>>272
冒頭から3話、「妖精と人形」まで。

全体に印象が薄く、展開が遅い。

イントロおよびThe First〜1話の冒頭にあるレポート云々が主人公を監視するものであることは推察されるけど
その内容が通り一遍で、設定やそのキャラクターを感じさせる部分がない。
例えばこの時点では「20XX年」が「2010年」でも通ってしまう。
その後にちらほらと見え隠れする近未来SF設定についても、それ要る?程度の印象しか無い。
(普通のタクシーじゃダメなのか、メイドが人間じゃダメなのか等)

イントロの締め方がぼんやりとしている。
何が昏倒の原因だったかは本筋に任せるにしても、彼女の存在は必要だった?
彼女のキャラが一切語られていないこと、彼女が呼び出した理由が語られていないこと、
特に何の問題提起もされていないように感じることもあわせて
何のためのイントロなのかが全く分からない。

The First〜1話についてもやっぱりパッとしない。
イントロからの場面転換が唐突で、戸惑っている間に医者がどうこうという愚痴に入る。
そして出会ったものが何者なのかも分からないうちに次のエピソードに続く、となって
何の説明もされないまま終わる。

分かりやすい引きとしては
最後に「眠っている人物が銀髪の少女だった」などとして
、次に不安感では無く期待を持たせておくのが良いかと。
話の本筋も早い段階で明確に見せておいた方が興味を引きやすい。
一方で主人公の過去話や医者の対応などの枝葉については慌てて説明せずに
キャラ紹介時点では結果の部分だけ説明、後々他のキャラと雑談するときの話のネタくらいに考えて
不要なら捨ててしまっても良いと思う。

他にも「医者をたらい回し」なんていうのは半月程度で言うのかな、とか
日本語表現ももうひと伸び出来そうな余地が色々。
全体にもっとすっきりした分かりやすい作りに出来るのでは。