>>181
>楼閣と摩天楼
楼閣とはいわゆるtowerの事で摩天楼とはとても高い楼閣の事です。
後に昇降機と出てきますが、この摩天楼とはビルの事でしょうか?
摩天楼が比喩で大正ならばビルくらいしか該当しないのでその前提で話しますが、
ビルディング/ビルヂングと振らなくても伝わるでしょうか?

それと、大正時代に東京でエレベーター付きの高い建物というのは地域や建物そのものを特定出来てしまいます。
大正七年は(関東)大震災以前なのでエレベーター付きといえばデパートか浅草一二階です。震災以後なら丸の内などのオフィス街です。
もし、この様に特定されてしまうと「史実とは少しばかり違う」の部分と齟齬が出てしまうのであれば冒頭の舞台を変えたほうが良いかもしれません。

>この文明進歩目覚しい大正という時代をよく表した装いだ。
どちらかと言うとこの格好は明治ですね。女の人は和装が多いですが都市部であれば現代と大して変わりません。

>社交場帰りの彼女は
社交場・サロンというのは特定の場所を指すのではなく談話に適した広い場所全般を指します。
具体的に何処で談話が行われていたかと言うと、金持ちの大豪邸の広間やダンスホールなどです。
具体的な場所を書かないと彼女が何処に居たのかわかりません。

あと念の為、美飾服と書いてドレスですが、web小説でよく使われますが、これはDQNネームの女性名で最近出てきた当て字です。