立花京子が調査したイエズス会の報告書によると
1万人のスペイン兵(テルシオ、カラコール)があれば、日本は容易に征服できると判断されていたそうな。
その根拠だが、全く成程と私は納得するしかなかった。

鉄砲はあっても混成装備で武装による編制装備は全く行われていない。
鉄砲隊は存在せずに槍兵と銃兵とが肩を並べるどころか、入り混じって戦っており、部隊の形を全く為していない。
しかもこれが関ケ原の戦いの現実と言うのだから。

騎兵、歩兵、砲兵を組み合わせて戦う三兵戦術の基本の基さえなせていなかった。
(そもそも砲兵が日本には存在しない)
それが日本の哀しい現実。