[ガガガ] 小学館ライトノベル大賞 44
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◆ 公式
http://gagagabunko.jp/
▲ 小学館ライトノベル大賞 ガガガ文庫部門
http://gagagabunko.jp/grandprix/index.html
▲ ガガガ文庫部門 第13回 応募要項
http://gagagabunko.jp/grandprix/entry13.html
▽ 第11回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門原稿募集中止のお知らせ
http://lululubunko.jp/lightnovel/novel_oubo.html
第13回締切
2018年9月末日(当日消印有効)予定
ガガガ文庫
ワープロ原稿の規定書式【1枚に42字×34行、縦書きで印刷のこと】70〜150枚。
第11回より手書き原稿での応募は不可になりました。
※ワープロ原稿は、第7回から書式が変更されていますので要注意。
※ガガガが中心になると思われます。 少女向けは少女スレの方が適。
●エントリーシートの「応募部門」には「ガガガ部門」・「ルルル部門」いずれかを書きましょう。
●到着確認のハガキは第7回から廃止になりました。
●GP/GGGPなどは、ワープロ書式による応募原稿の1P(文庫の見開き相当)を指しています。
※サンデーで何かあるたびに「ガガガ大丈夫か?」「いや、編集部の系譜が違うし」の繰り返しです。特異な事件があった場合にだけ話題にしましょう。
次スレは>>970 が立てましょう。もしダメだった場合は有志が手伝ってください。
※前スレ
[ガガガ] 小学館ライトノベル大賞 43
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1511754577/
テンプレ
>>1-2 あー、落ちたかー
いやまあ、電話ねーからわかっちゃいたんだけどよ
取り敢えずとっとと評価シートこねーかな >>540
ラノベっぽい話ならどこの賞に送っても受賞の可能性はある
ラノベっぽくない話は電撃かガガガに送った方がいい
こんな所じゃね? 今年も電撃落ちが受賞してるな。もう恒例か
そして便所飯は落ちてるな。残念 便所飯は話題にはなるだろうけど、タイトルでみんな拒否感起こすだろうからしゃあないわな >>543
個人的には、電撃よりもファミ通がキワモノに寛容な気がするんだけど、どうだろう? 電撃はダーク、ヘビー、ハードなものがほかより受け入れられやすいから
間口が広いと思われてるだけだと思うんだよなー
受賞作だけ見るとね
重たい話が書きたい人向けレーベルという印象 MFもいわゆるアペンドラインがあるし
どこの賞も既存の路線に偏らせると先がないと考えてるのか、受賞させる話の間口自体は広い印象だが、結局そこで売れないと続いてかないからな
結構いろんなものを受賞させてても、レーベルの印象となるとどうしてもヒット作のイメージになってしまう 発表の内容を見ると、やっぱ年末年始には連絡あって推敲作業もしてるんだろうなーって感じ 電撃への改稿に反映させるのはもう厳しいなあ
今月末までには頼むで 受賞作品の賞金ってなんに使うんだろうなぁ
急に100万でも手に入ったらお前らは何に使うん? 生活費、もしくは泡銭なのでパーッと使う
少なくとも貯金はしない コンパクトのデジカメ一個買って後貯金かな。
デジタル一眼もほしいがちょっと金額的につらい。1割小遣いにしてあと貯金しか考えてないな。 去年の評価シート確かめてみたら4月前には届いてたな
今年はまだなん? バックアップ用のハードディスクを増やして、無停電電源装置買って、あと腰に優しい椅子買って、スポーツジム通う 11月末に送ったGAの評価シートももう届いているというのに、
9月末に送ったここのはまだ届いていないってどういうことだ。
え、GA? そうだよ、一次落ちだよ(逆ギレ)。 それにしても評価シートまだ?
いくらなんでも遅すぎじゃね 評価シート来た。
オリジナリティがCで他全部Bだった。総合評価もB。
コメントも当たり障りない。参考にならんとは言わんが、そんなの分かってるって感じ。 やっと来たわ、ひとつだけ
しかし要求がこまけえ……でもこれで今年応募する予定の作品の傾向と対策が立てられる やっべー悔しい
低評価の理由ぜんぶ理解できるからひたすら悔しい
今年はガガガぶっ潰す 来たか
オリジナリティがAで他全部Bだったな
流石に最終落ちだけあって過去のどの評価シートよりも評価基準が厳しい
そうか、受賞するにはそこまでやらないとダメなのか ここの評価シートもらうのは初めてなんだけど
結構具体的に「ここはこうした方がいい」みたいな指示がもらえるんだな 二次落ちでCとDしかなかったw
文章力、構成力が足りないとか言われたの初めてだわ
やはりここは厳しいな 低評価だったけど、センスがあるって言葉は嬉しかった
素直に受け取っておきます なんで一次通したのかっていうぐらいボロクソだったw
ガガガさんはレベルたけえなあw 二次落選でBとC。
改善箇所が主観的な意見に終始していて残念。 他ではいつも文章力と構成力の地力を褒められてオリジナリティの部分でけちょちょんに指摘されてきたけど、ガガガは真逆の評価だったわ
ラノベって難しいな
けっこう辛口でダメなとこ教えてくれて嬉しい 編集の読解力の低さに絶望だわ
馬鹿でもわかる『わざとらしさ』なんてクソ食らえだ
お前の身近に欲情丸出しのJKなんているのかよw
そんなビッチを求めるてめえらはまともな社会人じゃねえわwww 一次通過だけど突っ込まれてるところは時分でも問題だと思ってる部分だから別にいいや
ただ文章力の基準がわかんねえわ
何をもって評価するんだろう プロでも容赦なくD評価のガガガ様マジパネェわ…勝てる気がしねー 後で読み返したら誤字脱字ばかりで目を背けたくなる文章だったのに文章力が評価されてて首を傾げてしまう
アドバイスというより、そんな所に注目した方がいいの?割とどうでもいいからサラッと流したんだよ
っていう驚きと自分の物語の中での重要性の価値観の相違点が多いという感想。素人だけどここと合わないのかな 中身がないのを文章力で誤魔化すスタイルなのに、その文章力がCか…救いようがねえな… この評価シートは編集部内で統一されているのだろうか。
個々人で勝手に書かれているものなら信用に値しないものになるが。 低次の評価シートなんか参考にしなくていいよ
あんなもん「ちゃんと読みました」って言い訳 他社の話だけど、一次でCだった項目が三次でAだったとかあったな。
コメントの内容的には、ちゃんと読んでくれてるとはおもったし、参考にはなるけど、人によって評価の基準もちがうんだと思う
そもそも厳密に数値化できるもんでもないし
結果とコメントは受け止めつつ、あまり振り回されないほうがいいよ
そういう自分の評価シートは結構辛くて、ちょっと凹んだけど…… でも良い点も書いてあっただろ
ヘコむくらいなら良いところだけ信じておけばいいじゃん とは言っても腐っても編集の評価だからなぁ。
蔑ろにもできんだろ。 ガガガは専用対策必要だからな
ガガガのスイートスポットに入らない作品は評価が辛くなる ここの評価シートはまだマシな方だよ
本当の地獄は講ラ、辛めじゃなくて辛辣の域
まあ畢竟自分の作品を気に入ってくれる編集に出会えるかどうかだから
最近はもう運ゲーだと思ってるわ 5つ星のうち4.0素っ裸の自分と向き合えますか?「ラノベもの」として読むと大して面白くないが「恋愛論」「アイデンティティ論」として読むと中々興味深い
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R2SSIFUIHXEORA/
昭和の終わり頃に流行った「濡れ落ち葉族」なる言葉をご存じだろうか?
一つの会社を勤め上げたサラリーマンのおっさんが(最近じゃ難しいが、昭和の頃はこれが普通だった)定年退職後に趣味も無く、
人付き合いも絶えた結果、嫁さんが買い物に出ようとすると用も無いのに濡れた落ち葉みたいにべったりと付いてくる様になる……
まあ、そういう無様な姿を揶揄した言葉だったのだけ ど
おっさんがこうなった原因は40年近く一つの組織の中で働いていると「名刺」がアイデンティティになってしまって、
その「〇〇株式会社の社員」みたいな看板が外れてしまうとまともに人間関係を構築するスキルが無くなってしまう事にある。
ラノベのレビューだってのに何をいきなり昭和のサラリーマンの話をしているか、だって?
物事には順序ってもんがあるのよ、お兄さん。 さて、今年のガガガの新人賞受賞作品。ちょっとばかり変わったタイトルの作品だが、
中身の方は「俺ガイル」で味をしめたガガガ文庫らしく、口だけは達者だが教室では浮いているヒネたガキが主人公のアレで ある。
話の方はいきなりだが「ラノベのラ猫」と称する、匿名掲示板の書き込みをまとめたり、最近の話題作みたいな業界の話題をまとめたりする
いわゆる「まとめブログ」の管理人・姫宮新が教室で隣の席に座っている京月陽文に自分が惚れている事に気付く所から始まる。
クラスじゃ完全に孤立しているので休み時間は寝たふりをしている新は陽文が小説を書いている事を耳にするのだけ ど、
その陽分が書いている作品が、自分のブログで特集していたネット小説新人賞「このラブコメが凄い」で話題を集めている作品だと気付く。
カテゴリーエラーなのにタイトルから付けられたタグでラブコメと勘違いされてPVを集めたその作品は最終的に三位となるが、
作者へのインタビュー記事を作るために電話した先から聞こえてきたのは陽文の声。 教室ではろくに話し掛けられない陽文と思いがけない形で喋ってしまった新だったが
翌日ブログのマスコットキャラで ある「ラ猫」の声優を担当している妹の麻里と話している所を陽文に聞かれてしまい、
新がラ猫の管理人で ある事があっという間にバレてしまう事に。
焦る新だったが、陽文は自分の作品が内容とは無関係な炎上に近い形でしか注目を集めなかった事が悔しいと語り、
その上でラ猫で話題作として紹介されているラブコメが面白いと感じられなかった事で自分の感性がズレているのが原因かもしれないとして
新に「ラブコメの書き方を教えて欲しい」と頼んでくる……
……タイトルから最近流行りの「ラノベ業界物」みたいなものを想像する人も多いかも知れないが、
敢えて言っておくと、この作品「ラノベもの」として読んでも大して面白くはない。
作中で扱っているラノベ論なんて多少ラノベ業界の話題を追っている読者であれば一度や二度は聞いた事がある物ばかり。
改めて「これは新鮮」と感じる部分はあまり無い、割と一般的なネタばかりで ある。
それじゃ駄作なのか と言えばそれも違う。
ラノベの創作をネタとした「恋愛論」「アイデンティティ論」として読むと、これがなかなかに興味深い内容となっている。 まず話の基本となっているのはラブコメを書こうとしているクラスメイト・陽文に主人公の新が最初から惚れている事。
その上で新には陽文に話し掛ける方法がさっぱり分からない点にある。
そんな新に降ってわいた様なチャンスとして陽文が「ラブコメの書き方を教えてくれ」と言ってくるのだけ ど、
教室では完全なる「ぼっち」で学校で話す相手は妹の麻里ぐらいしかいないという新にはもう一つ別の顔がある。
「年商700万円を叩き出して、企業案件も受ける大人気ラノベブログ『ラ猫』の管理人」という顔で ある。
この「ブログ管理人」としての新は学校での「ぼっち」とは別人と思えるぐらいに雄弁かつ自信たっぷりで
ブログでの宣伝を依頼してくる出版社の人間やプロの作家とまともにやり取りするし、
父親相手にも「会社辞めたら雇ってやるよ」と不遜な口をきいたりする辺り、色々と高校生離れしている。
(というかどこかしら昨年の「平浦ファミリズム」の主人公に似ていたりする気も) この主人公・新の二面性こそが本作のメインテーマだと言って良いか と。
憧れの陽文と話す関係を築けた新だけれども、陽文に見せる顔は徹底して「ブログ管理人」としての顔なのであり、
自分が陽文に惚れているという事を口にする事からは徹底して逃げている
……新自身はいつか告白したい、と思っているにも関わらず、で ある。
そのため、陽文に対しては「『君』が欲しいんじゃなくて、『君の作品』が欲しいんだ、『ラノベブログ管理人の俺』は!」という
屈折した態度を取り続ける事に。
この新の素の自分を晒す事への怖れは徹底しており、陽文が何かのきっかけで教室での新の話に及ぶと
「俺自身についての話なんかどうでも良いよ、そんな事について話すなんて時間の無駄だ」とひたすら逃げを打つので ある。
要するにこの少年「ラノベブログ管理人」としては堂々と振る舞えるのだけ ど
「クラスではぼっち」「学校で話す相手が妹だけ」という矮小な自己を晒す事をひたすら恐れているので ある。 この新の屈折ぶりは後半にブログのスタッフの一人であり、幼馴染でもある不登校少女・三郎が学校に出てきてからますます明確に。
久しぶりに登校する事もあって自分と同じ様に教室で浮くだろうと予想していた三郎が陽文を介して
クラスにあっさり馴染む姿を見せ付けられた新が次第に精神的に不安定になっていくのが後半のストーリーの主軸となる。
妹の麻里も三郎も教室で「ぼっち」のままでいる新を案じて一計を練るのだけ どこれが完全に裏目に出てしまい
大して話す切っ掛けもなかったクラスメイトたちを相手に「俺に干渉するな!」と怒鳴り散らした新はクラスで完全に浮く羽目に陥る。
高校生離れした「年商700万円ブログの管理人」としては堂々と振る舞えてもクラスでは「裸の王様」に過ぎず、
想いを寄せる女の子には「話題となる様なラノベの書き方を教えるラノベ管理人」としては接する事が出来ても
「一個人」としてはまともに声が掛けられない……これが本作の主人公・新のアイデンティティの在り様なので ある。
恋愛なんてのは究極の「個人対個人」の関係であって、あらゆる肩書をすっ飛ばして「あんたが好き!」という感情なのだけ ど、
(会社名や学校名、家柄に憧れて付き合う男女関係というのもあるが、そりゃ「恋愛」とは別物でしょ?)
矮小な自己を晒す事が何より怖い新にはこれが出来ない。 本作の特徴として主人公・新はただの一度もその顔がビジュアル化されていないので ある。
「顔」というのは会社や学校、なんとなれば国家といった集団から抜けても付いて回る究極の「個」で あるのだけ ど、
素っ裸の「個」になれない新の顔が描かれない、というのは本作で作者が描こうとしていた事が何かを語っているのではないだろうか?
そして自分自身が素っ裸になれない新には「このラブ」への投稿作に応募しようとしている作家としての陽文しか相手に出来ないので ある。
何らかの「看板」を背負わないと人間関係を構築できない主人公……要するに「濡れ落ち葉」と化したサラリーマンなので ある。
この歪なアイデンティティと不器用極まる人間関係の物語として本作はひどく面白いテーマを掘り下げた作品となっている。 ……が、色々と粗もある。
正直、話が動き始めるのは少々遅い、後半の三郎が登場する辺りにならないと新や陽文を取り巻く人間関係が動かないのは少々タルい。
それまで延々とラノベ創作に関する新と陽文の会話劇が続くのだけ ど、これが上にも書いた様にラノベ業界について多少知ってると
「この話どこかで聞いた」というネタばかりなので、些か退屈というか飽きてくる。
加えて、その少々冗長な前半のお陰で後半が駆け足気味となり、特に終盤に一旦は創作から降りたと思われた陽文が
思いもがけない形で真意を明かし、それを受けた新がようやく動き始めるあたりの展開がえらく端折られている様に思われた。
ここいら辺は次作以降で修正して頂きたい所か と。
相変わらずヒネたガキを主人公に据えた作品が多いライトノベル(特にガガガはそういう傾向が強いかもしれんが)にあって
その口だけ達者なヒネたガキのアイデンティティの在り様を些か露悪的な感じにまで掘り下げた独特の味がある一作。
クセは強いし、決して万人向けとは言えないが「人付き合いにおける自分のアイデンティティとの向き合い方」という
割と悩む人が多い問題について考えたい、という方にはなかなか楽しめるかもしれない。 5つ星のうち4.0素っ裸の自分と向き合えますか?「ラノベもの」として読むと大して面白くないが「恋愛論」「アイデンティティ論」として読むと中々興味深い
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5つ星のうち2.0小説を読んだというよりも他人がゲームをクリアする動画を延々と見せられた様な……話の流れが単調な上に登場人物の造形がひどく薄っぺらい
小説を読んだというよりも他人がゲームをクリアする動画を延々と見せられた様な……話の流れが単調な上に登場人物の造形がひどく薄っぺらい
https://www.amazon.co.jp/gp/review/RQ224K6ZHHIN7/
第12回小学館ライトノベル大賞「優秀賞」受賞作品
物語は猟師である「私」の一人称で進められる。
「私」はかつて騎兵隊の立場にありながら名利の欲に溺れて罪の無い村を滅ぼし、女子供を手に掛けた事への罪の意識に囚われている。
その後猟師となった「私」は「一つ所に長居しない」という猟師の掟に従い村から村へと転々と渡り歩く生活をしていたが、
とある村で怪物の様に大きく凶暴で狡賢い狼「ジェヴォーダンの獣」が出るという話を聞かされる。
それなら猟師である自分の出番だろうという「私」に対して村長はその獣は男は襲わず
一年に一度現れては少女だけを、それも魔女の末裔である「赤ずきん」という秘薬の作り手だけを殺すのだという。
かつて女子供を手に掛けた事に対する贖罪の意識がこみ上げた来た「私」は村に残っている六人の「赤ずきん」の少女と
村はずれにある「魔女の塔」と呼ばれる建物に籠城して一晩「ジェヴォーダンの獣」の魔の手から逃れる戦いを挑む事にするが…… ……んー、何だか小説を読ませて貰ったというよりも他人が一人称視点のゲームをクリアする動画を延々見せられたという感じ。
「恐るべき『ジェヴォーダンの獣』から少女を守って一晩戦い抜け!」という主人公(プレーヤー)に与えられるミッションが明確で
使えるアイテムの効果も含めてルールも明確、動き回れるフィールドはかっちりと固定されており、
途中でヒントが与えられて細かく、そして明確なクリア条件が設定されていくあたりがますますゲームっぽいというか。
ストーリー自体は破綻している訳じゃないのだけど、予め定められたレールの上を踏み外すことなく一本道を歩いている様に単調。
「主人公が恐るべき獣とその生みの親である魔女から『赤ずきん』たちを守り通す」というラインから一歩も外に出ない。
ここで例えば「赤ずきん」たちであったり、敵である「ジェヴォーダンの獣」なり「魔女」なりとの感情豊かなやり取りがあれば
ドラマとして楽しむ事も出来たのだろうけど、この作品においてはそこが最大の弱点。 とにかくこの作品登場人物の造形がひどく薄っぺらい。
最初から主人公プラス6人の「赤ずきん」という結構大所帯のパーティーで動く割にはキャラクターの描き分けがさっぱりなのである。
口調こそ台詞がひらがなだけで書かれている「赤ずきん」や最初から胡散臭いキャラとして思わせぶりな事ばかり言う「赤ずきん」など
多少の工夫はされているのだけど、作中でその台詞ほどに描き分けがなされているわけでもなく「赤ずきん」の役どころは
最初から最後まで主人公が使うアイテムである秘薬の製造係兼保護対象兼「この中の一人が魔女」という容疑者以上になってない。
この赤ずきんたちがそれぞれに主人公に対して憧れたり、恋が芽生えたり、あるいは主人公に対する嫌悪感を剥き出しにしたり
疑心暗鬼の状況で殺意を抱いたりと様々な感情を芽生えさせ、その感情に従って行動を起こせば多少なりとも話が膨らんだのだろうが、
最後までストーリーの流れに変化を産むような「感情の芽生え」やキャラクターとしての特徴を際立たせる様な行動を起こさず仕舞い。
これで読者に対しどうやって登場人物に見分けを付けろと作者は考えたのだろうか? そして困った事に主人公であり語り手である「私」自体がさっぱり動かない。
この主人公与えられたミッションをこなす以外にほぼ能動的な行動を起こさないのである。
かつて女子供を手に掛けた贖罪の意識から「赤ずきん」を理不尽な運命から守ろうとするのは分かるし、そこまでは良い。
だが、一旦話が始まった後は「どうやって眼前の脅威に立ち向かい、赤ずきんを守り、魔女の正体を見破るか」という
自分自身に与えられたミッションの枠外に思考の幅が一歩も出ないのである。
これでどうして主人公に魅力を感じられるだろうか?
一人称という主人公の感情の動きが伝わり易い表現方法を選びながら少しも主人公に「人間臭さ」が感じられなかった。
こんなのは主人公と呼ばす「ミッションクリアマシーン」とでも称すべきでは?
小説ってもっと主人公をはじめとする登場人物に豊かな感情やストーリーを動かしていく行動力を持たせて
ガンガン動かしていかないと「人間ドラマ」としての魅力が生まれてこないと思うのだが。
動画サイトにアップされている他人がゲームを攻略する動画を見て「他人がゲームをプレイする動画を見て何がどう面白いのだろう?」と
以前からひどく疑問を感じていたのだが、まさにその不可解さを小説を通じて見せ付けられた様な一冊だった。 「他人のゲームのプレイ動画」とやらを見て楽しめる方であれば楽しめたのだろうけど、
そんなものに何の感動があるのか分からない人間としては「楽しみどころ」がさっぱり掴めないまま終わった作品。 5つ星のうち2.0小説を読んだというよりも他人がゲームをクリアする動画を延々と見せられた様な……話の流れが単調な上に登場人物の造形がひどく薄っぺらい
小説を読んだというよりも他人がゲームをクリアする動画を延々と見せられた様な……話の流れが単調な上に登場人物の造形がひどく薄っぺらい
https://www.amazon.co.jp/gp/review/RQ224K6ZHHIN7/
今、応募作品のクライマックスを書いてるんだけど、これをカクヨムに載せて
感想をもとに改稿してから、応募してもいいんだよね? ありがとう!……でも、2枚くらいオーバーしそうなんだよね。
どこを削るべきか。 カクヨムってそんなに感想つくもの?
俺の作品全く感想つかないぞ
一応以前ガガガで一次通過した作品なんだが
なろうの方がよっぽど貰える ルルル向けの作品は送っても通らんかねぇ
ルルルなくなったのどれくらい前だっけ? ルルルがなくなったのは2016年だったかな? なんかそれくらい。
少女小説系だったら下記のスレがあるから、そちら方がいいだろうね。
【コバルト】Cobalt作家になりたい【オレンジ】32
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1529372498/
【公募】少女小説新人賞総合1【ネット小説】
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1529294859/ 「才なき物が憧れだけで道を志してはいけないのか?」という問いをテーマにしたのは悪くないが、書くべき部分の絞り込みが弱く印象が散漫。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3D7RB2VBSXH3I/ 物語の主人公・風奉ハルの人生における最大の問題は母親の遥奈が37歳になっても「魔法少女」で ある事。
地元の春風桜町では熱心なファンから「銀河一カワイイよ!」と声が掛かれば
30歳を過ぎてもフリフリヒラヒラの衣装でポーズを決めてみせる母親を
幼い頃から「お前の母ちゃん魔法少女!」とからかいのタネにされてきたハルだったが、
高校入学を目前にしたある日遥奈から「ママ、魔法少女を引退しようと思うの」という望外の引退宣言を聞かされることに。
長年の悩みから解放されるという事で有頂天になったハルは「ママが引退するのに必要だから」と差し出された書類に
ろくに確認もしないままサインしてしまう。
名前を書いた途端書類が光り輝きその光がハルの身体に飛び込むと魔法少女としての遥奈のマスコットだったゲス太郎が現れ
「契約完了でゲス」と言い放ち、ハルが署名した書類はハルを二代目魔法少女に仕立て上げる為の物であった事を明かす。
魔力が衰えてきた遥奈の代わりとして適性バッチリなハルは二代目として最適な候補であったらしい。
男の自分が魔法少女なんてとんでもないといきり立ったハルは「三代目になる候補者を探してくれば良いんだろう!」と
三代目魔法少女の候補者を見付けて自分の代わりに差し出す事にするが、候補者の目途はまったく付かないまま。
仕方なしに高校の入学式に赴いたハルだったが、校長の祝辞の最中に遥奈のライバルだった悪魔・コロネが登場。
式を邪魔して「恐れ戦け」と騒ぐコロネだったが、壇上に一人の女子生徒が登壇するや
「わたしは二代目魔法少女夢見草満咲!」と名乗りをあげる。
変身の呪文を唱えても当然ながら変身しない満咲は当然の事ながらあっけなく返り討ちに遭い、大ピンチに陥るが
入学式の会場に現れた遥奈がコロネをあっさりと撃退。
相変わらずの母親の魔法少女姿の痛々しさに頭を痛めるハルだったが、満咲を三代目に仕立て上げる事を思い付き…… 「才能と適性が全て」という魔法少女になれるか適性を測定すれば「こんなに適性が低い女の子は初めて」という結果を突き付けられ、
憧れだった遥奈から「才能が無いのに目指しても苦しむのはあなたなのよ?」と窘められ、挙句「あなたには務まらない」とまで
バッサリ言い切られるあたりは中々に容赦がない。
その上で「辛くても、痛くても、自分は魔法少女になってみんなをキラッキラの笑顔にしたい」という熱意だけで押し切り、
なんとか「魔法少女『見習い』」にはして貰ったけど、実際にコロネと対峙して突き付けられるのは言い訳不可能な敗北。
「無理だ」と窘められた上で「それでも自分は」と無理を押し通した上で自分の「無謀さ」「才のなさ」を突き付けられるのだから
なんとも救いの無い話で ある。 ただ、この物語の主人公は三代目の満咲ではなく、あくまでも二代目のハルで ある、というのがポイント。
作中でも触れられる事ではあるのだ けど、ハル自身も小学校時代は熱心な野球少年であったが、
憧れのチームの監督から「プロは無理だ」と無慈悲な宣告を受けて野球を捨ててしまったという挫折経験を持つ事が語られている。
そんな「才能の無いものが才能が全てみたいな世界を目指す事はただの無謀」だと思い込んでいたハルが、
何度も心を折られながらも魔法少女を諦めない満咲の姿に感化されていく、というのが本作のメインストーリー。
……うん、ストーリーもテーマも王道。
でも諸手を上げて褒められる出来の作品か と言うと……これが中々に難しい。 まず、ストーリー自体がひどく平坦。
その理由は割と明確で、主人公であり才能の無さから挫折経験を味わった筈のハルが「良い子」過ぎるので ある。
いくら自分の代わりの魔性少女が欲しいからって、才能も無く、厳しい現実を実際に突き付けられている満咲という存在を
あっさりと受け入れ過ぎているのでハル自身の変化というか成長がひどくボンヤリとしたものになっている。
例えば最初はドン・キホーテな満咲が「才能がない物が才能が全てみたいな世界を目指す事」に対して
冷淡というかシニカルな姿勢を見せていたのであれば、その後の満咲の姿に感化されて「魔法少女」自体も受け入れる
ハルの変化がより際立ったものになっていただろうと思う。
またキャラクターの使い方もお世辞にも上手いとは言えない。
序盤から登場して満咲とは対照的に悪魔コロネに憧れる少女・散華と満咲の関係が軸になるのか と思っていたら
クライマックスで「ぽっと出」みたいなそれまで大した存在感を示してなかった人物が話の軸となってしまうので
「あれ?これはどの部分が話の軸になっているの?」と困惑する事甚だしい。 満咲の親友・梢恵やハルの友人・宴之助、ハルの妹のつくし、みたいなサブキャラも数こそ多いけれども
結局大したストーリーへの関与を見せないので「これは何のために登場させたキャラなの?」という登場人物が多いのも難点。
結局、各人物を読者に印象付ける事自体が難しくなってしまっている。
思うに、作者は「本当に書きたい部分はここ」という絞り込みや取捨選択を若干苦手としているのではないだろうか?
主人公の人物像がより際立つ描き方や、印象に残らない登場人物の整理など、必要な部分を描き込むという事を覚えないと
読者が受ける印象は「これは何を一番見せたかったのか?」という散漫な物になる。
テーマの選定などは悪くないので、今後は「絞り込み」を意識して作品作りに励まれるべきか と。 「才なき物が憧れだけで道を志してはいけないのか?」という問いをテーマにしたのは悪くないが、書くべき部分の絞り込みが弱く印象が散漫。
https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R3D7RB2VBSXH3I/ https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1EIJLBMZIUCCW/
5つ星のうち1.0卓球という珍しい題材を選んだのは良いが「借り物」に頼り過ぎ。新人作家というのは独自性で勝負してナンボでは?終盤の超展開も納得いかない 新人作家、というものに何を求めるかは人それぞれだと思うのだけ ど、個人的には「独創性」を求めたい。
この作家でなければという題材のチョイスやテーマの選択、キャラの造形、ストーリーの構築……
小説を構成する材料は色々あるけど折角出版社が手間暇かけて世に送り出すのであれば
「これまでの作品・作家には無かった何か」を持った人を送り出して欲しい、というのが人情というものではないだろうか?
表紙を見てお分かり頂けると思うが、本作の題材は卓球。
スポーツもの自体がそれほどメジャーとは言えないライトノベルにおいてまずまず珍しい題材のチョイスと言える。
うん、この点においてはこの作家さんは独自性を発揮している、と言えるだろう。
なので読み始める前の期待値はググっと上がった。
が、読み始めて色々とビックリ。 物語は主人公の飛鳥翔星が未来の日本卓球界を担う卓球選手の育成機関として設けられた卓越学園に入学する所から始まる。
それは良いのだけ どこの卓越学園
やたらと広い敷地に最先端の施設・設備が設けられ、常時ランキングバトルで学生のランキングが争われ、
優秀なランカーには中二っぽい「二つ名」がもれなく付いてくる……って、
こりゃあれだ、少し前にHJ文庫やGA文庫あたりでやたらと刊行された「異能力者育成学園」のテンプレートを
そのまま卓球にスライドさせただけでは?
お約束通りというか、翔星はのっけから横暴なパワーファイター系ランカーに挑まれて逆に力を見せ付ける所までやっているし。
こういうのが「好き」という人もいるから、この手の「異能力者育成学園物」が一大ブームになったんだろうけど、
今さら新人作家にこれをやられてもなあ、という気がする。
そもそも新人云々を別にしてもランキングバトル自体がこの作品中で行われないので設定自体がほぼ無意味。
何のために用意した舞台設定だったんだろう?単に中二な二つ名や技名(定番の「漢字に中二ルビ」)が使いたかっただけか? それはともかく主人公であ る翔星の人物造形が何ともはや
「基本の戦型が前陣速攻のプレーヤーで膝に爆弾を抱えている」って……これ二次創作?
終盤で恐るべきスピードが解放されてぶっちぎりの実力を発揮し始める所まで含めて
まんま松本大洋の名作「ピンポン」の主人公・ペコそのままやん。
しかも序盤の対戦相手が「ピンポン」でペコのライバルの一人だった佐久間ばりに主人公の体力を削るねちっこい作戦を仕掛けたり
(さすがにロブ攻めではなかったけど)
挙句の果てに名前が「風間」だったり……ここまで「借り物」頼みって新人作家がやるべき事なんだろうか?
まだこれなら翔星の悪友的ポジションであ る「温泉卓球の達人(ただしまともな卓球のルールは知らない)」を
徹底的に掘り下げたり、ライバルに仕立て上げた方がオリジナリティが出たと思うのだが、
この悪友キャラ、前半を除くとあまりストーリーに絡んでこなくなってしまうのであ る……これもオリジナリティが弱いと感じた一因。 物語は入学してすぐに対決した中等部では無敵の存在だった白鴎院瑠璃に実力を見込まれた翔星が
新入生歓迎イベントでの上級生とのエキシビションマッチのパートナーを目指して一年生のトーナメントに出場し、
見事パートナーの座を射止めて、エキシビションマッチで瑠璃の姉であり学園最強のプレーヤーであ る紅亜に挑むまでが描かれている。
そのメインのストーリーと絡めて小学校時代に無敵モードだった翔星が自分がまったく叶わなかった女の子を探しに
卓越学園に入学したという事情が明かされたり、瑠璃がどうしても紅亜に挑まなければならない理由が明かされたりする。
後半は紅亜に対して「何が何でも勝たなくては」と自分を追い込み続ける瑠璃の解放がテーマになるのだけ ど、
このままいけば「強さを目指すが故に自分を追い込み続ける悲劇性とそこからの解放」としてテーマが成立する筈が
何故か最後の最後で取って付けた様な恋愛要素が入って来たので「へ?」となった。
楽しい筈の卓球を苦行の様にとらえて強さばかりを求める悲劇性がなんでいきなり恋愛劇に急転換するのか と
……結局、作者は何をテーマにしたかったんだ? スポーツに内在する悲劇性から恋愛ものへの唐突な方向転換なんてオリジナルだろう?と
そんなアピールなのかもしれないが、こういうのは奇を衒っているだけで、オリジナリティとは言わない。
作品を構成する要素に「借り物」が多過ぎ、最後の最後でテーマがブレる。
こういう新人作家をガガガ文庫が何故世に送り出そうとしたのか、首を傾げざるをえない一冊。 https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/R1EIJLBMZIUCCW/
5つ星のうち1.0卓球という珍しい題材を選んだのは良いが「借り物」に頼り過ぎ。新人作家というのは独自性で勝負してナンボでは?終盤の超展開も納得いかない そもそも独自性ありゃ受賞するわけじゃないしなあ
たとえガガガですら 今度初めてガガガに送るんだけどひねくれた主人公のガキがリア充グループに対してお前らは間違ってるだの偽物だの上から目線で説教してれば受賞できるんですよね? >>635
そう思ってるならそれでいいんじゃない?
疑問を覚えるなら歴代受賞作を読んでみよう。 過っ疎過疎だなw
電撃落ちたのをこっちに回す人はいないのか 電撃落ちた組だけど今回のは使い回さずに以前なろうで日刊1位取った作品を修正して出す予定だよ
ファンタジアは見送ることになりそうだなぁ ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています