。
改めて気合を入れ直したハルナは、その一歩を踏み出した。
******
「来るかな? 魔法使い」
「どうでしょう? あの方々は基本ヒキニートですから」
「ヒキニートって……」
「さすごしゅ」
「そこでそう言う返事されると、俺がヒキニートみたいだから止めてぇ!」
「さすごしゅ?」
王国に召喚された少年、たかしは魔王討伐の旅をしている。一度は魔王の国まで足を延ばした彼だったが、しかし次第に強力となって行く敵に対抗する為、戦力を増強しようと人間界に戻っていた。
パーティーメンバーは、剣も魔法も使えるオールラウンダーのたかし。回復、補助魔法を使う後衛の聖女アリサ。そして肉弾戦闘をこなす前衛の海王クラーケン。
今回増強したいのは後衛の火力。弓矢を使えるレンジャーか魔法使い。
探索系の魔法はたかしも使える為、出来れば高火力の期待できる魔法使いがベストだった。
「たのもう!!」
「ん? うえぇ!!」
鋭い声にたかしが目をやると、そこにはどこか間違った和装の少女が立って居た。たかしが驚いたのはその格好。
振袖の様な派手な柄の上着に、申し訳程度の胸当ては良いとしてもミニスカと見紛うばかりの袴はどうだろう? さらにハイニ―ソックスによって、その太ももの絶対領域が強調されている。
たかしが半ば呆然としていると、その少女はつかつかと彼の方へと歩み寄って来た。
「貴方が勇者殿ですな? 魔王討伐の志に賛同する為、まかり参った!!」
「え? ええぇ……」 【剣客ハルナの色々な冒険】(2/3)
******
「……剣客……のハルナさん?」
「うむ」
「サムライでは無く、剣客?」
「うむ」
眼前でミルクをすする美少女にたかしは困惑していた。
「ど、どうしよう(ヒソヒソ)」
「は? 募集は魔法使いかレンジャーなのですよ?(ヒソヒソ)」
困ったたかしはアリサに訊ねるが、何故か不機嫌なアリサはつっけんどんにそう答えた。
「そ、そうだよねー……」
その態度に冷や汗を流しながら姿勢を正すと、たかしはゴホンと咳払いをする。
「えっと、ハルナさん? 実は今回、募集しているのは魔法つか……」
「そんな! ひどい!!」
「だから今回は……」
「そんな! ひどい!!」
「いや、だから……」
「そんな! ひどい!!」
「残念だけど……」
「そんな! ひどい!!」
「さすごしゅ!」
「そんな! ひどい!!」
「あんた! 脊髄反射でしゃべってるだろ!!」
「そんな! ひどい!!」
ループしている様なやり取りにたかしがキレる。しかし、後が無いと思い込んでいるハルナも、ここで引く訳には行かなかった。
何せ、女好きだと言う噂のたかしを篭絡する為に、恥を忍んでこんな格好までしているのだ。今さら後には引けない。
ハアハアと、息を荒げる二人だったが、埒が明かないと思ったのか、たかしが立ち上がり、出て行こうと踏み出す。
「ちょ、ちょっと待って下さい!!」
「いやだから! 必要なのは後衛で、前衛は要らないだってば!!」
「そんな! ひどい!!」
そのまま行こうとしたたかしの足にしがみつき、「いや! 捨てないで!!」とか「尽くしますから!!」等と人聞きの悪い事を叫ぶハルナ。
「何言ってってるの!?」
「さすごしゅ!!」
「うるさいよ!!」 【剣客ハルナの色々な冒険】(3/3)
******
その後、勇者が泣き叫ぶ女を強引に捨てたと言う噂が立ったとか立たなかったとか。
そして……
「じーーーーーー」
「……勇者様……」
「アリサ、見るな」
「じーーーーーー」
「さすごしゅ?」
「指もさすな」
立派なストーカーがそこに出来上がったと言う。 ね、寝落ちしてた……ごめんなさい!
お題『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』締め切り
参加作品一覧
>>642【ニートとゲームとループ】
>>647【楓と安奈】
>>648【剣客ハルナの色々な冒険】 ☆お題→『ドンマイ』『良くある』『寝落ち』『頑張れ』『食いしんぼう』より一つ以上を選択
☆文字数→3レス以内に収めれば何字でも可。
最大文字数の目安としては、3レスで5000〜6000字程度。
もちろん文字数が少なくても分割オーケー
☆締め切り→3/18の22時まで
☆平行して投票を行います(試験運転)→安価もしくはタイトルで一人一票までレスしてください。締切3/13の22時
みんな優しいな……ありがとう…… >>647
桜の開花もまもなくだぜ! 日本列島を彩る就活のブロッサム〜前回お題のフルチャレンジだ、太もも戦線異状なしっ
さあ、物語は、無限『ループ』と化した悪夢の『就活』に励む楓さんが、『剣客』を思わせる安奈さんに相談しつつスタートォ〜
個性をアピールしろと超ストレートにほのめかす安奈さんのアドバイスが空を切り、色々な意味で鈍感な彼は頭を抱え…て、って楓さん男なのかw
そんな楓くんに癒しと安らぎを与えるべく安奈さんが編み出した妙計をみよ! 『太もも』による膝枕INキャンパス中庭だア! もうこれ羞恥プレイでしかないんだが
ここで『勇者』になれず逃げ出した楓くんの背中に投げられた「……意気地なし……」の声ポツリ〜いやいやいや、逃げるのは完全に正しい判断だったよね、って感じでツッコミ待ちのお題フルクリア〜
>>648
連続でフルチャレンジだと!? 人知を超えた生産性だな648氏、物理の法則を無視した挑戦は実るか〜剣客商売インザ異世界!
舞台は『勇者』たかしの待つ酒場〜『太もも』を露出して『就活』気分でやってきた『剣客』ハルナが浴びるは、連続パーティお断り〜
「さすごしゅ」←あっクラーケンちゃんじゃないか久々w 初見のスレ民に説明しよう! このパーティは前スレで色々あって結成された海王幼女クラーケンを含む一味なのだ(何の説明にもなっていない
さあ、お断りの『ループ』にクラーケンのさすごしゅ演出が加わり、たかしがヒドイ奴に見えてくる〜こいつは本領発揮か648氏、テンポがいいぞ〜
ラストは剣客ハルナが小判鮫ハルナに生まれ変わる転生オチだw 短編スレの鬼才648氏が、爆発的生産力、お題消化、笑えるオチで三点倒立のお手本を見せてくれたァ! 感想有難うございます
風邪で寝込んでいたら、気が付くと19時を過ぎていたので、慌てて書きました
残業続きで全く書けていなかったので、書きたい欲求が天元突破にw
楽しんで頂けたのなら幸いです >>647
百合だと思ったらよく見るとノンケだった
騙されたが一票 お題『勇者』『ループ』『就活』『太もも』『剣客』投票締め切り
>>642【ニートとゲームとループ】一票
>>647【楓と安奈】一票 あれ? もう507 KBですね
513KBで限界でしたっけ? いや大丈夫、まだ371k
ブラウザによっては大きく表示されるけど
俺のはジャストだから安心してほしい 成る程、でしたら作品を上げている途中で止まるる事は無い訳ですね
良かった
有り難うございます このスレになってから大分経つから忘れかけてたけど、前回は確か900レスちょいで落ちたんだっけ。
今回はそんな心配なさそうで、嬉しいような寂しいような……? 使用お題:『ドンマイ』『良くある』『寝落ち』『頑張れ』『食いしんぼう』
【ジョアンナの物語】(1/3)
お屋敷の庭園には色とりどりの花が咲き乱れている。わたしは息抜きがてら、そんな花々を眺めていた。
「ジョアンナ?」
「わ、若様」
わたしはビクリと身を震わせた。若様……メイティス様に声を掛けられたからだ。
「この季節は、花々が色づいて綺麗だよね」
庭園を見回しながら若様がそう言う。淡い茶髪と空色の瞳。
その春の日差しにも似た雰囲気に、わたしの胸が高鳴る。
「ジョアンナ! ジョアンナ・リーステイ!」
「ひゃい!」
「ああ、バニィ」
あうぅ……メイド長のバーバラさんだ。
「……子供の頃の呼び方はお止めください若様。ジョアンナ、申し付けていた仕事は終わったのですか?」
「す、すみません!」
わたしは若様に頭を下げると、慌ててその場から立ち去る。
お屋敷に足を踏み入れ、ふと振り返ると、若様とメイド長が話をしていた……んだけど……
「おんやぁ? なかなか怪しい雰囲気ですなぁ」
「リルロッテさん!」
いつの間に来たのか、わたしの傍らには先輩メイドのリルロッテさんがいた。
「怪しい……ですか?」
「うん。あのメイド長の表情、まるで恋する乙女の様じゃない?」
「え? うっ……」
そう、わたしが気になったのもその事だ。いつもはピリッとした雰囲気のメイド長が、若様の前でだけ少女の様な顔を見せる。
メイド長は、わたしより5歳も年上の女性だけど、若様となら2歳差でしかない。
そう考えると、3歳差のわたしよりもお似合いなのかもしれない。
「…………」
「ま、ドンマイ!」
「な、何でわたし、慰められてるんですか!?」
******
その夜、わたしはベッドで中々寝付けないでいた。昼間の事が気になっていたからだ。
若様とメイド長。二人はお互いの事をどう思っているんだろう……
メイド長の方は、若様の事が好きなのかもしれない。昼間の反応もそうだし、いつもの態度からもそんな感じがする。
では、若様は?
若様は優しい。それは誰に対しても。それこそわたしだろうと、メイド長だろうと…… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています