逃亡者新旧を読んだせいで、ムハマド・ユヌスやジェフリー・サックスの本がまともに読めなくなった。
すべての善意が、地獄への道の舗装材にしか思えなくなっている。

グラミンなんとかでだれだれがどう抑圧から解放されて暮らしが…という話を読むごとに、その裏の
何万人もの地獄絵図が目に見える。
ユヌスの本が、アウシュビッツやポルポトの本にしか思えなくなるんだ。

そして、現実にはいかなる希望もない、完全な絶望の地獄だ、と自覚してしまう…